幻影の像/Phantasmal Image

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2011年12月29日 (木) 16:26時点における220.111.65.35 (トーク) - whois による版
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クローン/Cloneの亜種。2マナ軽いが、コピーする際にイリュージョンクリーチャー・タイプが追加され、呪文能力対象になったときに生け贄に捧げられてしまう。

フィニッシャー級のクリーチャーをコピーする場合にはペナルティ能力による脆さが痛いところ。軽さを活かし、187クリーチャーや生け贄に捧げる能力を持つクリーチャーなどをコピーして、使い捨てのつもりで使ってしまってもよいだろう。どうせ2マナと割り切って考えれば、そこそこの中堅クリーチャーに化けただけでもそれほどコスト・パフォーマンス的に損はしていない。

クローンの亜種の中では屈指の使いやすさを誇り、スタンダードで頻繁に見かけるカード。基本セット2012で共に登場した幻影サイクルの仲間たちと共にイリュージョン・デッキを成立させたほか、青白コントロールでは太陽のタイタン/Sun Titan回収するギミックと共に用いられる。またを用いるタイプの出産の殻でもマナ・クリーチャーからサーチできる2マナ枠としてよく採用され、強力クリーチャーをコピーする他にも、性能度外視でほどよい点数で見たマナ・コストを持つクリーチャーをコピーし出産の殻/Birthing Pod生け贄要員としても活躍している。ただしいずれの場合も、単体では役に立ちづらいことに加え、メタゲームの有力位置に単体火力を擁するスライが存在することから、枚数は1~2枚に抑えられることがほとんど。

利用

伝説のクリーチャーをコピーすることで、対消滅させて除去することもできる。強力な伝説のクリーチャーが多い環境ならば、2マナ除去として機能してくれる。大祖始/Progenitus引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornなど、高い除去耐性を持つ伝説のクリーチャーを倒せるのは強みである。

被覆呪禁を持つクリーチャーをコピーするとデメリットを無視できるので、フィニッシャーとするならばそこを狙いたい(幻影の像のコピー能力は対象を取らないので、被覆や呪禁を持つクリーチャーに化けることができる)。またPIG能力持ちとも相性がよく、死亡しやすくなって能力誘発の機会が増やせるうえ、天敵である追放系除去を食らっても(追放されるより先に、対象になったことで生け贄に捧げられるため)墓地に行けるようになる。

イリュージョンのクリーチャー・タイプが残ることを活かし、非実在の王/Lord of the Unrealとセットで使うと効果的。その際、非実在の王に化けてしまうのも有効。コピー元と違い自身も強化されるため、たった2マナで4/4の呪禁持ちになるうえ、他のイリュージョンであるクリーチャーも強化できる。あるいは、同じペナルティ能力を持つ幻影のドラゴン/Phantasmal Dragonに化けてしまえば、ペナルティ能力追加の意味がないので少しお得である。

ルール

  • コピーするクリーチャーをいつ選ぶかなど基本的なルールは、クローン/Cloneのルールを参照。
  • コピーしないことを選んだ場合、生け贄に捧げる能力は持たない。
  • コピーした場合、イリュージョンのクリーチャー・タイプと生け贄に捧げる能力は、コピー可能な値に追加される。したがってこれを他のカードがコピーした場合、その影響もコピーされる。
  • クリーチャー化している非クリーチャー・パーマネントをコピーした場合、生け贄に捧げる能力は追加されるがイリュージョンのサブタイプは追加されない。その後クリーチャー化してもイリュージョンではない。(CR:205.3d)

関連カード

サイクル

基本セット2012の幻影クリーチャーサイクルコモンアンコモンレアに一枚ずつ存在し、いずれも「呪文能力対象になったとき、それを生け贄に捧げるペナルティ能力を持つ。

参考

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