アゾリウス・ロータス
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===アゾリウス・コントロールとアゾリウス・ロータスの差異=== | ===アゾリウス・コントロールとアゾリウス・ロータスの差異=== |
2023年10月16日 (月) 21:04時点における最新版
アゾリウス・ロータス(Azorius Lotus Field)はパイオニア環境に存在する、睡蓮の原野/Lotus Fieldをキーカードとしたコントロールデッキ。
目次 |
[編集] 解説
アゾリウス・コントロールの派生デッキであり、プレインズウォーカーやドロー呪文でリソースを稼ぎ、全体除去で脅威を捌くといった戦略は共通している。
このデッキならではの特徴として、睡蓮の原野/Lotus Fieldを採用しているため重いカードが使いやすくなっている点が挙げられる。ETB能力を厳しい試験官/Strict Proctorや不連続性/Discontinuityで無効化したり、演劇の舞台/Thespian's Stageでコピーすることで、3マナを生み出せるメリットのみを享受する。一度に複数のマナを生み出せる土地であるため、ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaとの相性も良い。
- 厳しい試験官/Strict Proctorの性質上、奇怪な具現のようなETBを多用するデッキにはめっぽう強い。
- これや類似したアーキタイプ自体はヒストリック[1]やパイオニア[2]である程度試されていたが、本格的に流行を始めたのはアゾリウス・コントロール使いとして知られるPatrick Wuが2023年6月の地域チャンピオンシップで使用し準優勝という結果を残してからである[3][4]。
[編集] アゾリウス・コントロールとアゾリウス・ロータスの差異
項目名 | アゾリウス・コントロール | アゾリウス・ロータス |
---|---|---|
マリガンへの耐性 | ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaが5マナで、マナ加速手段もないため、マリガンで土地が減ると痛手になりやすい | 睡蓮の原野/Lotus Field関連のコンボが決まれば5マナにたどり着くので、コンボパーツさえあれば多少のマリガンは問題ない |
サイドボード | マナ基盤が基本的に白青のみなので、それらの色で使えるカードのみ | 睡蓮の原野が5色土地なので、トリプルシンボルまでなら色が合わないカードをタッチできる |
打ち消し | メインデッキから吸収/Absorb・ドビンの拒否権/Dovin's Vetoが入りやすい そのほか不確定カウンターも多い |
土地にもなるジュワー島の撹乱/Jwari Disruptionが若干積まれる程度、一応不連続性/Discontinuityも後半戦ではカウンターになる (2~3ターン目をコンボ形成に使ううえ、睡蓮の原野で生むマナが単色3マナと大振りなのでメインに左の2枚は入りづらい) |
デッキの方向性 | 相手の脅威への対処が中心 | 自分から脅威を押し付ける動きが中心 |
[編集] サンプルリスト
- 備考
- F2F Tour Weekend: Toronto (2023年6月3~4日) 準優勝(参考)
- 使用者:Patrick Wu
- フォーマット
- 上記の通り、このアーキタイプが流行するきっかけとなったリスト。
- サイドボードの思考のひずみ/Thought Distortionは睡蓮の原野/Lotus Field前提のカード。
[編集] 脚注
- ↑ 今週のCool Deck:睡蓮式ジェスカイ~矛と盾~(ヒストリック)(MTG日本公式 岩SHOWのデイリー・デック 2021年11月12日)
- ↑ Pro Tour Phyrexia Pioneer Metagame Breakdown/プロツアー・ファイレクシア メタゲームブレイクダウン(magic.gg 2023年2月16日 Frank Karsten著)
- ↑ Metagame Mentor: Pioneer Evolution from 5 Regional Championships(magic.gg 2023年6月9日 Frank Karsten著)
- ↑ 市川 ユウキのパイオニア解説 ~今から始めるパイオニア~(MTG日本公式 2023年6月24日 大久保寛著 市川ユウキの発言)