The Rock
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この時期はクリーチャー戦が主体となったため、[[赤]]を[[タッチ]]して[[終止/Terminate]]や[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]が投入された。 | この時期はクリーチャー戦が主体となったため、[[赤]]を[[タッチ]]して[[終止/Terminate]]や[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]が投入された。 | ||
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+ | *初期の[[生ける屍/Living Death]]が搭載されているタイプは[[マルカ・デス]]と呼ばれる。 | ||
*デッキ全体を[[軽い|軽量]]化し、[[ビートダウン]]シフトにしたタイプが[[京都迷宮案内]](Macey Rock)である。 | *デッキ全体を[[軽い|軽量]]化し、[[ビートダウン]]シフトにしたタイプが[[京都迷宮案内]](Macey Rock)である。 | ||
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− | *[[ローウィン]]以降[[スタンダード]]で、海外を中心に増加傾向にある。 | + | *[[ローウィン]]参入後の[[スタンダード]]では[[ビートダウン]]型が主流になっている。→[[黒緑ビートダウン#時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期|黒緑ビートダウン]] |
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+ | *[[ローウィン]]参入後の[[エクステンデッド]]では[[リセット]]の[[死の雲/Death Cloud]]などを追加したバージョンも登場した。→[[デスクラウド#エクステンデッド|デスクラウド]] | ||
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− | * | + | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mf16 The Many Faces of Malka]([[WotC]]、文:[[Mike Flores]]) |
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] |
2008年3月3日 (月) 00:46時点における版
黒緑のコントロール寄りなグッドスタッフ。 正式にはThe Rock and His Millions(「ロック様とその100万のしもべ」の意。WWEのスーパースター、ザ・ロックのキメ台詞)。
元は、旧エクステンデッドに存在したデッキの事を指していたが、最近では、黒緑の色で組まれるグッドスタッフの総称として用いられ、ビートダウン寄りのものも含まれる事が多い。
エンチャント
(X),破滅的な行為を生け贄に捧げる:マナ総量がX以下の、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーとすべてのエンチャントを破壊する。
ソーサリー
あなたは、ゲームの外部からあなたがオーナーであるクリーチャー・カード1枚か土地カード1枚を公開し、それをあなたの手札に加えてもよい。生ける願いを追放する。
アポカリプス参入により追加された、破滅的な行為/Pernicious Deedや魂売り/Spiritmongerといった黒緑の強力なカードが中心となって組まれる。
全体除去である破滅的な行為/Pernicious Deedと多量のクリーチャーを併用しており、ディスシナジーを形成してしまう。 そのためヤヴィマヤの古老/Yavimaya Elderなど墓地に行くことでアドバンテージが見込めるカード、花の壁/Wall of Blossomsや永遠の証人/Eternal Witnessなどの187クリーチャー、貪欲なるベイロス/Ravenous Balothのような生け贄能力持ち、マスティコア/Masticoreのような再生持ちなど、主に破滅的な行為と相性のいいクリーチャーが採用される。
さらに強力な手札破壊や、吸血の教示者/Vampiric Tutorと生ける願い/Living Wishによるサーチで多分な汎用性を持つ。 強力なコントロール要素を持ったデッキであり、対コントロール・対ビートダウン問わず安定した戦いが見込める。 ただ汎用性の高さ・高い安定感とは裏腹に決定力に欠ける面があり、時に器用貧乏と揶揄されることも多い。
青緑マッドネスの登場により、3ターン目にでてくる尊大なワーム/Arrogant Wurmによって点数で見たマナ・コストに依存する破滅的な行為の効果が薄くなり、起動した返しに出てくる墓地のワームの咆哮/Roar of the Wurmにも対処しづらかったので、一時期エクステンデッドのトーナメントシーンから駆逐された時期もあった。 この時期はクリーチャー戦が主体となったため、赤をタッチして終止/Terminateや火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuが投入された。 後にサイカトグがマッドネスを食い始めまた復活するなど、興味深いメタの変遷がある。
ラヴニカ:ギルドの都参入後のエクステンデッドでは、ショックランドにより多色化の傾向が強まり、青を加えてけちな贈り物/Gifts Ungivenを採用したバージョンが登場した。→けちマルカ
- 初期の生ける屍/Living Deathが搭載されているタイプはマルカ・デスと呼ばれる。
- デッキ全体を軽量化し、ビートダウンシフトにしたタイプが京都迷宮案内(Macey Rock)である。
- 頭蓋骨絞め/Skullclampも採用できた時期があり、デッキタイプとうまく噛み合うかと思われたが、すぐ禁止になってしまった。
- ローウィン参入後のスタンダードではビートダウン型が主流になっている。→黒緑ビートダウン
- ローウィン参入後のエクステンデッドではリセットの死の雲/Death Cloudなどを追加したバージョンも登場した。→デスクラウド
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーヒューストン02 ベスト4(参考)
- 使用者:Darwin Kastle
- フォーマット
- サイドボードは吸血の教示者/Vampiric Tutorと生ける願い/Living Wishのシルバーバレット用に多く割かれている。