幽霊街/Ghost Quarter
提供:MTG Wiki
(→自分の土地に対して使う) |
|||
10行: | 10行: | ||
状況によっては、基本土地を狙っても十分に効果を得られることもある。例えば土地[[サーチ]]によって[[タッチ]]カラーを賄う前提のデッキなら、タッチカラーの土地は1枚しか入れていないということも多々あり得るため、その1枚を潰せればそれで充分である。また[[モダン]]や[[エターナル]]では基本土地がほとんど入っていないデッキも珍しくないため、連打することで基本土地を枯らすなどの運用も可能。他、[[#利用]]の項目に記載のあるように様々な使い方ができる。 | 状況によっては、基本土地を狙っても十分に効果を得られることもある。例えば土地[[サーチ]]によって[[タッチ]]カラーを賄う前提のデッキなら、タッチカラーの土地は1枚しか入れていないということも多々あり得るため、その1枚を潰せればそれで充分である。また[[モダン]]や[[エターナル]]では基本土地がほとんど入っていないデッキも珍しくないため、連打することで基本土地を枯らすなどの運用も可能。他、[[#利用]]の項目に記載のあるように様々な使い方ができる。 | ||
− | [[不毛の大地/Wasteland]]が使用できない[[モダン]]では、デッキカラーを選ばない基本でない土地対策として採用される事がある。類似カードの[[地盤の際/Tectonic Edge]]と競合する形になるが、こちらは起動コストのマナや起動条件が無いため、極端に言えば1ターン目からこれ1枚のみでも、危険な土地を[[破壊]] | + | [[不毛の大地/Wasteland]]が使用できない[[モダン]]では、デッキカラーを選ばない基本でない土地対策として採用される事がある。類似カードの[[地盤の際/Tectonic Edge]]と競合する形になるが、こちらは起動コストのマナや起動条件が無いため、極端に言えば1ターン目からこれ1枚のみでも、危険な土地を[[破壊]]あるいは牽制できる利点がある。余剰の土地をアドバンテージに変換する目的で採用される事が多い地盤の際に対し、例えば土地3枚だけで十分な威力を発揮するため地盤の際があまり有効では無いウルザトロン対策など、特定の土地やデッキへのピンポイントな対策として用いられる事が多い。 |
*基本土地も破壊可能であるが、代わりに同じ基本土地をサーチされてしまうため、土地破壊としての意味はほとんど無い。したがってターゲットは実質的に[[基本でない土地]]のみということになるため、その意味では露天鉱床というよりも、[[不毛の大地/Wasteland]]の[[劣化版]]という見方ができる。 | *基本土地も破壊可能であるが、代わりに同じ基本土地をサーチされてしまうため、土地破壊としての意味はほとんど無い。したがってターゲットは実質的に[[基本でない土地]]のみということになるため、その意味では露天鉱床というよりも、[[不毛の大地/Wasteland]]の[[劣化版]]という見方ができる。 |
2018年3月12日 (月) 00:13時点における版
土地
(T):(◇)を加える。
(T),幽霊街を生け贄に捧げる:土地1つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは「自分のライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それを戦場に出し、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
土地破壊能力を持つ土地。ルール文章の途中までは、かの露天鉱床/Strip Mineと同じである。しかしその後には「そのコントローラーは基本土地を探し戦場に出す」というペナルティが続く。
ペナルティの存在ゆえ、これで対戦相手の土地を破壊した場合、自分だけ土地を減らしていることになり、ボード・アドバンテージとテンポ・アドバンテージを同時に失うことになる。 ショックランドやバウンスランド、本拠地ランドや木の葉ドレイクの休息地/Leafdrake Roostといった強力な土地や関連カードが横行するラヴニカ・ブロックに登場したのは救いであり、これらの様な、アドバンテージを損失してでも除去したい強力な土地への対策カードとして利用価値がある。
例えば5CGやそれに準ずる多色デッキが流行るようなら、対戦相手のマナ基盤を崩せるだろう。基本でない土地が戦略の重要な位置を占めるウルザトロンなどへの妨害なら、これでも十分な効果を発揮できる。
状況によっては、基本土地を狙っても十分に効果を得られることもある。例えば土地サーチによってタッチカラーを賄う前提のデッキなら、タッチカラーの土地は1枚しか入れていないということも多々あり得るため、その1枚を潰せればそれで充分である。またモダンやエターナルでは基本土地がほとんど入っていないデッキも珍しくないため、連打することで基本土地を枯らすなどの運用も可能。他、#利用の項目に記載のあるように様々な使い方ができる。
不毛の大地/Wastelandが使用できないモダンでは、デッキカラーを選ばない基本でない土地対策として採用される事がある。類似カードの地盤の際/Tectonic Edgeと競合する形になるが、こちらは起動コストのマナや起動条件が無いため、極端に言えば1ターン目からこれ1枚のみでも、危険な土地を破壊あるいは牽制できる利点がある。余剰の土地をアドバンテージに変換する目的で採用される事が多い地盤の際に対し、例えば土地3枚だけで十分な威力を発揮するため地盤の際があまり有効では無いウルザトロン対策など、特定の土地やデッキへのピンポイントな対策として用いられる事が多い。
- 基本土地も破壊可能であるが、代わりに同じ基本土地をサーチされてしまうため、土地破壊としての意味はほとんど無い。したがってターゲットは実質的に基本でない土地のみということになるため、その意味では露天鉱床というよりも、不毛の大地/Wastelandの劣化版という見方ができる。
- 後述の様な、相手の土地を枯らすほどに使い回す用途においては、この限りでは無い。
ルール
- コストの支払いは対象の決定後なので、2番目の能力をその幽霊街自身を対象に起動することができる。ただしこの場合、能力解決時に対象が全て不正な対象となり打ち消されてしまう(いわゆる立ち消え)ため、基本土地を探して戦場に出すことはできない。
利用
そのまま使う
- 基本でない土地を狙う。
- 基本でない土地が戦略の中心であるウルザトロン、ヘックスメイジ・デプス、12postなどには十分に有用。
- ヴィンテージにおいても採用されることがある。Mishra's WorkshopやBazaar of Baghdadなど、放置しておけば致命傷になる土地が跋扈しているからである。より強力な露天鉱床/Strip Mineや不毛の大地/Wastelandに次ぐ6枚目以降という立ち位置でサイドに用意されることが多い。
- タッチカラーの土地を狙う。
なんらかの手段でペナルティを補って使う
- 世界のるつぼ/Crucible of Worldsや壌土からの生命/Life from the Loamで、対戦相手のライブラリーから基本土地がなくなるほど使い回す。
- 疑念の影/Shadow of Doubt、レオニンの裁き人/Leonin Arbiter、エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensorなどで「探す」ことを禁止・妨害する。
- エンチャントが付いた土地を狙う。たとえ対象が基本土地であってもエンチャント除去にはなるので、ボード・アドバンテージ上は損しない。
自分の土地に対して使う
- 自分の基本土地サーチに使える。幽霊街+土地1枚の合計2枚を失って1枚サーチするので効率はさほどよくないが、サーチした基本土地がアンタップインなのがうれしい。リミテッドで色事故を起こしたときなどには有用なテクニック。
- ダークスティールの城塞/Darksteel Citadelやトロウケアの敷石/Flagstones of Trokairを対象にすれば、土地1枚を失って1枚サーチになるのでテンポ損を抑えられる。
- 使い回して土地を伸ばす。上述の世界のるつぼなどの他、サニー・サイド・アップではデッキ圧縮とマナ加速を兼ねる有用なギミック。
- 上陸との相性もよい。上述のトロウケアの敷石と組み合わせれば、上陸を一気に3回満たせる。→赤白上陸
- 土地渡りへの抑止力として使う。土地渡り対象の土地の数だけこれを構えておけば、土地渡りクリーチャーの攻撃頻度は大幅に減る。
- 特にモダンではマーフォークの対策として有効。
ストーリー
幽霊街/Ghost Quarterはラヴニカ/Ravnicaに存在する地域でアギレム/Agyremと呼ばれる。ドミナリア/Dominariaで発生した次元/Planeの大変動で時の裂け目/Time Riftが生じたが、副次的な産物として、ラヴニカ次元そのものが他の多元宇宙/Multiverseと切り離された結果、死者の魂がそこに残って溜まっていき、ついには幽霊街が作り出された(参考)。時の裂け目が修復されたラヴニカへの回帰ブロックの時代には幽霊街は消失している。
アギレム/Agyremとして次元カード化もされている。
イニストラードにも登場。こちらは単に、死者の霊魂で溢れるイニストラード/Innistradの不気味な幽霊のはびこる街をイメージしての再登場だろう。
その他
- 名前は似ているが、ゴースト・タウン/Ghost Townとは異なる。