巨大カキ/Giant Oyster
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− | 緩慢な[[クリーチャー]][[除去]] | + | 緩慢な[[クリーチャー]][[除去]][[能力]]を持つクリーチャー。自身を[[タップ]]状態で固定する事で、[[対象]]のクリーチャーの[[アンタップ]]を妨害し、毎[[ターン]]1つずつ[[-1/-1カウンター]]を乗せていく。 |
弱体化は1ターンにつき-1/-1なので、[[ティム]]の様に、[[タフネス]]1のクリーチャーを1ターンに1体ずつ除去できる。タフネスの大きな相手なら実質的にそのタフネスと同じだけのターンがかかるため、本当に除去するには時間がかかるが、大物が相手という事はアンタップ阻害による[[擬似除去]]効果だけでも十分に有効だろう。似たような擬似除去ができる[[タッパー]]と比べると自ら対象をタップできないのが弱みだが、一度タップできればそれを固定できる分、[[システムクリーチャー]]への対策としても有効だろう。 | 弱体化は1ターンにつき-1/-1なので、[[ティム]]の様に、[[タフネス]]1のクリーチャーを1ターンに1体ずつ除去できる。タフネスの大きな相手なら実質的にそのタフネスと同じだけのターンがかかるため、本当に除去するには時間がかかるが、大物が相手という事はアンタップ阻害による[[擬似除去]]効果だけでも十分に有効だろう。似たような擬似除去ができる[[タッパー]]と比べると自ら対象をタップできないのが弱みだが、一度タップできればそれを固定できる分、[[システムクリーチャー]]への対策としても有効だろう。 | ||
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「クリーチャーをタップ状態に固定」する擬似除去には[[脱水/Dehydration]]などの[[オーラ]]もある。それらと比較するとこちらは[[召喚酔い]]による即効性の喪失は大きいが、状況に合わせてロック対象を変えられるという点で優る。 | 「クリーチャーをタップ状態に固定」する擬似除去には[[脱水/Dehydration]]などの[[オーラ]]もある。それらと比較するとこちらは[[召喚酔い]]による即効性の喪失は大きいが、状況に合わせてロック対象を変えられるという点で優る。 | ||
− | * | + | *能力はカキに挟まれ身動きが取れず、ジワジワ消化されていくようなイメージ。 |
− | *{{Gatherer|id=108816 | + | *{{Gatherer|id=108816}}はカキというよりシャコ貝に見える。 |
*[[アンタップ]]または[[戦場を離れる|戦場から離れた]]時に取り除かれる[[-1/-1カウンター]]はこれ自身の効果によって置かれたものに限らないため、[[不安定性突然変異/Unstable Mutation]]など自分のクリーチャーに「-1/-1カウンターを置く」デメリットを打ち消す[[ギミック]]に使える。 | *[[アンタップ]]または[[戦場を離れる|戦場から離れた]]時に取り除かれる[[-1/-1カウンター]]はこれ自身の効果によって置かれたものに限らないため、[[不安定性突然変異/Unstable Mutation]]など自分のクリーチャーに「-1/-1カウンターを置く」デメリットを打ち消す[[ギミック]]に使える。 | ||
*-1/-1カウンターを乗せる条件として、対象のクリーチャーのタップ/アンタップ状態は問わない。対象のクリーチャーがアンタップ・ステップ以外の効果でアンタップしても、-1/-1カウンターは乗る。 | *-1/-1カウンターを乗せる条件として、対象のクリーチャーのタップ/アンタップ状態は問わない。対象のクリーチャーがアンタップ・ステップ以外の効果でアンタップしても、-1/-1カウンターは乗る。 | ||
*[[アップキープ・ステップ]]中に能力を使う事で、即-1/-1カウンターを乗せられる。 | *[[アップキープ・ステップ]]中に能力を使う事で、即-1/-1カウンターを乗せられる。 | ||
*-1/-1カウンターと[[+1/+1カウンター]]は互いに相殺されるために、[[幻影のケンタウロス/Phantom Centaur]]のようなクリーチャーのサイズを恒久的に減らす事ができる。もし巨大カキがアンタップされるか除去されたとしても、取り除くのは-1/-1カウンターであるためである。 | *-1/-1カウンターと[[+1/+1カウンター]]は互いに相殺されるために、[[幻影のケンタウロス/Phantom Centaur]]のようなクリーチャーのサイズを恒久的に減らす事ができる。もし巨大カキがアンタップされるか除去されたとしても、取り除くのは-1/-1カウンターであるためである。 | ||
− | *[[時のらせん]]の[[タイムシフト]][[カード]]として、「長ったらしい」テキストを持つカードとして[[再録]]候補だった[[タックル蛆/Takklemaggot]] | + | *[[時のらせん]]の[[タイムシフト]][[カード]]として、「長ったらしい」テキストを持つカードとして[[再録]]候補だった[[タックル蛆/Takklemaggot]]の代わりに再録された(→[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/not-their-time-2006-10-06 Not Their Time]参照)。再録時に多くの希少な[[クリーチャー・タイプ]]が変更・廃止された中で、これは[[カキ]](Oyster)のままであった。[[ローウィン]]発売に先立って行われた[[2007年9月サブタイプ変更]]でも変更されなかった。 |
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:時のらせんタイムシフト]] | *[[カード個別評価:時のらせんタイムシフト]] | ||
*[[カード個別評価:ホームランド]] - [[アンコモン]]3 | *[[カード個別評価:ホームランド]] - [[アンコモン]]3 |
2018年2月11日 (日) 01:25時点における版
Giant Oyster / 巨大カキ (2)(青)(青)
クリーチャー — カキ(Oyster)
クリーチャー — カキ(Oyster)
あなたは、あなたのアンタップ・ステップに巨大カキをアンタップしないことを選んでもよい。
(T):タップ状態のクリーチャー1体を対象とする。巨大カキがタップ状態であり続けるかぎり、それはそれのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。また、あなたの各ドロー・ステップの開始時に、そのクリーチャーの上に-1/-1カウンターを1個置く。巨大カキが戦場から離れるかアンタップ状態になったとき、そのクリーチャーからすべての-1/-1カウンターを取り除く。
緩慢なクリーチャー除去能力を持つクリーチャー。自身をタップ状態で固定する事で、対象のクリーチャーのアンタップを妨害し、毎ターン1つずつ-1/-1カウンターを乗せていく。
弱体化は1ターンにつき-1/-1なので、ティムの様に、タフネス1のクリーチャーを1ターンに1体ずつ除去できる。タフネスの大きな相手なら実質的にそのタフネスと同じだけのターンがかかるため、本当に除去するには時間がかかるが、大物が相手という事はアンタップ阻害による擬似除去効果だけでも十分に有効だろう。似たような擬似除去ができるタッパーと比べると自ら対象をタップできないのが弱みだが、一度タップできればそれを固定できる分、システムクリーチャーへの対策としても有効だろう。
「クリーチャーをタップ状態に固定」する擬似除去には脱水/Dehydrationなどのオーラもある。それらと比較するとこちらは召喚酔いによる即効性の喪失は大きいが、状況に合わせてロック対象を変えられるという点で優る。
- 能力はカキに挟まれ身動きが取れず、ジワジワ消化されていくようなイメージ。
- イラストはカキというよりシャコ貝に見える。
- アンタップまたは戦場から離れた時に取り除かれる-1/-1カウンターはこれ自身の効果によって置かれたものに限らないため、不安定性突然変異/Unstable Mutationなど自分のクリーチャーに「-1/-1カウンターを置く」デメリットを打ち消すギミックに使える。
- -1/-1カウンターを乗せる条件として、対象のクリーチャーのタップ/アンタップ状態は問わない。対象のクリーチャーがアンタップ・ステップ以外の効果でアンタップしても、-1/-1カウンターは乗る。
- アップキープ・ステップ中に能力を使う事で、即-1/-1カウンターを乗せられる。
- -1/-1カウンターと+1/+1カウンターは互いに相殺されるために、幻影のケンタウロス/Phantom Centaurのようなクリーチャーのサイズを恒久的に減らす事ができる。もし巨大カキがアンタップされるか除去されたとしても、取り除くのは-1/-1カウンターであるためである。
- 時のらせんのタイムシフトカードとして、「長ったらしい」テキストを持つカードとして再録候補だったタックル蛆/Takklemaggotの代わりに再録された(→Not Their Time参照)。再録時に多くの希少なクリーチャー・タイプが変更・廃止された中で、これはカキ(Oyster)のままであった。ローウィン発売に先立って行われた2007年9月サブタイプ変更でも変更されなかった。