プロジェクトX
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プロジェクトX(Project X)は、Magic Onlineのヴァンガード構築で登場した無限コンボデッキ。サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotterと墓所の勇者/Crypt Championによる循環コンボに加え、アバターのTeysa, Orzhov Scionをフィニッシャーに据えた物である。
伝説のクリーチャー — 人間(Human) スカウト(Scout)
サッフィー・エリクスドッターを生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。このターン、それがあなたの墓地に置かれたとき、そのカードを戦場に戻す。
2/2クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
二段攻撃
墓所の勇者が戦場に出たとき、各プレイヤーは自分の墓地にあるマナ総量が3以下のクリーチャー・カード1枚を戦場に出す。
墓所の勇者が戦場に出たとき、それを唱えるために(赤)が使われていないかぎり、それを生け贄に捧げる。
ライフ回復として定番の魂の管理人/Soul Wardenやロクソドンの教主/Loxodon Hierarchを加え、ビートダウンに強い。上記のコンボがまわれば、好きなだけ1/1飛行持ちスピリット・トークンを出せる。そのあとは召喚酔いが解けるのを待つか、ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Huskで勝負を決める。
後に通常のスタンダード版も作られ、世界選手権06に登場。こちらはトークンを出す手段にオルゾフの御曹子、テイサ/Teysa, Orzhov Scionや死の守り手、セックァー/Sek'Kuar, Deathkeeperが使われる。色の関係でロクソドン・ヒエラルキーに組み込まれることが多い。
ダメージ勝負の相手は無限ライフコンボのみで封殺できる上、コンボ始動前もロクソドンの教主/Loxodon Hierarch、サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter、魂の管理人/Soul Warden辺りでライフを水増しできるため粘り強く、一瞬の隙を突いての召喚の調べ/Chord of Callingでコンボを完成させる、という奇襲性も併せ持つ。
またパーツの殆どが単体でも有効なため、完成するまで一種のグッドスタッフのように振舞ってゲームを進められる柔軟性も強み。 クロックが意外に高く、相手次第では普通に殴り合っているだけで押し勝てることも少なくはない。
- 墓所の勇者/Crypt Championを循環させる際は相手もクリーチャーを戻せることに注意。
- 例えば、相手がボトルのノーム/Bottle Gnomesをコントロールしていた(もしくは墓地に落ちている)場合、対戦相手側も無限のライフを得てしまう。
- 逆に宮廷の軽騎兵/Court Hussarが相手の墓地にいたら相手のライブラリーアウトで勝つことができる。墓地から戻す能力は必ず行われるからだ。
グランプリ京都07では準優勝の結果を残す奮闘を見せた。→(*2)
ループの止め方
- 墓所の勇者/Crypt Championが場に出たとき、リアニメイト能力がスタックに乗ったのに対応して、すべてのサッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotterを何らかの方法で墓地から取り除く。
- サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotterの起動型能力のプレイに対応して墓所の勇者/Crypt Championを除去する。
- 硫黄の精霊/Sulfur Elementalを2枚出すなどして、サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotterを場に出させない。
- 真髄の針/Pithing Needleで指定サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter。
など。
Magic Online版
- 備考
- Magic Online(参考)
- 使用者:Kbright
- フォーマット
スタンダード版
- 次元の混乱参入後のスタンダードバージョン。
- 魂の管理人/Soul Wardenが本質の管理人/Essence Wardenに差し替えられているのが特徴的。これにより硫黄の精霊/Sulfur Elemental一枚でコンボを封殺されることがなくなる。