歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels
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+ | ***特定のキャラクターが別の[[カード・タイプ]]になって再びカード化された例は過去にも存在する([[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]や[[カーン/Karn]]など)が、同一[[ブロック (総称)|ブロック]]内で変化した例も当時は珍しかった。その後、[[タルキール覇王譚ブロック]]で[[ナーセット/Narset]]、[[マジック・オリジン]]で[[両面カード]]プレインズウォーカーなどが登場し、ゼナゴスだけの事ではなくなっている。 | ||
*[[X]]の値は能力の[[解決]]時に決定される。 | *[[X]]の値は能力の[[解決]]時に決定される。 | ||
*[[対象]]は[[戦闘フェイズ]]の開始時に選ぶため、選択したクリーチャーはまだ[[攻撃クリーチャー]]ではないことに注意。例えば[[湧血]]による修整分を倍化することはできない。 | *[[対象]]は[[戦闘フェイズ]]の開始時に選ぶため、選択したクリーチャーはまだ[[攻撃クリーチャー]]ではないことに注意。例えば[[湧血]]による修整分を倍化することはできない。 |
2019年6月1日 (土) 23:03時点における版
伝説のクリーチャー エンチャント — 神(God)
破壊不能
あなたの赤と緑への信心が7未満であるかぎり、歓楽の神、ゼナゴスはクリーチャーではない。
あなたのターン中の戦闘の開始時に、あなたがコントロールする他のクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで速攻を得るとともに+X/+Xの修整を受ける。Xはそのクリーチャーのパワーである。
5マナは決して軽くないが、戦場に出たターンからすぐ働いてくれる速効性が魅力。適当な中堅クリーチャーを強化しただけで恐るべきサイズになる。特に回避能力やトランプルを持つクリーチャーを強化すれば対戦相手のライフは見る見る減っていくだろう。
他のパワー修整効果との相互作用も魅力。テーロス・ブロックには授与・英雄的・怪物化などの強化戦略が豊富で、それら全般が高相性だが、中でも特に二段攻撃や常炎の幻霊/Everflame Eidolonを始めとするブレス能力と組み合わさると強烈である。スタンダードだと状況に合わせサイズとテンポの調節が可能な上、色も合っている野蛮生まれのハイドラ/Savageborn Hydraがよい相方になりそうだ。同じエキスパンションにテンポロスせずトランプルを与えてくれる攻撃の元型/Archetype of Aggressionがいるのは嬉しいところ。
巨大クリーチャーと組み合わせて一撃でゲームを決める狂暴化/Berserkのような利用法も考えられる。速攻付与とパワー増大を1枚で兼ねるため、あとはパワー10以上のクリーチャーさえ通れば一瞬で人が死ぬ。ゼナゴス自身がクリーチャーであることを利用できればなおよく、歯と爪/Tooth and Nailや召喚士の契約/Summoner's Pactなどを活用し世界棘のワーム/Worldspine Wurmや荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus、世界を溶かすもの、アタルカ/Atarka, World Renderを突撃させるコンボがしばしば使われる。
自身がクリーチャー化したときの6/5も強力なサイズ。総じてリミテッドはもちろん構築でも通用するカードパワーであり、スタンダードではグルールモンスターなどのデッキで使われている。
ルール
- サイクル共通のルールについては、神を参照。
- 歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Revelerとこれを、それぞれ1体ずつコントロールする事は問題ない。
- 現在は「ストーリー上は同一人物でも、カード名が異なるならレジェンド・ルールは適用されない」というのは当然の原則なのだが、このカードの登場当時はプレインズウォーカーの唯一性ルールが存在し、「同一人物のプレインズウォーカーは同時にコントロールできない」というルールだったため、「プレインズウォーカーと同一人物のクリーチャーが共存できる」というのはフレーバー的に比較的珍しかった。
- 特定のキャラクターが別のカード・タイプになって再びカード化された例は過去にも存在する(ニコル・ボーラス/Nicol Bolasやカーン/Karnなど)が、同一ブロック内で変化した例も当時は珍しかった。その後、タルキール覇王譚ブロックでナーセット/Narset、マジック・オリジンで両面カードプレインズウォーカーなどが登場し、ゼナゴスだけの事ではなくなっている。
- 現在は「ストーリー上は同一人物でも、カード名が異なるならレジェンド・ルールは適用されない」というのは当然の原則なのだが、このカードの登場当時はプレインズウォーカーの唯一性ルールが存在し、「同一人物のプレインズウォーカーは同時にコントロールできない」というルールだったため、「プレインズウォーカーと同一人物のクリーチャーが共存できる」というのはフレーバー的に比較的珍しかった。
- Xの値は能力の解決時に決定される。
- 対象は戦闘フェイズの開始時に選ぶため、選択したクリーチャーはまだ攻撃クリーチャーではないことに注意。例えば湧血による修整分を倍化することはできない。
関連カード
サイクル
神々の軍勢の神サイクル。いずれも神話レアの伝説のクリーチャー・エンチャント。破壊不能を持ち、対応する友好色2色への信心が7未満になるとクリーチャーではなくなる。
- 都市国家の神、エファラ/Ephara, God of the Polis
- 欺瞞の神、フィナックス/Phenax, God of Deception
- 殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughter
- 歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels
- 収穫の神、ケイラメトラ/Karametra, God of Harvests
テーロスの神サイクル。いずれも神話レアの伝説のクリーチャー・エンチャント。破壊不能を持ち、対応する色への信心が5未満になるとクリーチャーではなくなる。
- 太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun
- 海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea
- 死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead
- 鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge
- 狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt
ニクスへの旅の神サイクル。いずれも神話レアの伝説のクリーチャー・エンチャント。破壊不能を持ち、対応する対抗色2色への信心が7未満になるとクリーチャーではなくなる。
- 通行の神、エイスリオス/Athreos, God of Passage
- 嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms
- 苦悶の神、ファリカ/Pharika, God of Affliction
- 勝利の神、イロアス/Iroas, God of Victory
- 彼方の神、クルフィックス/Kruphix, God of Horizons
ストーリー
一連の儀式を経て神となったゼナゴス/Xenagos。この儀式の副作用によって定命の者の世界とニクス/Nyxの境界は揺らぎ、テーロス/Theros全土は大きな混乱に陥った。
詳細はゼナゴス/Xenagosを参照。