飢えし暴君、カラクシオン/Kalakscion, Hunger Tyrant
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コンセプトとしては[[アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg]]に近い。頭でっかちなバニラのクロコダイルということで[[ドロスのクロコダイル/Dross Crocodile]]も思い出させる。性能としては[[P/T]]が両者の丁度中間。[[色拘束]]は強いが[[マナ総量]]は低下しており、マナ総量に対する[[パワー]]の割合はヤーグルよりも高い。 | コンセプトとしては[[アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg]]に近い。頭でっかちなバニラのクロコダイルということで[[ドロスのクロコダイル/Dross Crocodile]]も思い出させる。性能としては[[P/T]]が両者の丁度中間。[[色拘束]]は強いが[[マナ総量]]は低下しており、マナ総量に対する[[パワー]]の割合はヤーグルよりも高い。 | ||
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− | [[リミテッド]] | + | [[リミテッド]]では、[[ダブルシンボル]]の3[[マナ]]でありながら2マナのクリーチャーの多くと相討ちしてしまう脆さが扱いづらく、パワーを活かす運用は難しい。[[緑]]には[[トランプル]]付与とタフネス[[強化]]を同時に行う[[偉大なる賜物/Bestow Greatness]]があるため、ブロックしてきた小粒クリーチャー相手にトランプルつき11/6として戦闘できれば奇襲的に[[対戦相手]]の[[ライフ]]を大きく削れるが、そのためだけにこのカードを採用するのは現実的でない。[[黒緑]]にはもとより優秀なクリーチャーや[[除去]]が多いので、[[牙ドルイドの召喚士/Fang-Druid Summoner]]や[[残骸からの再生/Rise from the Wreck]]のために無理矢理このカードを入れるのも難しいところ。 |
==関連カード== | ==関連カード== |
2025年3月16日 (日) 02:34時点における版
霊気走破のバニラの伝説のクリーチャーサイクル、黒バージョン。頭でっかちのクロコダイル。
コンセプトとしてはアーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborgに近い。頭でっかちなバニラのクロコダイルということでドロスのクロコダイル/Dross Crocodileも思い出させる。性能としてはP/Tが両者の丁度中間。色拘束は強いがマナ総量は低下しており、マナ総量に対するパワーの割合はヤーグルよりも高い。
実戦においては所詮はバニラ。回避能力が無いので折角高いパワーを持っていても、小型クリーチャーに構えられればチャンプブロックで凌がれるし、このタフネスでは普通に相討ちに取られる相手も数知れず。マナ総量に対するパワーの高さは間違い無いし、同じくパワー偏重のバニラであるヤーグルとムルタニ/Yargle and Multaniなどに比べても大分軽い。構築でも投げることを前提にするなら決して使えないとまでは言い切れないが、敢えて選ぶ理由は必要だろう。
リミテッドでは、ダブルシンボルの3マナでありながら2マナのクリーチャーの多くと相討ちしてしまう脆さが扱いづらく、パワーを活かす運用は難しい。緑にはトランプル付与とタフネス強化を同時に行う偉大なる賜物/Bestow Greatnessがあるため、ブロックしてきた小粒クリーチャー相手にトランプルつき11/6として戦闘できれば奇襲的に対戦相手のライフを大きく削れるが、そのためだけにこのカードを採用するのは現実的でない。黒緑にはもとより優秀なクリーチャーや除去が多いので、牙ドルイドの召喚士/Fang-Druid Summonerや残骸からの再生/Rise from the Wreckのために無理矢理このカードを入れるのも難しいところ。
関連カード
サイクル
霊気走破の暴君サイクル。いずれも能力を持たない、いわゆるバニラの伝説のクリーチャー。稀少度はアンコモン。背景設定上はいずれもムラガンダ/Muragandaの存在である。
- 暁の暴君、サンダイヤル/Sundial, Dawn Tyrant
- 珊瑚の暴君、ケローナ/Caelorna, Coral Tyrant
- 飢えし暴君、カラクシオン/Kalakscion, Hunger Tyrant
- サウリドの暴君、ティロックス/Tyrox, Saurid Tyrant
- 大地の暴君、テリアン/Terrian, World Tyrant
ストーリー
カラクシオン/Kalakscionは、ムラガンダ/Muragandaに棲むクロコダイル。雌(イラスト)。
カラクシオンはガラダクの傷痕/Galadak's Scarの頂点捕食者だ。ガラダクの傷痕とはムラガンダの風景に刻まれた、月の破片が作った水浸しのクレーター群から成る大きな傷痕である。先代の暴君クロコダイルの子孫として名高いカラクシオンはその傷痕の恐怖であり、その規模と獰猛さで知られる生態系においてさえも、飽くことなく、止めることもできない獣だ。彼女が行う終わりなき狩りは、その腹と血の渇きの両方を満たす、絶え間なき縄張り争いである。
ガラダクの傷痕は巨大で凶暴な捕食者が棲むクレーターだらけの場所だ。しかし、その捕食者の中でも、カラクシオンと彼女の飽くなき渇望はすべてを凌駕する。
- 設定を考えるに、名前KalakscionはKalak+scion(子孫、末裔)なのだろう。