ハダーナの登臨/Hadana's Climb
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2018年2月10日 (土) 00:33時点における版
伝説のエンチャント
あなたのターンの戦闘の開始時に、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。その後、そのクリーチャーの上に+1/+1カウンターが3個以上置かれているなら、ハダーナの登臨を変身させる。
Winged Temple of Orazca / オラーズカの翼神殿伝説の土地
(《ハダーナの登臨/Hadana's Climb》から変身する。)
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。
(1)(緑)(青),(T):あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは飛行を得るとともに+X/+Xの修整を受ける。Xはそれのパワーに等しい。
伝説の両面カードサイクルの緑青。あなたの戦闘フェイズ開始時に自軍クリーチャー1体に+1/+1カウンターを置く第1面から、修整と飛行を付与する起動型能力を持った第2面へと変身する。
他のリソースや特別な条件なしに任意のクリーチャーを恒久的に強化できる効果は案外貴重で、既存カードに例えれば色こそ違うが城塞の包囲/Citadel Siegeのカンモードを半分にした効果に相当する。3マナと比較的軽く、予め展開したクリーチャーを育てるにも丁度いいマナ域である。色の合うマーフォークには+1/+1カウンターのシナジーを持つカードや回避能力を持つクリーチャーが多いため相性もいい。
変身後は実質4マナで回避能力と大幅なパンプアップが繰り返し使えるようになる。これが変身しているなら最低でも3/3以上のクリーチャーがいるということなので、大幅な打点向上が見込める。第2面の起動型能力の対象は第1面で+1/+1カウンターを置いたクリーチャーに限らないため、ファッティに対して起動することで一撃必殺級のフィニッシャーに仕立て上げることも可能。
変身条件は第1面の誘発型能力の解決後、対象のクリーチャーに+1/+1カウンターが3個置かれていること。単独で変身条件を満たすなら最低3ターンと少々時間がかかるため、予め+1/+1カウンターが置かれたクリーチャーを対象にしたり、巻きつき蛇/Winding Constrictorなどで置かれる数を増やすのが有効。たかり猫猿/Scrounging Bandarを用いるなどすれば最速3ターン目の変身を狙える。この場合、マナ加速としても充分に機能するだろう。逆にカウンターを複数のクリーチャーに分散させることで、継続的な強化手段として用いる運用も可能である。
自軍のクリーチャーに大きく依存するという弱点こそあるが、エンドカードとしてのポテンシャルは充分。除去の薄いリミテッドにおいては猶更強力である。構築でもマーフォークを始め、先述した巻き付き蛇とのシナジーを見越してスゥルタイ・エネルギーにも採用される例が見られる。
関連カード
サイクル
イクサランの相克の伝説の変身する両面カードサイクル。第1面は対抗色の伝説のエンチャント。第2面は伝説の土地で、好きな色のマナ1点を生み出すマナ能力に加え、何らかの起動型能力を持つ。いずれもレア。
- 不敬の行進/Profane Procession - 薄暮薔薇の墓所/Tomb of the Dusk Rose
- 宝物庫襲撃/Storm the Vault - カトラカンの宝物庫/Vault of Catlacan
- 永遠への旅/Journey to Eternity - 永遠の洞窟、アザル/Atzal, Cave of Eternity
- 胆力の道/Path of Mettle - 制覇の塔、メッツァーリ/Metzali, Tower of Triumph
- ハダーナの登臨/Hadana's Climb - オラーズカの翼神殿/Winged Temple of Orazca