赤の防御円/Circle of Protection: Red
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解説
赤はプレイヤーに直接ダメージを与える手段が最も豊富な色のため、これは防御円の中で最も使われるカードである。それに加えて、赤はエンチャントを破壊できない色であることも、これの対赤カードとしての信頼性・安定性を高めている。
対戦相手が赤でなくても無駄にならない物語の円/Story Circleが選択可能な環境でさえ、赤の高速デッキに対抗するため用いられることもしばしば。多色デッキで使いやすいのも利点。
一方、赤にとっては永遠の天敵カード。それゆえに時代ごとに様々な対抗手段が講じられてきた(赤が濃いデッキでは、アーティファクトに頼って対策する方が一般的といわれる)。
- 赤カードによる対抗策
- 軽減されないダメージ(ウルザの激怒/Urza's Rage、悪魔火/Demonfire)。
- 軽減そのものを禁止(鋭い痛み/Flaring Pain)。
- Anarchyや黙示録/Apocalypseで除去。
- 軽減用のマナを出してもダメージを与える魔力のとげ/Manabarbs。
- 土地破壊によるマナ拘束。しかし、これのマナ・コストと起動コストの軽さの前では効果が薄い。
- 他の色による対抗策
- アーティファクトの全体除去(ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskは伝統的な対抗策)。
- 白や緑をタッチして除去(古くは解呪/Disenchantや平穏/Tranquilityなど)。
- 赤でないダメージ発生源を増やす。デッキを多色化してダメージの色を散らしたり、無色のダメージ源(主にアーティファクト)を利用する。
- ダメージを別の色に変える(Ghostly Flameやスランのレンズ/Thran Lens、ひずんだレンズ/Distorting Lens)。
- 選別の秤/Culling Scalesで破壊。
- 真髄の針/Pithing Needleで封じ込める。
- 冬の宝珠/Winter Orbでマナを制限(かつてはよく採用された)。
対戦相手からのダメージを軽減するだけでなく、自分の発生源からのダメージ軽減にも使える。例えば、オーク弩弓隊/Orcish Artilleryとの組み合わせは、マジック最初のコンボの1つ。黎明期には、この手のコンボ用としてメインデッキに投入されていたことも。