ブースター・ドラフト

提供：MTG Wiki

2010年8月18日 (水) 20:49時点における版

ブースター・ドラフト/Booster Draftとは、リミテッド形式の1つ。 未開封パックを1人3つ持ち、1パックを開封しそのうちの1枚を取り、伏せて置く。残りのカードは隣のプレイヤーに渡す。 その後、「回ってきたカードから1枚取って（これをピックという）、残りを隣に渡す」を繰り返し、これを15枚のカードを全員がピックするまで続ける。 この手順を3パックぶん繰り返し、自分がピックした45枚のカードと好きな枚数の基本土地カードで40枚以上のデッキを構築する。

これが基本的なドラフト戦の流れである。

ブースター・ドラフトに必要なのは、

• プレイヤー1人ごとにブースター3パック
• プレイヤー8人（まれに7人）
• 十分な基本土地カード

が認定大会での基本となる。 認定大会の場合、ブースターの開封の順序は発売された順でなければならない（最新のブロックを使わなければならないということはないが、通常はそうである）。

当然パック代が必要となる。また、ドラフト開始前にはジャッジから「勝者総取り」か「ピック取りきり」かを全員に聞かれる。 「勝者総取り」は、シングルエリミネーションの結果の優勝者がレア、プレミアム・カード（まれにアンコモンも）を全て得られるというもの。この方式は負けた人が勝った人にレアを渡していくことで最終的に優勝者にレアが集まる。たまにレアの数が24枚に満たないこともあるが…。 優勝者以外が持ち帰ることができるのはコモンカード。基本土地カードは返却する場合もある（スタッフが返却を要求する旨を伝えなければ返却しなくてもよい）。

「ピック取りきり」は自分がピックしたカードが持ち帰ることができる。特に制限はないのだがデッキの強さと欲しいカードのバランスは崩れる傾向にある。

また、店によっては折衷案の「レアドラフト（順位取り）」もある。 大会が終わったらレア、プレミアム・カードを1箇所に集めロチェスター・ドラフトのように公開する。 その後、1位から順番に欲しいカードをピックして持ち帰ることができる。

ドラフト開始前に無作為に席を決め、プレイヤーは1パック目を開封する。1パック目は左回り、2パック目は右回り、3パック目は左回りでドラフトを行う。 公認大会でK値の高いドラフト戦になると、テーブルジャッジがつき、カードをピックする際に制限時間が設けられる。 また同様にK値の高いドラフト戦ではあらかじめジャッジが開封し、カードに印が入っているカードでドラフト戦を行う。また、自分がピックしたカードおよび土地の枚数、メインデッキに使用するカードをデッキ登録用紙に登録しなければならない場合もある。

ドラフト戦の細かい規則はDCI汎用トーナメント・ルールおよびフロア・ルールに記されている。

• 略して「ブードラ」と呼ばれることも多い。

参考

• ドラフト
• ロチェスター・ドラフト
• リミテッド
• トーナメント用語