スーサイドオース
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2009年2月3日 (火) 15:26時点における版
スーサイドオース/Suicide Oathとは、オース系デッキの1つ。 カウンターオースのうち、ガイアの祝福/Gaea's Blessingによるライブラリー修復を用いないものを特にこう呼ぶ。
目次 |
スタンダード (テンペスト・ブロック+ウルザ・ブロック期)
エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の対戦相手であるとともに、自分よりも多くのクリーチャーをコントロールしているプレイヤーを対象として選ぶ。前者のプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを、クリーチャー・カードが公開されるまで公開してもよい。前者のプレイヤーがそうしたなら、そのプレイヤーはそのカードを戦場に出し、これにより公開された他のすべてのカードを自分の墓地に置く。
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
あなたは茨の精霊の戦闘ダメージを、これがブロックされなかったかのように割り振ってもよい。
7/7クリーチャー — スパイク(Spike)
スパイクの織り手は、その上に+1/+1カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。
(2),スパイクの織り手から+1/+1カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体を対象とし、その上に+1/+1カウンターを1個置く。
(1),スパイクの織り手から+1/+1カウンターを1個取り除く:このターンに与えられるすべての戦闘ダメージを軽減する。
オースでは多くの場合ガイアの祝福/Gaea's Blessingなどのライブラリー回復が用いられるが、当時のスタンダードにはいい回復手段が無かった。 そのため生まれたのが、思い切ってライブラリーの回復を諦め、ただ攻撃のみを考えたこのデッキである。 デッキ名はもちろんこの捨て身っぷり(スーサイド)から来ている。
クリーチャーにはフィニッシャーの変異種/Morphlingや茨の精霊/Thorn Elementalなどと、防御用にスパイクの飼育係/Spike Feederやスパイクの織り手/Spike Weaverが用いられた。
サンプルレシピ
- 備考
- 世界選手権99スタンダード部門6戦全勝(参考)
- 使用者:Xavi Curto
- フォーマット
メインデッキ | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (5) | 1 | 新緑の触感/Verdant Touch | |
3 | スパイクの織り手/Spike Weaver | 3 | 忍び寄るカビ/Creeping Mold |
2 | 茨の精霊/Thorn Elemental | 2 | 木っ端みじん/Splinter |
呪文 (32) | 3 | 不断の霞/Constant Mists | |
4 | ドルイドの誓い/Oath of Druids | 3 | 鎮圧/Quash |
3 | モックス・ダイアモンド/Mox Diamond | 3 | 不毛の大地/Wasteland |
3 | 火薬樽/Powder Keg | ||
3 | 巻物棚/Scroll Rack | ||
1 | 吸血の教示者/Vampiric Tutor | ||
2 | マナ漏出/Mana Leak | ||
2 | 誤算/Miscalculation | ||
1 | 転覆/Capsize | ||
4 | 対抗呪文/Counterspell | ||
3 | 直観/Intuition | ||
4 | 禁止/Forbid | ||
2 | 放逐/Dismiss | ||
土地 (23) | |||
10 | 島/Island | ||
2 | 森/Forest | ||
1 | 真鍮の都/City of Brass | ||
2 | 地底の大河/Underground River | ||
4 | スカイシュラウドの森/Skyshroud Forest | ||
2 | 反射池/Reflecting Pool | ||
2 | 樹上の村/Treetop Village |
エクステンデッド
ガイアの祝福/Gaea's Blessingがローテーション落ちした後のエクステンデッドにも、スーサイド形式のカウンターオースが登場した。
エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の対戦相手であるとともに、自分よりも多くのクリーチャーをコントロールしているプレイヤーを対象として選ぶ。前者のプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを、クリーチャー・カードが公開されるまで公開してもよい。前者のプレイヤーがそうしたなら、そのプレイヤーはそのカードを戦場に出し、これにより公開された他のすべてのカードを自分の墓地に置く。
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
飛行
認識を食うもののパワーとタフネスは、それぞれすべての墓地にあるインスタント・カードの数に等しい。
こちらは認識を食うもの/Cognivoreをフィニッシャーに備えている。 ライブラリーが大量に削れるドルイドの誓い/Oath of Druidsの特性を逆手に取り、軽量ドローも併用して墓地を一気に肥やす。
チーム「YMG」が製作したバージョンがプロツアーヒューストン02を制した。詳しくは下記のデッキリストを参照のこと。
その後はメタの変遷でクリーチャーが減少し衰退。キーカードのドルイドの誓い/Oath of Druids自体が禁止カードに指定され、消滅した。
- ミラディン参入後は等時の王笏/Isochron Scepterを使用したセプターオースが登場したが、結局大成しなかった。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーヒューストン02優勝(参考)
- 使用者:Justin Gary
- フォーマット
メインデッキ | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (2) | 2 | 金粉のドレイク/Gilded Drake | |
2 | 認識を食うもの/Cognivore | 2 | パリンクロン/Palinchron |
呪文 (34) | 2 | マスティコア/Masticore | |
4 | ドルイドの誓い/Oath of Druids | 2 | 火薬樽/Powder Keg |
3 | 破滅的な行為/Pernicious Deed | 2 | 仕組まれた疫病/Engineered Plague |
2 | 生ける願い/Living Wish | 3 | 帰化/Naturalize |
3 | 魔力の乱れ/Force Spike | 2 | 黄塵地帯/Dust Bowl |
4 | 渦まく知識/Brainstorm | ||
1 | マナ漏出/Mana Leak | ||
1 | 撃退/Foil | ||
4 | 蓄積した知識/Accumulated Knowledge | ||
1 | クローサ流再利用/Krosan Reclamation | ||
4 | 対抗呪文/Counterspell | ||
2 | 直観/Intuition | ||
2 | 禁止/Forbid | ||
3 | 嘘か真か/Fact or Fiction | ||
土地 (24) | |||
7 | 島/Island | ||
1 | 沼/Swamp | ||
2 | 森/Forest | ||
4 | 樹上の村/Treetop Village | ||
2 | 地底の大河/Underground River | ||
4 | 汚染された三角州/Polluted Delta | ||
4 | ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast |
- 黒をタッチし破滅的な行為/Pernicious Deedを使用する。
- ドルイドの誓い/Oath of Druidsの通用しないノンクリーチャーデッキには樹上の村/Treetop Villageか生ける願い/Living Wishで対応する。樹上の村/Treetop Villageは破滅的な行為/Pernicious Deedとも相性がよい。