霊魂放逐/Remove Soul
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*元々は「[[召喚]]呪文を打ち消す」という表記であり、[[第6版]]より前のルールでは、[[アーティファクト・クリーチャー]]呪文を打ち消すことができなかった。「召喚呪文」にはアーティファクト・クリーチャー呪文は含まれなかったため。 | *元々は「[[召喚]]呪文を打ち消す」という表記であり、[[第6版]]より前のルールでは、[[アーティファクト・クリーチャー]]呪文を打ち消すことができなかった。「召喚呪文」にはアーティファクト・クリーチャー呪文は含まれなかったため。 | ||
**[[カード名]]は「魂を放逐する」というイメージなので、魂を持たないアーティファクト・クリーチャーは打ち消せないという設定もあった([[恐怖/Terror]]と同じ理屈)。現在は召喚呪文という用語は撤廃され、判りやすくなるとともに強化されたが、カードのイメージは若干崩れている。 | **[[カード名]]は「魂を放逐する」というイメージなので、魂を持たないアーティファクト・クリーチャーは打ち消せないという設定もあった([[恐怖/Terror]]と同じ理屈)。現在は召喚呪文という用語は撤廃され、判りやすくなるとともに強化されたが、カードのイメージは若干崩れている。 | ||
− | **後にそのイメージ問題を克服した[[カード名]]の[[同型再版]]カード、[[本質の散乱/Essence Scatter]]が登場。「Removal(Remove)」の響きは黒のフレイバーで、すでに存在する(おそらく魂を持っている)クリーチャーに働きかけるのではなく召喚行為を無効にするのであって、魂を引き裂くのは[[青]]らしくないことから、[[基本セット2010]]では本質の散乱と入れ替わりで[[基本セット]]落ちした(→[http://www.wizards.com/Magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/47 A Fresh Coat of Magic Paint]参照)。 | + | ***後にそのイメージ問題を克服した[[カード名]]の[[同型再版]]カード、[[本質の散乱/Essence Scatter]]が登場。「Removal(Remove)」の響きは黒のフレイバーで、すでに存在する(おそらく魂を持っている)クリーチャーに働きかけるのではなく召喚行為を無効にするのであって、魂を引き裂くのは[[青]]らしくないことから、[[基本セット2010]]では本質の散乱と入れ替わりで[[基本セット]]落ちした(→[http://www.wizards.com/Magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/47 A Fresh Coat of Magic Paint]参照)。 |
+ | *[[同型再版]]として、上記の本質の散乱に加え、[[ポータル]]系列で登場した[[まやかしの召喚/False Summoning]]および[[急襲/Preemptive Strike]]がある。 | ||
+ | *[[否認/Negate]]とは[[マナ・コスト]]が同じだが[[対象]]にする呪文の種類が正反対になっている。 | ||
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*[[魂の操作/Soul Manipulation]] - 霊魂放逐か[[死者再生/Raise Dead]]の[[モード]]の一方か両方を選べる[[青黒]]の[[多色]]呪文。3マナ。 | *[[魂の操作/Soul Manipulation]] - 霊魂放逐か[[死者再生/Raise Dead]]の[[モード]]の一方か両方を選べる[[青黒]]の[[多色]]呪文。3マナ。 | ||
*[[心理の障壁/Psychic Barrier]] - 対象とした呪文の[[コントローラー]]の[[ライフ]]を1点[[失う|失わせる]]。2マナダブルシンボル。 | *[[心理の障壁/Psychic Barrier]] - 対象とした呪文の[[コントローラー]]の[[ライフ]]を1点[[失う|失わせる]]。2マナダブルシンボル。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
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*[[カード個別評価:Masters Edition 3]] - [[コモン]]2 | *[[カード個別評価:Masters Edition 3]] - [[コモン]]2 | ||
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2011年5月16日 (月) 21:46時点における版
クリーチャー呪文であれば確実に打ち消せるので、特にビートダウンに対しては有効に働く。しかし、第5版当時は対抗呪文/Counterspell・雲散霧消/Dissipate・Force of Will・Arcane Denial・魔力消沈/Power Sinkと飽和状態でデッキに入れるスロットがなく、ストロングホールドで同じマナ・コストで不確実ながらどんな呪文にも対処できるマナ漏出/Mana Leakが登場、テンペスト・ブロックがスタンダード落ちしてからもウルザ・ブロックには誤算/Miscalculationというマナ漏出の代替手段が存在した。対戦相手のデッキによらず活躍しやすいため、かつてはそちらの方が優先されることが多かった。軽量なカウンターが減ってからもマスクス・ブロックには優秀なピッチスペルが、続くインベイジョン・ブロックにも多色ではあるが吸収/Absorb、蝕み/Undermineといった強力な確定カウンターやキャントリップ付きの除外/Excludeが存在したため、それらを押しのけてこのカードが採用されることは少なかった。しかし神河ブロックが参入した辺りから、コントロールデッキにおいてもクリーチャー・カードの採用率が高くなったことで評価が上がり始め、マナ漏出もルーンのほつれ/Rune Snagもスタンダードから退場してからは、幅広く使われるようになった。
リミテッドにおいては最大の脅威はクリーチャーであることが多く、マナ漏出より優先される。
- 元々は「召喚呪文を打ち消す」という表記であり、第6版より前のルールでは、アーティファクト・クリーチャー呪文を打ち消すことができなかった。「召喚呪文」にはアーティファクト・クリーチャー呪文は含まれなかったため。
- カード名は「魂を放逐する」というイメージなので、魂を持たないアーティファクト・クリーチャーは打ち消せないという設定もあった(恐怖/Terrorと同じ理屈)。現在は召喚呪文という用語は撤廃され、判りやすくなるとともに強化されたが、カードのイメージは若干崩れている。
- 後にそのイメージ問題を克服したカード名の同型再版カード、本質の散乱/Essence Scatterが登場。「Removal(Remove)」の響きは黒のフレイバーで、すでに存在する(おそらく魂を持っている)クリーチャーに働きかけるのではなく召喚行為を無効にするのであって、魂を引き裂くのは青らしくないことから、基本セット2010では本質の散乱と入れ替わりで基本セット落ちした(→A Fresh Coat of Magic Paint参照)。
- カード名は「魂を放逐する」というイメージなので、魂を持たないアーティファクト・クリーチャーは打ち消せないという設定もあった(恐怖/Terrorと同じ理屈)。現在は召喚呪文という用語は撤廃され、判りやすくなるとともに強化されたが、カードのイメージは若干崩れている。
- 同型再版として、上記の本質の散乱に加え、ポータル系列で登場したまやかしの召喚/False Summoningおよび急襲/Preemptive Strikeがある。
- 否認/Negateとはマナ・コストが同じだが対象にする呪文の種類が正反対になっている。
関連カード
主な亜種
- 除外/Exclude - キャントリップ付きの霊魂放逐。3マナ。
- 抗い難い知力/Overwhelming Intellect - 対象とした呪文の点数で見たマナ・コスト分のカードを引く。6マナダブルシンボル。
- 魂の操作/Soul Manipulation - 霊魂放逐か死者再生/Raise Deadのモードの一方か両方を選べる青黒の多色呪文。3マナ。
- 心理の障壁/Psychic Barrier - 対象とした呪文のコントローラーのライフを1点失わせる。2マナダブルシンボル。