迫撃鞘/Mortarpod
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自身を生け贄に捧げて1点火力とする起動型能力を持たせる装備品。生体武器だが、修整値は最低限の+0/+1のみ。
イメージとしては装備品というより砲台に近い。与えるダメージはわずか1点であるが、タフネス1のクリーチャーは意外に多く、トークンによって1回分のブロッカー兼火力も保障されているのも重要。
リミテッドではチャンプブロック要員に装備させ、ブロックした後に対戦相手にダメージを飛ばしたり、タフネスの低いシステムクリーチャーを撃ち落としたりと活躍の機会は広い。1回のゲーム中にこれだけで4点以上のダメージを与えていた、なんてこともしばしば。
スタンダードやエクステンデッドでも石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticからサーチできる除去として、様々なデッキに1枚挿しされている。戦隊の鷹/Squadron Hawkやこちらの鷹を一掃する狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage、各種ウィニーやマナ・クリーチャーなどが主な標的。
- 起動型能力を持つのは、迫撃鞘ではなく装備したクリーチャーである。ダメージの発生源も同様。
- プロテクションなどは装備したクリーチャーの色や特性を参照する。忘れがちだが生体武器で生み出される細菌トークンは黒であるので、プロテクション(黒)にダメージを与えるには、黒でない別のクリーチャーにつけ替える必要がある。
- ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revokerなどで「迫撃鞘」と指定しても、装備能力が起動できなくなるだけである。ダメージを与える能力を封じたいなら、装備しているクリーチャーのカード名を指定する必要がある。また細菌というカード名をもつカードは現状存在しないので、細菌トークンは指名自体ができない点に注意。
- このことを利用して感染や接死持ちに装備するのもよいだろう。同ブロックでは屍百足/Necropedeなどの感染+PIG能力持ちと相性がよい。
参考
- カード個別評価:ミラディン包囲戦 / ファイレクシア陣営 - アンコモン