世界選手権17

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[[スタンダード]]部門では、前[[環境]]から引き続き強力な[[ラムナプ・レッド]](使用者10人)と[[青赤緑ビートダウン#カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期|ティムール・エネルギー]](同9人)が2大勢力となった。一方、[[イクサラン]]から[[アズカンタの探索/Search for Azcanta]]や[[ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt]]を獲得した[[青黒コントロール/スタンダード/カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期|青黒コントロール]]も4人([[青黒赤コントロール|グリクシス・コントロール]]を含めると5人)が使用。Top4に2人を送り込む活躍を見せた。
 
[[スタンダード]]部門では、前[[環境]]から引き続き強力な[[ラムナプ・レッド]](使用者10人)と[[青赤緑ビートダウン#カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期|ティムール・エネルギー]](同9人)が2大勢力となった。一方、[[イクサラン]]から[[アズカンタの探索/Search for Azcanta]]や[[ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt]]を獲得した[[青黒コントロール/スタンダード/カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期|青黒コントロール]]も4人([[青黒赤コントロール|グリクシス・コントロール]]を含めると5人)が使用。Top4に2人を送り込む活躍を見せた。
  
[[Peach Garden Oath]]の3人はこの[[メタゲーム]]を読み切り、[[青]]の[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]要素を厚くしたティムール・エネルギーを選択。そのうちの1人である[[William Jensen]]は12勝2敗という圧倒的な成績で決勝ラウンドに進出すると、予選ラウンドで黒星を喫した[[Kelvin Chew]]と[[Javier Domínguez]]を準決勝と決勝で破り、生まれ故郷のボストンで世界王者の座に輝いた。
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[[Peach Garden Oath]]の3人はこの[[メタゲーム]]を読み切り、[[青]]の[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]要素を厚くしたティムール・エネルギーを選択。そのうちの1人である[[William Jensen]]は12連勝(2敗)という圧倒的な成績で決勝ラウンドに進出すると、予選ラウンドで黒星を喫した[[Kelvin Chew]]と[[Javier Domínguez]]を準決勝と決勝で破り、生まれ故郷のボストンで世界王者の座に輝いた。
  
 
*新[[カード・セット|セット]]の発売からわずか1週間後という、異例のタイミングで開催された。これはスタンダードの新環境に光を当てる上で世界選手権がどれだけ有用かを見る、実験的な試みである<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/organized-play/ixalan-worlds-pro-tour-nationals-and-rptqs-2017-04-18 Ixalan, Worlds, Pro Tour, Nationals, and RPTQs]/[http://mtg-jp.com/publicity/0018681/ 『イクサラン』の発表ならびに世界選手権およびプロツアー、国別選手権、プロツアー地域予選についてのお知らせ](Organized Play 2017年4月18日 [[Helene Bergeot]]著)</ref>。
 
*新[[カード・セット|セット]]の発売からわずか1週間後という、異例のタイミングで開催された。これはスタンダードの新環境に光を当てる上で世界選手権がどれだけ有用かを見る、実験的な試みである<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/organized-play/ixalan-worlds-pro-tour-nationals-and-rptqs-2017-04-18 Ixalan, Worlds, Pro Tour, Nationals, and RPTQs]/[http://mtg-jp.com/publicity/0018681/ 『イクサラン』の発表ならびに世界選手権およびプロツアー、国別選手権、プロツアー地域予選についてのお知らせ](Organized Play 2017年4月18日 [[Helene Bergeot]]著)</ref>。
 
**準備期間の短さを考慮し、[[フォーマット]]は[[構築]]1種・[[リミテッド]]1種に絞られた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/organized-play/2018s-pro-tours-and-2017s-worlds-2017-07-19 2018's Pro Tours and 2017's Worlds]/[http://mtg-jp.com/publicity/0019129/ 2018年のプロツアーと世界選手権2017について](Organized Play 2017年7月19日 [[Elaine Chase]]著)</ref>。[[モダン]]制定以降、モダン部門のない世界選手権はこれが初。
 
**準備期間の短さを考慮し、[[フォーマット]]は[[構築]]1種・[[リミテッド]]1種に絞られた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/organized-play/2018s-pro-tours-and-2017s-worlds-2017-07-19 2018's Pro Tours and 2017's Worlds]/[http://mtg-jp.com/publicity/0019129/ 2018年のプロツアーと世界選手権2017について](Organized Play 2017年7月19日 [[Elaine Chase]]著)</ref>。[[モダン]]制定以降、モダン部門のない世界選手権はこれが初。
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**また、新セット発売直後の大会であるため、本大会の出場者には[[イクサラン]]のカードが貸し出されている <ref>[http://team-cygames.com/2017/10/07/3677/ 【WORLD】チーム戦と個人戦の準備を〈MUSASHI〉6人に聞く【Day0】](2017年4月18日 [[Team Cygames]]著)</ref>。
 
**これに伴い、[[プロツアー「イクサラン」]]はイクサラン発売の2週間後ではなく、5週間後の開催となった。
 
**これに伴い、[[プロツアー「イクサラン」]]はイクサラン発売の2週間後ではなく、5週間後の開催となった。
*併催イベントとして、3日目の決勝ラウンド前に[[プロツアー・チームシリーズ決勝17]]が行われた。
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*日本からは[[渡辺雄也]]、[[八十岡翔太]]、[[行弘賢]]の3名が出場。いずれもチーム「[[Musashi]]」のメンバーであり、下記のチームシリーズ決勝にも参加している。
*日本からは[[渡辺雄也]]、[[八十岡翔太]]、[[行弘賢]]の3名が出場。いずれもチーム「[[Musashi]]」のメンバーであり、上記のチームシリーズ決勝にも参加している。
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==プロツアー・チームシリーズ決勝17==
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併催イベントとして、3日目の決勝ラウンド前にプロツアー・チームシリーズ決勝17が行われた。
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1位通過の日本から参加したチーム[[Musashi]]は、2位通過の[[Genesis]]に競り勝ち、初代チャンピオンの栄冠を手にした。
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*日時:2017年10月5日(デッキ構築)、10月8日(対戦)
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*会場:The Castle at Park Plaza & Revere Hotel
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*[[フォーマット]]:[[チーム戦|チーム]]・[[シールド]]([[イクサラン]]×12)
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*6人が3人ずつのグループ2つに分かれ、グループごとに対戦を行う。どちらかのチームが2勝すれば優勝
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**1-1になった場合は、勝ったほうのグループどうしがタイブレークを行う。
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===対戦結果===
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*1回戦:[[Musashi]]([[渡辺雄也]]/[[覚前輝也]]/[[八十岡翔太]])×―○[[Genesis]]([[Thomas Hendriks]]/[[Seth Manfield]]/[[Lukas Blohon]])
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*2回戦:Musashi([[行弘賢]]/[[市川佑樹]]/[[山本賢太郎]])○―×Genesis([[Brad Nelson]]/[[Martin Müller]]/[[Lukas Blohon]])
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*タイブレーク:Musashi([[行弘賢]]/[[市川佑樹]]/[[山本賢太郎]])○―×Genesis([[Thomas Hendriks]]/[[Seth Manfield]]/[[Lukas Blohon]])
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*勝者:Musashi
  
 
==脚注==
 
==脚注==

2017年10月17日 (火) 23:03時点における版

世界選手権17/2017 World Championshipは、2017年にアメリカ・マサチューセッツ州のボストンで開催された世界選手権

スタンダード部門では、前環境から引き続き強力なラムナプ・レッド(使用者10人)とティムール・エネルギー(同9人)が2大勢力となった。一方、イクサランからアズカンタの探索/Search for Azcantaヴラスカの侮辱/Vraska's Contemptを獲得した青黒コントロールも4人(グリクシス・コントロールを含めると5人)が使用。Top4に2人を送り込む活躍を見せた。

Peach Garden Oathの3人はこのメタゲームを読み切り、コントロール要素を厚くしたティムール・エネルギーを選択。そのうちの1人であるWilliam Jensenは12連勝(2敗)という圧倒的な成績で決勝ラウンドに進出すると、予選ラウンドで黒星を喫したKelvin ChewJavier Domínguezを準決勝と決勝で破り、生まれ故郷のボストンで世界王者の座に輝いた。

  • セットの発売からわずか1週間後という、異例のタイミングで開催された。これはスタンダードの新環境に光を当てる上で世界選手権がどれだけ有用かを見る、実験的な試みである[1]
  • 日本からは渡辺雄也八十岡翔太行弘賢の3名が出場。いずれもチーム「Musashi」のメンバーであり、下記のチームシリーズ決勝にも参加している。

基本データ

参加者

順位 プレイヤー名 出場枠 スタンダードの使用デッキ 予選ラウンド
優勝 William Jensen 世界ランキング上位 ティムール・エネルギー 12勝2敗
準優勝 Javier Domínguez 世界ランキング上位 ラムナプ・レッド 9勝5敗
第3位 Josh Utter-Leyton 2016 Magic Online Championship優勝 青黒コントロール 9勝5敗
第4位 Kelvin Chew 世界ランキング上位 青黒コントロール 9勝5敗
第5位 Reid Duke 北米ランキング1位 ティムール・エネルギー 9勝5敗
第6位 Samuel Black 世界ランキング上位 青黒コントロール 8勝5敗1分
第7位 Seth Manfield 世界ランキング上位 4色エネルギー 8勝6敗
第8位 Owen Turtenwald 世界ランキング上位 ティムール・エネルギー 8勝6敗
第9位 Gerry Thompson プロツアー「アモンケット」優勝 青黒コントロール 7勝7敗
第10位 八十岡翔太 プロツアー「カラデシュ」優勝 グリクシス・コントロール 7勝7敗
第11位 Christian Calcano 世界ランキング上位 ラムナプ・レッド 7勝7敗
第12位 Paulo Vitor Damo da Rosa プロツアー「破滅の刻」優勝
中南米ランキング1位
ラムナプ・レッド 7勝7敗
第13位 Eric Froehlich 世界ランキング上位 ラムナプ・レッド 7勝7敗
第14位 Sebastian Pozzo スタンダード・マスター ティムール・エネルギー 7勝7敗
第15位 Brad Nelson 世界ランキング上位 4色エネルギー 6勝7敗1分
第16位 Martin Jůza ドラフト・マスター ラムナプ・レッド 6勝8敗
第17位 行弘賢 世界ランキング上位 ティムール・エネルギー 6勝8敗
第18位 渡辺雄也 アジア太平洋ランキング1位 ティムール・エネルギー 6勝8敗
第19位 Márcio Carvalho ヨーロッパランキング1位 ラムナプ・レッド 6勝8敗
第20位 李詩天 世界ランキング上位 ラムナプ・レッド 6勝8敗
第21位 Martin Müller 世界ランキング上位 4色エネルギー 6勝8敗
第22位 Donald Smith 世界ランキング上位 トレジャー・レッド 5勝9敗
第23位 Lucas Esper Berthoud プロツアー「霊気紛争」優勝 ラムナプ・レッド 4勝10敗
第24位 Samuel Pardee 世界ランキング上位 ラムナプ・レッド 2勝12敗

プロツアー・チームシリーズ決勝17

併催イベントとして、3日目の決勝ラウンド前にプロツアー・チームシリーズ決勝17が行われた。

1位通過の日本から参加したチームMusashiは、2位通過のGenesisに競り勝ち、初代チャンピオンの栄冠を手にした。

  • 日時:2017年10月5日(デッキ構築)、10月8日(対戦)
  • 会場:The Castle at Park Plaza & Revere Hotel
  • フォーマットチームシールドイクサラン×12)
  • 6人が3人ずつのグループ2つに分かれ、グループごとに対戦を行う。どちらかのチームが2勝すれば優勝
    • 1-1になった場合は、勝ったほうのグループどうしがタイブレークを行う。

対戦結果

脚注

  1. Ixalan, Worlds, Pro Tour, Nationals, and RPTQs/『イクサラン』の発表ならびに世界選手権およびプロツアー、国別選手権、プロツアー地域予選についてのお知らせ(Organized Play 2017年4月18日 Helene Bergeot著)
  2. 2018's Pro Tours and 2017's Worlds/2018年のプロツアーと世界選手権2017について(Organized Play 2017年7月19日 Elaine Chase著)
  3. 【WORLD】チーム戦と個人戦の準備を〈MUSASHI〉6人に聞く【Day0】(2017年4月18日 Team Cygames著)

参考

2017シーズン
世界選手権
ワールドカップ
世界選手権 - ワールド・マジック・カップ
国別選手権 日本 - イングランド - アメリカ
プロツアー プロツアー「霊気紛争」(ダブリン) - プロツアー「アモンケット」(ナッシュビル) - プロツアー「破滅の刻」(京都) - プロツアー「イクサラン」(アルバカーキ)
グランプリ
16-17シーズン ルイビル - サンノゼ - プラハ - ピッツバーグ - バンクーバー - ブリスベン - ユトレヒト - ニュージャージー春 - バルセロナ - 静岡春 - ポルトアレグレ - オーランド - サンアントニオ - メキシコシティ - リッチモンド - ボローニャ - 北京 - モントリオール - サンティアゴ - コペンハーゲン - 神戸 - オマハ - アムステルダム - マニラ - ラスベガスレガシーリミテッドモダン) - クリーブランド - シドニー - トロント - 京都
イクサラン
サイクル
ミネアポリス - バーミンガム - サンパウロ - デンバー - インディアナポリス - メッス - ワシントンDC - トリノ - プロビデンス - 静岡秋 - フェニックス - リバプール - 香港 - アトランタ - ワルシャワ - 上海
イクサランの相克
サイクル
ポートランド - リヨン - オクラホマシティ - マドリード - ニュージャージー冬 - シンガポール
その他 チームシリーズ決勝 - SSSチャンピオンシップ - ヴィンテージ - レガシー - ヨーロッパヴィンテージ - ヨーロッパレガシー - Finals
1995-19961996-19971997-19981998-19991999-20002000-20012001-20022002-20032003-20042004-20052006200720082009201020112012201320142015201620172018201920202020-20212021-20222022-20232023-20242024-2025
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