新枠

提供:MTG Wiki

2014年7月2日 (水) 11:09時点における141.0.8.140 (トーク) - whois による版
移動: 案内, 検索

新枠(New Card Frame)とは、第8版発売にあたり一新された、カード枠のデザインの通称。スカージまで使用されていた枠デザインを「旧枠のカード」、第8版以降の枠デザインのカードを「新枠のカード」と呼ぶ。

目次

第8版~コンスピラシーのカード枠

第8版の発売に伴い、スカージまで使用されていたカード枠が一新された。時のらせんタイムシフトカードなど一部を除き、コンスピラシーまでこの枠が使用された。

旧枠からの主な変更点は以下のとおり。

ボックスの新設と文字色の変更
カード名マナ・コストの行、タイプ行、及びP/Tがボックス内に書かれるようになった。該当箇所の文字の色も白から黒となり、従来と比べて見やすくなっている(参考:旧枠の《センギアの吸血鬼》/新枠の《センギアの吸血鬼》)。
ピンラインの新設
イラスト文章欄に沿ってを表すピンラインが設けられた。特に多色カードの色を視覚的に区別しやすくなっている(参考:旧枠の《ヤヴィマヤの火》/新枠の《ヤヴィマヤの火》)。
背景および文章欄のデザインの変更
背景デザインがそれぞれすべて変更された(,,,,,多色,アーティファクト,土地)。特にアーティファクトの背景色は、従来の「」から「」に一新され話題となった。
  • 新枠に移行して久しい現在でも「○茶単」といった言い方は便宜的に残っており、「○銀単」といった言い方はほとんどされていない。
  • 変更後しばらくの間は、白のカードと見分けがつきにくい色調であったが、フィフス・ドーン以降はより暗い色味の銀色となり、金属の質感を表す模様を強調することで改善が図られている。詳細はアーティファクト#その他を参照。
文章欄のデザインも、従来はその色らしさを表す模様(の波紋やアーティファクトの万華鏡模様など)が多少なりとも施されていたが、新枠ではいずれも無地に近いものになっている。
イラスト面積の拡大
従来と比べ、やや横に広くなっている。

基本セット2015以降のカード枠

基本セット2015発売に伴い、再びカード枠の変更が行われた。より機能性を向上させるための変更であり、第8版以降のカード枠をベースに細部が変更された。

コンスピラシーまでのカード枠からの主な変更点は以下のとおり。

フォントの変更
カード名とタイプ行に使われていたフォントが変更され、新フォント「Beleren」が採用された。
ホログラムの追加
すべてのレア神話レアのカード、および一部のプロモーション・カードFNMプロモなど)に楕円のホログラムが付けられる。高レアリティのカードに箔をつけるとともに偽造への対策を兼ねている。
各種コレクター情報
カード下部により多くのコレクター情報が記載されるようになった。従来までのコレクター番号、著作権表記、アーティスト名に加え、稀少度の頭文字(コモン(C),アンコモン(U),レア(R),神話レア(M),基本土地(L),プロモーション・カード(P))、収録カードセット(略号)、言語といった情報が記載される。また、各種プレミアム・カードはそれが情報でも区別できるように、稀少度情報と収録カードセット情報の間の「・」が「★」になっている。
外枠のサイズの減少
カードの外枠(黒枠の部分)の幅がおよそ1ミリほど狭まった。

その他

文字やイラストの拡大、及びアーティファクトの銀色枠はWotC社の当初からの悲願であったらしく(後者は印刷技術やコストの問題で折り合いがつかなかった)、新枠への変更はその悲願の実現と言える。ただ、特に当時の古参プレイヤーの間では賛否両論だったようで、新枠への変更を知ったプレイヤーの中には「新枠のカードは買わない」と宣言する者さえ居たという。

  • 枠はゲームの機能には影響しない。
  • 次元の混乱未来予知タイムシフトには、旧枠と新枠のどちらでもない独自の枠が使用されているが、これらも発売前後には通例「新枠」と呼ばれることがあった。そちらの詳細はタイムシフトの項を参照のこと。なお、再録の際には通常の新枠で印刷されている。

参考

MOBILE