トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
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2008年6月21日 (土) 16:11時点における版
マジック最大の失態ともいえるデッキ、MoMaを生み出す最大の要因となった史上最悪の土地。精神力/Mind Over Matterと共にそのMoMaの根幹をなす。
下記のサイクルの1つだが、他のカードよりマナを出す条件が緩すぎた。当時は0〜2マナで出てくるアーティファクトが多数存在しており、これ1つから4〜6マナ程度なら平気で生み出すことが可能。あとは精神力/Mind Over Matterと合わせれば、それこそ膨大な青マナを獲得できるのである。青マナしか生まないので基本的には青の呪文しか使われないが、当時の青には天才のひらめき/Stroke of GeniusというX火力があったため、回り始めたターンにゲームが終わる。
これのあまりの強さゆえ、マナ加速カードはその危険性を認識されることになった。今後ここまでに凶悪なマナ増幅のカードが出ることはないだろう。
- 無限コンボなどのコンボパーツとしても非常に優秀。→ターボ・サイクリング、Candelabra of Tawnos
- MoMaが大暴れしていた時期(MoMaの冬)には、青マナを必要としないデッキでさえ、当時のレジェンド・ルールを逆手にとって先置きするためだけにこのカードが4枚積みされることもあった。
- ただし、MoMaの冬の時点では、2枚目のこの土地を場に出しても生け贄に捧げられる前にマナを出すことができた。この融通性がまた環境を荒れさせた原因の1つでもあり、ミラーマッチでも長引いた際の逆転の秘策だった。このマナの出し逃げ行為は「流し打ち」という俗称で呼ばれており、季刊誌「デュエリスト・ジャパン」のレポート記事でも使われている。
- ヴィンテージで輪作/Crop Rotationが制限カードに指定されている原因である。
- The Top 50 Nonbasic Landsでも当然のように1位を獲得。
- 時のらせんでは廃墟になった姿を見ることができる。→アカデミーの廃墟/Academy Ruins
1999年1月1日より、ヴィンテージで制限カード、スタンダードとエクステンデッドとType1.5で禁止カードに指定される。同年7月1日より、やや遅れてウルザ・ブロック構築で禁止カードに指定される。2004年9月20日よりType1.5から移行したレガシーでも続けて禁止。
関連カード
サイクル
- セラの聖域/Serra's Sanctum
- トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
- ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower
- シヴの地溝/Shivan Gorge
- ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle
コントロールしている特定のパーマネント数だけマナを出すセラの聖域/Serra's Sanctum、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy、ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleの3枚だけを指すこともある。