テンポラル・ストーム
提供:MTG Wiki
(新しいページ: ''''白青黒ストーム'''とは、Magic Onlineのフォーマットの一つであるPauperに存在する時間の亀裂/Temporal Fissureを中心とした[[ス...')
新しい編集→
2011年2月22日 (火) 21:58時点における版
白青黒ストームとは、Magic Onlineのフォーマットの一つであるPauperに存在する時間の亀裂/Temporal Fissureを中心としたストーム系コンボ・ビートダウンデッキ。
概要
基本的な動きはストームデッキのそれであるが、ストーム持ちのカードをフィニッシャーとしてではなく相手をビートダウンするための補助として用いているところがこのデッキと一般的なストームデッキとの大きな違いである。
うまく決まれば相手の戦場がさら地になった上に自分の戦場に大量のクリーチャーが残るため、現時点でのpauper環境で常にメタゲームの最前線に位置する強力なコンボ・ビートデッキとなっている。
ソーサリー
パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
あなたが唱える青の呪文と赤の呪文は、それを唱えるためのコストが(1)少なくなる。
(1)(黒):夜景学院の使い魔を再生する。
クリーチャー — フェアリー(Faerie)
飛行
フェアリーの大群が戦場に出たとき、土地を最大2つまでアンタップする。
サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
このデッキの核となる動きは、使い魔、バウンスランドとフリースペルの組み合わせである。
まずは序盤で夜景学院の使い魔/Nightscape Familiarなどの使い魔とバウンスランドを同時に展開していく。
使い魔とバウンスランドを含めた土地が3枚程度展開されて場が整ったらコンボ開始。コストを軽減された熟考漂い/Mulldrifterや強迫的な研究/Compulsive Researchでデッキを掘り進めつつ、大あわての捜索/Frantic Searchやフェアリーの大群/Cloud of Faeriesを用いてストームを稼いでいき、ストームがたまったら時間の亀裂/Temporal Fissureを用いて相手の戦場をさら地にしたのち、相手が体制を立て直す前に展開した熟考漂い/Mulldrifterやフェアリーの大群/Cloud of Faeriesで相手をビートダウンするのが勝ちパターンとなる。
時間の亀裂/Temporal Fissureがいわば激動/Upheavalのような働きをするため激動デッキの亜種とも言えるかもしれないが、激動デッキと違い相手の場だけ壊滅させることができる点、戻すパーマネントを一つずつ選べるため、状況によっては自分の戦場に展開しているフェアリーの大群/Cloud of Faeriesや熟考漂い/Mulldrifterを戻すことができる点から激動デッキよりも柔軟性が高い。また、デッキの性質上既存のストームデッキのように一刻も早くコンボを決めなければならないわけでもなく、むしろ相手の展開状況に応じてコンボを開始させることができるためある意味では既存のストームデッキよりやっかいである。
また、もみ消し/Stifleなどのストームを食い止めるためのカードが環境に存在しないことや、相手のライフを削る手段を戦場に出ているクリーチャーに依存するビートダウン中心の環境であることがこのデッキをさらに凶悪なものに仕上げている。
- このデッキに対抗する場合手札破壊やパーミッション、土地破壊を絡めたデッキが考えられるが、この手のデッキは同環境での最大勢力である親和デッキなどのビートダウンデッキに総じて弱いことから、完全なメタデッキとして成立しきれていないのが現状である。
- デッキにもよるが、コモンのフリースペル3種フェアリーの大群/Cloud of Faeries、大あわての捜索/Frantic Search、断絶/Snapをフル投入しているデッキも珍しくない。改めてフリースペルの凶悪さを思い知ることができる。