有色アーティファクト
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2020年9月8日 (火) 11:53時点における版
有色アーティファクト/Colored artifactとは、その名の通り有色のアーティファクトのことである。
伝説のエンチャント アーティファクト
あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
(1)(白)(白),(T):このターンにあなたにダメージを与えたクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
概要
アーティファクトは基本的に無色であるが、色を持ったアーティファクトも存在する。マナ・コストに色マナ・シンボルを含むものは無色のアーティファクトに比べて限られたデッキでしか使えない分、色の役割を反映したメカニズムや、高めのコスト・パフォーマンスを持つことが多い。
現在は落葉樹メカニズムに位置付けられており、頻出こそしないものの、度々新カードが登場している。
- 印刷様式は、内枠が無色アーティファクトと同じ銀。文章欄などは他の有色カードに準じる。すなわち、1色ならばその色、2色ならそれぞれの色を縦に半分ずつ、3色以上なら金である。
- ギルド渡りの急使/Transguild Courierはこの様式に決定される前のカードであるため、内枠も他の多色に準じて金色で印刷されている(カード画像)。
- 有色アーティファクトが落葉樹に引き上げられたのは、いわゆる「アーティファクト問題[1]」に対する解決策という意味合いが大きい[2]。カラデシュ・ブロックのようなアーティファクトを主テーマとしたカード・セットを作ると、どんなデッキにでも入れられる強力な無色のアーティファクトが作られるため、禁止カードなどの問題を引き起こしてしまう。有色アーティファクトを導入することで、この問題を解決しているのである。また、常盤木に引き上げる可能性も示されている。アーティファクト#その他の項も参照。
- コレクター番号(や当Wikiにおけるカード個別評価記事)では、他の有色カードと同様に並べられる。無色のアーティファクトが緑・多色カードの後に別枠で並べられるのとは対照的である。
歴史
マジック黎明期のアーティファクトは全て無色であったが、戦場のアーティファクトに色を持たせること自体はリミテッド・エディションの昔から色サイクル等で実現できた。
自らの能力で色を得ることができるアーティファクトの元祖はレジェンドのAlchor's Tombであり、色を持つアーティファクトというコンセプトに絞ってデザインされたカードはインベイジョンの合金のゴーレム/Alloy Golemであった。しかしこれらは戦場に出る際の能力により色を持つため、戦場以外の領域などでは無色である。
最初から色を持っている、正真正銘の有色アーティファクトはディセンションのギルド渡りの急使/Transguild Courierで初めて登場した。マナ・コストには色マナ・シンボルは登場しないが特性定義能力により色を持っている(一時期のオラクルでは色指標に変更されていたが、のちに元に戻された)。
アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) マイア(Myr)
(2):サルコマイトのマイアはターン終了時まで飛行を得る。
(2),サルコマイトのマイアを生け贄に捧げる:カードを1枚引く。
未来予知ではマナ・コストに色マナ・シンボルを含むサルコマイトのマイア/Sarcomite Myrが登場。シャドウムーアでは単色混成マナ・シンボルにより色を持つ刈り取りの王/Reaper Kingが登場した。アラーラの断片ブロックではエスパー/Esperのテーマに選ばれたことにより一気に数を増やした。この時はエーテリウム/Etheriumを移植されたアーティファクト・クリーチャーや、エーテリウムの力を込められた物品というフレーバーを帯びていた。
アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ドラゴン(Dragon)
((赤/Φ)は(赤)でも2点のライフでも支払うことができる。)
飛行
(赤/Φ):溶鉄鋼のドラゴンはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
その後しばらくは背景ストーリーにおける設定と合致した場合にまれに取り上げられた――新たなるファイレクシアではファイレクシア/Phyrexiaの浸食を受けたファイレクシア・マナ・シンボル入りのカードとして、テーロス・ブロックではニクス/Nyxの神の力を帯びたアーティファクト・エンチャントや神送り/Godsendとして。
その後2016年8月時点で、Mark Rosewaterは有色アーティファクトが落葉樹に据えられていることを明らかにし[3]、直後のカラデシュでは機械巨人サイクルが登場したほか、以降も複数のセットで少数扱われる状態が続いた。その後寄せられたアーティファクト関連セットのフィードバックを受け、フレイバーとは無関係に使える有色アーティファクトの重要性が明らかとなったため(上述の「アーティファクト問題」)、基本セット2020以降は使用頻度が引き上げられることとなった[2]。
脚注
- ↑ State of Design 2017/デザイン演説2017(Making Magic 2017年8月28日 Mark Rosewater著)
- ↑ 2.0 2.1 2.2 Core Than Meets the Eye/目に見えるよりもっと『基本』(Making Magic 2019年6月24日 Mark Rosewater著)
- ↑ Would you consider colored artifacts to be...(Blogatog 2016年8月22日 Mark Rosewater著)