不和のトロスターニ/Trostani Discordant
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− | セレズニアらしく[[クリーチャー]]やトークンを並べることに秀でたデッキとの相性がよく、[[敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodon]]と共に[[デッキ]]全体のサイズを底上げしてくれる存在。登場時点の[[スタンダード]]では[[緑白トークン#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期|セレズニア・トークン]]によく採用された。 | + | セレズニアらしく[[クリーチャー]]やトークンを並べることに秀でたデッキとの相性がよく、[[敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodon]]と共に[[デッキ]]全体のサイズを底上げしてくれる存在。登場時点の[[スタンダード]]では[[緑白トークン#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期|セレズニア・トークン]]によく採用された。[[灯争大戦]]以降は[[戦慄衆の指揮/Command the Dreadhorde]]や[[集団強制/Mass Manipulation]]といったコントロール奪取手段が[[メタゲーム]]上に現れるようになったことに伴い家路能力の価値も大きく上がり、[[緑白青コントロール|バントミッドレンジ]]など、クリーチャー主体で色が合うデッキの[[サイドボード]]としてよく見る選択肢となった。 |
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*3番目の能力によってコントロールを得た[[クリーチャー]]が「各[[終了ステップ]]の開始時に」[[誘発]]する能力を持っていた場合、その能力は以前の[[コントローラー]]の下で誘発する。「[[あなた]]の終了ステップの開始時に」誘発する能力を持っていた場合、その[[ターン]]にその能力が誘発することはない。 | *3番目の能力によってコントロールを得た[[クリーチャー]]が「各[[終了ステップ]]の開始時に」[[誘発]]する能力を持っていた場合、その能力は以前の[[コントローラー]]の下で誘発する。「[[あなた]]の終了ステップの開始時に」誘発する能力を持っていた場合、その[[ターン]]にその能力が誘発することはない。 |
2019年7月19日 (金) 23:54時点における版
ラヴニカへの回帰ブロックに続きセレズニア議事会/The Selesnya Conclaveを率いる伝説のドライアド。全体強化の常在型能力、トークン生成のETB能力、家路/Homeward Pathに似た能力を持つ。
緑を含む多色5マナというマナ・コストのわりに素のP/Tが低いものの、1/1のトークンを2体引き連れてくるので合計3/6、さらに自身の能力でトークンそれぞれが強化されるので合計5/8相当という高いマナレシオになる。刎頸の友/Sworn Companionsと栄光の頌歌/Glorious Anthemの抱き合わせに1/4のクリーチャーが付いてくると考えればかなりの高効率といえるだろう。また民兵のラッパ手/Militia Buglerで手札に加えられるため、素のパワーが低いことも逆に評価点になっている。絆魂の常としてアグロ相手のダメージレースに強く、さらに一度に3体展開できるため単体除去を撃たれてもクロックを残すことができ、疫病造り師/Plaguecrafterのような布告系除去にも強い。
終了ステップに誘発する家路能力は、コントロール奪取への高い耐性を与えてくれる。コントロール奪取は一般的に遭遇しにくい効果なので、どちらかと言えばおまけ的な能力だが、機能した際のアドバンテージ挽回力は大きいため決して軽視できない。
セレズニアらしくクリーチャーやトークンを並べることに秀でたデッキとの相性がよく、敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodonと共にデッキ全体のサイズを底上げしてくれる存在。登場時点のスタンダードではセレズニア・トークンによく採用された。灯争大戦以降は戦慄衆の指揮/Command the Dreadhordeや集団強制/Mass Manipulationといったコントロール奪取手段がメタゲーム上に現れるようになったことに伴い家路能力の価値も大きく上がり、バントミッドレンジなど、クリーチャー主体で色が合うデッキのサイドボードとしてよく見る選択肢となった。
- 3番目の能力によってコントロールを得たクリーチャーが「各終了ステップの開始時に」誘発する能力を持っていた場合、その能力は以前のコントローラーの下で誘発する。「あなたの終了ステップの開始時に」誘発する能力を持っていた場合、そのターンにその能力が誘発することはない。
- 当然と言えば当然だが、不和のトロスターニ自身のコントロールもオーナーに戻る。
- 正気泥棒/Thief of Sanityでこれをライブラリーから奪った場合、それを唱えてしまうとターン終了時にトークンを残して帰って行ってしまう。
開発秘話
新たなトロスターニは召集を推奨するカードとして作られ、呪文を召集するたびに+1/+1カウンターを置く能力を持っていたが、このデザインは多くの問題点を抱えていた。召集のタネ・トロスターニ・召集持ちの3種を正しい順番で引かなければ機能せず、得られるものはサイズの大きなクリーチャーに過ぎないため対処されやすく、さらに召集の推奨としては直接的すぎてプレイヤー自身がシナジーを見つける楽しみを奪っていた。
プレイ・デザイン・チームはトロスターニに全体強化能力を与え、横並べを推奨することで間接的に召集を推奨する手法を取った。またトークン生成能力を与え、これ自身を召集のタネにできるようにした。タフネスは稲妻の一撃/Lightning Strikeや轟音のクラリオン/Deafening Clarionに耐えられるよう4となり、また人質取り/Hostage Takerなどの対策として家路能力が与えられた[1]。
関連カード
- セレズニアの声、トロスターニ/Trostani, Selesnya's Voice
- 不和のトロスターニ/Trostani Discordant
- 囁きの三姉妹、トロスターニ/Trostani, Three Whispers
サイクル
ラヴニカのギルドおよびラヴニカの献身のギルド/Guild指導者サイクル。すべて神話レアであり、マナ・コストに所属するギルドの色マナを1つずつ含む。
- ラヴニカのギルド
- 万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious(ディミーア家/House Dimir)
- イゼット副長、ラル/Ral, Izzet Viceroy(イゼット団/The Izzet League)
- ゴルガリの女王、ヴラスカ/Vraska, Golgari Queen(ゴルガリ団/The Golgari Swarm)
- 正義の模範、オレリア/Aurelia, Exemplar of Justice(ボロス軍/Boros Legion)
- 不和のトロスターニ/Trostani Discordant(セレズニア議事会/The Selesnya Conclave)
- ラヴニカの献身
- 大判事、ドビン/Dovin, Grand Arbiter(アゾリウス評議会/The Azorius Senate)
- オルゾフの簒奪者、ケイヤ/Kaya, Orzhov Usurper(オルゾフ組/The Orzhov Syndicate)
- 名演撃、ラクドス/Rakdos, the Showstopper(ラクドス教団/The Cult of Rakdos)
- 混沌をもたらす者、ドムリ/Domri, Chaos Bringer(グルール一族/The Gruul Clans)
- 首席議長ヴァニファール/Prime Speaker Vannifar(シミック連合/The Simic Combine)
ニコル・ボーラス/Nicol Bolasに協力、あるいは利用されているギルド指導者はプレインズウォーカー(太字)、ボーラスに抵抗するギルド指導者は伝説のクリーチャーである(Guild to Order, Part 2/支配するギルド その2)。
ストーリー
トロスターニ/Trostaniは、セレズニア議事会/The Selesnya Conclaveの中心である三位一体のドライアド。ギルド間の緊張が高まる中、協調するはずの3つの人格が不和を起こし、機能不全に陥ってしまっている。 詳細はトロスターニ/Trostaniを参照。
脚注
- ↑ Trostani Discordant/不和のトロスターニ(Card Preview 2018年9月14日 Melissa DeTora著)