適者生存/Survival of the Fittest
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好きなクリーチャーをサーチできるのと同時に、[[手札]]からクリーチャーを[[墓地に置く]]ことができるため、[[繰り返す悪夢/Recurring Nightmare]]をはじめとした[[リアニメイト]]カードとも相性がよい。今は[[エターナル]][[環境]]でしかできないが、[[ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob]]との[[シナジー]]が凶悪であった。最近では[[墓地]]にあるだけで意味を持つクリーチャーも増加したため、恐るべきアドバンテージ発生装置の側面も強い。 | 好きなクリーチャーをサーチできるのと同時に、[[手札]]からクリーチャーを[[墓地に置く]]ことができるため、[[繰り返す悪夢/Recurring Nightmare]]をはじめとした[[リアニメイト]]カードとも相性がよい。今は[[エターナル]][[環境]]でしかできないが、[[ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob]]との[[シナジー]]が凶悪であった。最近では[[墓地]]にあるだけで意味を持つクリーチャーも増加したため、恐るべきアドバンテージ発生装置の側面も強い。 | ||
− | これを使用した[[デッキ]]、[[サバイバル]]は、時代を問わず各種[[フォーマット]] | + | これを使用した[[デッキ]]、'''[[サバイバル]]'''は、時代を問わず各種[[フォーマット]]で活躍していた。 |
*[[月刊コロコロコミック]]のカードランキングにて1位に選ばれていた。 | *[[月刊コロコロコミック]]のカードランキングにて1位に選ばれていた。 | ||
*かなり貴重な[[プレミアム・カード]]が存在する([[裏切り者の都/City of Traitors]]を参照のこと)。 | *かなり貴重な[[プレミアム・カード]]が存在する([[裏切り者の都/City of Traitors]]を参照のこと)。 | ||
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+ | [[2001年]]4月1日より、[[エクステンデッド]]で[[禁止カード]]に指定された。このカードが[[スタンダード]]を去ってから追加された強力なクリーチャーにより、ただでだえ高い[[カードパワー]]がさらに高まったため<ref>[https://web.archive.org/web/20010407085010/http://www.crystalkeep.com/magic/rules/dci/update-010301.txt DCI(TM) Banned and Restricted List Announcement(Internet Archive)](有志による[[DCI]]の引用 [[2001年]]3月1日)</ref>。 | ||
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+ | [[2011年]]1月1日より、[[レガシー]]で[[禁止カード]]に指定された<ref>[https://web.archive.org/web/20110425035034/http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/122l December 20 2010 DCI Banned & Restricted List Announcement(Internet Archive)]([[Daily MTG]] [[2010年]]12月20日)</ref>。サバイバル系デッキの勝率が著しく高く、[[環境]]から多様性を奪っていたため。[[復讐蔦/Vengevine]]など他のカードの禁止も検討されたが、復讐蔦を採用しないサバイバルも存在していることや、[[腐る|腐った]]対策カードを[[コンボパーツ]]に入れ替えられる汎用性が理由となった<ref>[https://web.archive.org/web/20110425035034/http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/122l Explanation of December 2010 B&R Changes(Internet Archive)](Daily MTG 2010年12月20日 [[Erik Lauer]]著)</ref>。 | ||
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+ | [[2025年]]2月11日より、[[統率者戦]]への[[ブラケット]]制導入に伴い[[ゲームチェンジャー・カード]]に指定された。サーチカードの中でもトップクラスの性質を持ち、コンボパーツを揃えたり、ゲームの再現性を高めすぎてしまうため<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/announcements/introducing-commander-brackets-beta Introducing Commander Brackets Beta]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0038508/ 「統率者戦ブラケット(ベータ版)」導入のお知らせ]([[Daily MTG]] [[2025年]]2月11日 [[Gavin Verhey]]著)</ref>。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
*[[基本セット2011]]で適者生存を[[内蔵]]したクリーチャー版[[リメイク]]である[[獣相のシャーマン/Fauna Shaman]]が登場した。それ以前にも[[Demonic Consultation]]式サーチである[[ネメシス]]の[[預言する妖術使い/Divining Witch]]、探すのが[[インスタント]]かエンチャントであるが[[無作為]]にディスカードさせられる[[アポカリプス]]の[[とっぴな研究/Wild Research]]、1マナ以下アーティファクト限定版の[[フィフス・ドーン]]の[[工匠の直感/Artificer's Intuition]]などが登場している。 | *[[基本セット2011]]で適者生存を[[内蔵]]したクリーチャー版[[リメイク]]である[[獣相のシャーマン/Fauna Shaman]]が登場した。それ以前にも[[Demonic Consultation]]式サーチである[[ネメシス]]の[[預言する妖術使い/Divining Witch]]、探すのが[[インスタント]]かエンチャントであるが[[無作為]]にディスカードさせられる[[アポカリプス]]の[[とっぴな研究/Wild Research]]、1マナ以下アーティファクト限定版の[[フィフス・ドーン]]の[[工匠の直感/Artificer's Intuition]]などが登場している。 | ||
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*[[黒]]には[[ライブラリー]]ではなく[[墓地]]から手札に加えられる[[拷問生活/Tortured Existence]]もある。 | *[[黒]]には[[ライブラリー]]ではなく[[墓地]]から手札に加えられる[[拷問生活/Tortured Existence]]もある。 | ||
*[[マジック・オリジン]]では、このカードを意識したデザインとして[[起動コスト]]がクリーチャーの[[生け贄]]になった[[進化の飛躍/Evolutionary Leap]]が登場している。しかし流石にクリーチャーの補充がサーチではなくなっており、その部分は弱体化されている。[[破滅の刻]]では、大型化してしまったが万能サーチになった[[穢れた血、ラザケシュ/Razaketh, the Foulblooded]]も登場。そこからさらに[[戦場]]に直接出せてしまうものは[[出産の殻/Birthing Pod]]の項を参照。 | *[[マジック・オリジン]]では、このカードを意識したデザインとして[[起動コスト]]がクリーチャーの[[生け贄]]になった[[進化の飛躍/Evolutionary Leap]]が登場している。しかし流石にクリーチャーの補充がサーチではなくなっており、その部分は弱体化されている。[[破滅の刻]]では、大型化してしまったが万能サーチになった[[穢れた血、ラザケシュ/Razaketh, the Foulblooded]]も登場。そこからさらに[[戦場]]に直接出せてしまうものは[[出産の殻/Birthing Pod]]の項を参照。 | ||
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2025年5月12日 (月) 22:45時点における版
エンチャント
(緑),クリーチャー・カードを1枚捨てる:あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
繰り返し使えるクリーチャー限定のサーチエンチャント。今風に言うと、クリーチャー全般をタイプ・サイクリングをしているようなものである。
単体で直接アドバンテージを得ることはできないが、融通性、速効性が高く、またそれ以上に様々なカードとシナジーを持つ優秀なエンチャント。単純に使っても、中盤過ぎの極楽鳥/Birds of Paradiseをファッティに替えられるなど、便利である。
好きなクリーチャーをサーチできるのと同時に、手札からクリーチャーを墓地に置くことができるため、繰り返す悪夢/Recurring Nightmareをはじめとしたリアニメイトカードとも相性がよい。今はエターナル環境でしかできないが、ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabobとのシナジーが凶悪であった。最近では墓地にあるだけで意味を持つクリーチャーも増加したため、恐るべきアドバンテージ発生装置の側面も強い。
これを使用したデッキ、サバイバルは、時代を問わず各種フォーマットで活躍していた。
- 月刊コロコロコミックのカードランキングにて1位に選ばれていた。
- かなり貴重なプレミアム・カードが存在する(裏切り者の都/City of Traitorsを参照のこと)。
禁止指定
2001年4月1日より、エクステンデッドで禁止カードに指定された。このカードがスタンダードを去ってから追加された強力なクリーチャーにより、ただでだえ高いカードパワーがさらに高まったため[1]。
2011年1月1日より、レガシーで禁止カードに指定された[2]。サバイバル系デッキの勝率が著しく高く、環境から多様性を奪っていたため。復讐蔦/Vengevineなど他のカードの禁止も検討されたが、復讐蔦を採用しないサバイバルも存在していることや、腐った対策カードをコンボパーツに入れ替えられる汎用性が理由となった[3]。
2025年2月11日より、統率者戦へのブラケット制導入に伴いゲームチェンジャー・カードに指定された。サーチカードの中でもトップクラスの性質を持ち、コンボパーツを揃えたり、ゲームの再現性を高めすぎてしまうため[4]。
関連カード
- 基本セット2011で適者生存を内蔵したクリーチャー版リメイクである獣相のシャーマン/Fauna Shamanが登場した。それ以前にもDemonic Consultation式サーチであるネメシスの預言する妖術使い/Divining Witch、探すのがインスタントかエンチャントであるが無作為にディスカードさせられるアポカリプスのとっぴな研究/Wild Research、1マナ以下アーティファクト限定版のフィフス・ドーンの工匠の直感/Artificer's Intuitionなどが登場している。
- ディスカードを必要としないアーティファクト式のものは次元の門/Planar Portalの項を参照。
- 黒にはライブラリーではなく墓地から手札に加えられる拷問生活/Tortured Existenceもある。
- マジック・オリジンでは、このカードを意識したデザインとして起動コストがクリーチャーの生け贄になった進化の飛躍/Evolutionary Leapが登場している。しかし流石にクリーチャーの補充がサーチではなくなっており、その部分は弱体化されている。破滅の刻では、大型化してしまったが万能サーチになった穢れた血、ラザケシュ/Razaketh, the Foulbloodedも登場。そこからさらに戦場に直接出せてしまうものは出産の殻/Birthing Podの項を参照。
脚注
- ↑ DCI(TM) Banned and Restricted List Announcement(Internet Archive)(有志によるDCIの引用 2001年3月1日)
- ↑ December 20 2010 DCI Banned & Restricted List Announcement(Internet Archive)(Daily MTG 2010年12月20日)
- ↑ Explanation of December 2010 B&R Changes(Internet Archive)(Daily MTG 2010年12月20日 Erik Lauer著)
- ↑ Introducing Commander Brackets Beta/「統率者戦ブラケット(ベータ版)」導入のお知らせ(Daily MTG 2025年2月11日 Gavin Verhey著)