ドローガー/Draugr
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2021年2月9日 (火) 15:32時点における版
ドローガー/Draugrは、カルドハイム/Kaldheimのゾンビ。
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解説
領界/Realmの一つ、カーフェル/Karfellに住まうドローガーは、アンデッドの主君と臣下から成る古の種族で、富と権力に対する病的な渇望が彼らを動かしている。ドローガーが溜め込んでいる古の宝や強大な魔法物を探し求めてカーフェルにやってくる侵入者がおり、ドローガーは彼らから宝物庫を用心深く守っている。時折、このアンデッドたちは風変わりな石の船で他の領界へと略奪に出かけ、すでに溢れ返っている宝物庫に更なる富を持ち帰る。
何世代も前に、カーフェル最後の高王ナーフィ/Narfiは民を裏切り、後に死の神となるイーガン/Egonがカーフェルの貴族と臣下全員をアンデッドに変えるのに手を貸した。彼らは生前の記憶と知性の一部または全部を保持しており、死んでいるにもかかわらず、生前と同じように富と権力への欲望に衝き動かされている。古の貴族たちは、今のエルフ/Elfがアイニール/The Einirと呼ばれる神であった時代を覚えており、アイニールの凋落とスコーティ/The Skotiの隆盛に繋がった大戦を目撃している。アンデッドの臣下は貴族ほどには生前の記憶を保持しておらず、今では無意識的に主君に仕えている。
マーンの戦慄/The Dread Marn
ドローガーは、カーフェルが生者の王国であった時代に確立された貴族の家門と厳格な階級制度を今も保っている。マーンの戦慄/The Dread Marnとして知られる戦士階級は、ぼんやりと覚えている古い歩哨ルートの残響に従って巡視を行う。その一方で、ドローガーの首長たちは数ヶ月に一度、ナーフィ王の評議会に出席するためだけに体を動かす。
このマーンの戦慄は、マーンの港/The Port of Marnから統治を行うナーフィ王が保有する略奪者の軍隊である。ドゥームスカール/Doomskarや領界路/Omenpathによって機会が訪れれば必ず、マーンの戦慄は他の領界から略奪を行う。カーフェルのもうすでに満杯の宝物庫に、更なる宝を追加するためにだ。マーンの戦慄は船でその領界から略奪を行うのを好むが、時には物言わぬアンデッド戦士の隊列を作り、戦争へと行進する。
- Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 2/プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内 その2ではデッドマーン/The Dead Marnとされているが、これは誤植と思われる。
重要人物
- ナーフィ/Narfi - カーフェルを統べるリッチ/Lichの王。男性。何百年も前に、民と自分自身をアンデッドに変えるきっかけを作った。
ゲームでの特徴
ゾンビのクリーチャー・タイプを持つ。色は青か黒。
関連ページ
- Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 2/プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内 その2(Feature 2021年1月14日 Ari Zirulnik and Jenna Helland著)
その他
- draugr(ドラウグ/ドラウグル)とは、スカンディナヴィアのサガや民間伝承に登場するアンデッドの一種。
- 末尾のrは古ノルド語の主格語尾(日本語で言えば「~は」を示す)なので、アイスランド語以外の言語では普通読まない。英語でも普通はrを無視して「ドローグ」と読む。したがって、「ドローガー」はかなり無理のある音写と言える。