青白コントロール
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[[グルールカラー|赤緑]]の[[ステロイド]]と同じく、最もオーソドックスな[[アーキタイプ]]の1つである。 | [[グルールカラー|赤緑]]の[[ステロイド]]と同じく、最もオーソドックスな[[アーキタイプ]]の1つである。 | ||
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*どちらの[[色]]も[[ダブルシンボル]]のカードを使うため、[[土地]]配分には気を配る必要がある。 | *どちらの[[色]]も[[ダブルシンボル]]のカードを使うため、[[土地]]配分には気を配る必要がある。 | ||
− | *往々にして[[レア]] | + | *往々にして[[レア]]カード満載になり金がかかるデッキタイプである。が、デッキの中心となる高額カード([[神の怒り/Wrath of God]]や[[アダーカー荒原/Adarkar Wastes]]など)が[[基本セット]]を中心としているので、初期投資を惜しまなければ、同じカードの使いまわしで長く楽しめるデッキタイプであるという見方もできる。 |
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[[マジック]]黎明期から時代とともにいろいろな形に変わっていったタイプである。 | [[マジック]]黎明期から時代とともにいろいろな形に変わっていったタイプである。 | ||
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ディセンション参入により、[[宮廷の軽騎兵/Court Hussar]]、[[糾弾/Condemn]]、 | ディセンション参入により、[[宮廷の軽騎兵/Court Hussar]]、[[糾弾/Condemn]]、 | ||
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[[親和#deck|親和]]全盛の時代に[[清純な天使/Pristine Angel]]と[[崇拝/Worship]]で半[[ロック]]するコントロール。 | [[親和#deck|親和]]全盛の時代に[[清純な天使/Pristine Angel]]と[[崇拝/Worship]]で半[[ロック]]するコントロール。 | ||
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[[デッキリスト]]は[[World Championship Decks 2004]]を参照のこと。 | [[デッキリスト]]は[[World Championship Decks 2004]]を参照のこと。 | ||
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[[カウンターレベル]]と[[ミルストーリー]]の2種類が存在。 | [[カウンターレベル]]と[[ミルストーリー]]の2種類が存在。 | ||
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ミルストーリーはフィニッシャーとなるクリーチャーは存在せず、[[石臼/Millstone]]による[[ライブラリーアウト]]を狙う。 | ミルストーリーはフィニッシャーとなるクリーチャーは存在せず、[[石臼/Millstone]]による[[ライブラリーアウト]]を狙う。 | ||
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また[[ノンクリーチャー]]にこだわらず、[[まばゆい天使/Blinding Angel]]をフィニッシャーにしたタイプもあった。 | また[[ノンクリーチャー]]にこだわらず、[[まばゆい天使/Blinding Angel]]をフィニッシャーにしたタイプもあった。 | ||
− | これのお陰で[[ファイアーズ]] | + | これのお陰で[[ファイアーズ]]に対して優位に戦うことが出来たため、元々の[[デッキパワー]]+環境最大勢力に対する[[アンチデッキ|メタデッキ]]としてメタの二番手に食い込んだ。 |
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[[アポカリプス]]以降は3色のデッキを組むことが容易となったため、青白コントロールは[[Go-Mar]]や[[トレンチ]]などへ変化していく。 | [[アポカリプス]]以降は3色のデッキを組むことが容易となったため、青白コントロールは[[Go-Mar]]や[[トレンチ]]などへ変化していく。 | ||
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[[カウンターポスト]]と呼ばれる型が注目を集めた。 | [[カウンターポスト]]と呼ばれる型が注目を集めた。 | ||
− | [[Kjeldoran Outpost]] | + | [[Kjeldoran Outpost]]は、序盤の[[ブロッカー]]を供給しつつ、[[神の怒り/Wrath of God]]後の[[フィニッシャー]]にもなるということで、[[デッキタイプ]]によく合ったカードであった。 |
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− | ==[[マジック]]創世記 | + | ==[[マジック]]創世記== |
[[破裂の王笏/Disrupting Scepter]]や[[ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome]]による[[アドバンテージ]]を積み重ね、最終的に[[セラの天使/Serra Angel]]で勝利する[[The Deck]]とよばれるものが存在した。 | [[破裂の王笏/Disrupting Scepter]]や[[ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome]]による[[アドバンテージ]]を積み重ね、最終的に[[セラの天使/Serra Angel]]で勝利する[[The Deck]]とよばれるものが存在した。 | ||
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[[デュアルランド]]時代の[[エクステンデッド]]でもよく見られた[[デッキタイプ]]である。 | [[デュアルランド]]時代の[[エクステンデッド]]でもよく見られた[[デッキタイプ]]である。 | ||
[[Force of Will]]、[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]などの定番[[カード]]がその骨格を支える。 | [[Force of Will]]、[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]などの定番[[カード]]がその骨格を支える。 | ||
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− | ==[[エターナル] | + | ==[[エターナル]]== |
[[行き詰まり/Standstill]]を[[ドロー]]手段に、[[ミシュラランド]]の[[ダメージ]][[クロック]]を[[フィニッシャー]]に据えた[[ランドスティル]]と呼ばれる[[タイプ]]が主流。 | [[行き詰まり/Standstill]]を[[ドロー]]手段に、[[ミシュラランド]]の[[ダメージ]][[クロック]]を[[フィニッシャー]]に据えた[[ランドスティル]]と呼ばれる[[タイプ]]が主流。 |
2008年2月19日 (火) 22:20時点における版
従来青はパーマネントの処理が非常に苦手であったため、それを白の優秀な除去呪文などで補ったデッキ。 デッキタイプとしては基本的にパーミッションの構成を取る。
白のコントロールカードや青のカウンターで相手を止め、大型フィニッシャーで勝負を決める。 赤緑のステロイドと同じく、最もオーソドックスなアーキタイプの1つである。
カウンターなどの基本的なコントロール向きのカードがあれば簡単に作れるので、現在の色の役割が変更にならない限り、このアーキタイプが消える事はないだろう。
- どちらの色もダブルシンボルのカードを使うため、土地配分には気を配る必要がある。
- 往々にしてレアカード満載になり金がかかるデッキタイプである。が、デッキの中心となる高額カード(神の怒り/Wrath of Godやアダーカー荒原/Adarkar Wastesなど)が基本セットを中心としているので、初期投資を惜しまなければ、同じカードの使いまわしで長く楽しめるデッキタイプであるという見方もできる。
マジック黎明期から時代とともにいろいろな形に変わっていったタイプである。
目次 |
ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期
青単トロンからの流れを汲むウルザトロン系コントロールデッキが、青白という新たなカラーパターンで青白トロンとして登場。 世界選手権06などで活躍した。
土地 — (Urza’s) 塔(Tower)
(T):(◇)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・鉱山(Mine)とウルザの・魔力炉(Power-Plant)をコントロールしているなら、代わりに(◇)(◇)(◇)を加える。
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりにオーナーの手札に加える。
カードを1枚引く。
トリスケラバス/Triskelavusを使うトリスケトロンや砂の殉教者/Martyr of Sandsを使用した殉教者トロンなど、いくつかのバリエーションがある。
神河ブロック+ラヴニカ・ブロック+コールドスナップ期
白青のギルド/Guild、アゾリウス評議会/The Azorius Senateはラヴニカ・ブロックの最後ディセンションにて登場したため、世に出てくるのは大分遅かったといえる。 ディセンション参入により、宮廷の軽騎兵/Court Hussar、糾弾/Condemn、 呪文嵌め/Spell Snare等が登場して、トーナメントレベルになるようになった。
クリーチャー — ヴィダルケン(Vedalken) 騎士(Knight)
警戒
宮廷の軽騎兵が戦場に出たとき、あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
宮廷の軽騎兵が戦場に出たとき、それを唱えるために(白)が使われていないかぎり、それを生け贄に捧げる。
コールドスナップ参入後は占術の岩床/Scrying Sheetsや相殺/Counterbalanceが師範の占い独楽/Sensei's Divining Topと共に用いられた。 青白氷雪コントロールのページも参照。
ミラディン・ブロック+神河ブロック期
親和全盛の時代に清純な天使/Pristine Angelと崇拝/Worshipで半ロックするコントロール。
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行
清純な天使がアンタップ状態であるかぎり、それはプロテクション(アーティファクト)とプロテクション(すべての色)を持つ。
あなたが呪文を唱えるたび、清純な天使をアンタップしてもよい。
エンチャント
あなたがクリーチャーを1体でもコントロールしている場合、あなたのライフの総量を1点未満に減少させるダメージは、代わりにあなたのライフの総量が1点になるまで減少させる。
オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期
青のカウンターやドローの質がかなり落ちていて従来のパーミッション+リセットという形をとるのが困難になってきたが、一方で白は強力なフィニッシャーが多く存在し、リセット呪文も環境によく合っていた為、白コントロールをベースにカウンターを散らしたタイプのデッキが作られた。
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行
賛美されし天使がダメージを与えるたび、あなたは同じ点数のライフを得る。
変異(2)(白)(白)(あなたはこのカードを、(3)で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの変異コストで、これをいつでも表向きにしてもよい。)
ソーサリー
すべてのアーティファクトと、すべてのクリーチャーと、すべてのエンチャントを破壊する。
サイクリング(3)((3),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
オンスロート・ブロックの誇る3大フィニッシャー(賛美されし天使/Exalted Angel、正義の命令/Decree of Justice、永遠のドラゴン/Eternal Dragon)をフル投入する他の時代とは違うタイプが主流である。 デッキリストはWorld Championship Decks 2004を参照のこと。
メタの中心にある親和に対抗するため機械の行進/March of the Machinesを採用したものも存在した。→機械の行進
エンチャント
クリーチャーでない各アーティファクトは、パワーとタフネスがそれぞれそのマナ総量に等しいアーティファクト・クリーチャーである。(クリーチャーである装備品(Equipment)をクリーチャーに装備することはできない。)
なお、ミラディン参入直後にはヤソコンと呼ばれるシルバーバレット戦略を重視したものも存在した。
マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期
カウンターレベルは、リクルート能力を持つレベルを、序盤のブロッカー、終盤のフィニッシャーとして使用する。
そのリクルート能力によりパーミッションに強い。
伝説のクリーチャー — 人間(Human) レベル(Rebel)
(X),(T):あなたのライブラリーから、マナ総量がX点以下のレベル(Rebel)・パーマネント・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後、ライブラリーを切り直す。
(3):あなたの墓地にあるレベル・カード1枚を対象とし、それをあなたのライブラリーの一番下に置く。
ミルストーリーはフィニッシャーとなるクリーチャーは存在せず、石臼/Millstoneによるライブラリーアウトを狙う。 多色の環境ではあったが、物語の円/Story Circleが神の怒りとの相性もよく、クリーチャーデッキをメタって広く使用された。
またノンクリーチャーにこだわらず、まばゆい天使/Blinding Angelをフィニッシャーにしたタイプもあった。 これのお陰でファイアーズに対して優位に戦うことが出来たため、元々のデッキパワー+環境最大勢力に対するメタデッキとしてメタの二番手に食い込んだ。
エンチャント
物語の円が戦場に出るに際し、色を1色選ぶ。
(白):このターン、あなたが選んだ、選ばれた色の発生源1つが次にあなたに与えるすべてのダメージを軽減する。
アポカリプス以降は3色のデッキを組むことが容易となったため、青白コントロールはGo-Marやトレンチなどへ変化していく。
マスクス・ブロック構築
獅子将マギータ/Mageta the Lionをカウンターで守るカウンターマギータが登場。 獅子将マギータの手札消費が激しいが、青の島/Islandを戻すピッチスペルがうまく補っていた。
伝説のクリーチャー — 人間(Human) スペルシェイパー(Spellshaper)
(2)(白)(白),(T),カードを2枚捨てる:獅子将マギータ以外のすべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。
3/3他、まばゆい天使/Blinding Angelも除去されなければ単体で勝てるカードとして優秀。
アイスエイジ・ブロック期
カウンターポストと呼ばれる型が注目を集めた。 Kjeldoran Outpostは、序盤のブロッカーを供給しつつ、神の怒り/Wrath of God後のフィニッシャーにもなるということで、デッキタイプによく合ったカードであった。
土地
Kjeldoran Outpostが戦場に出るなら、代わりに平地(Plains)を1つ生け贄に捧げる。そうしたなら、Kjeldoran Outpostを戦場に出す。そうしなかったなら、それをオーナーの墓地に置く。
(T):(白)を加える。
(1)(白),(T):白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを1体生成する。
マジック創世記
破裂の王笏/Disrupting Scepterやジェイムデー秘本/Jayemdae Tomeによるアドバンテージを積み重ね、最終的にセラの天使/Serra Angelで勝利するThe Deckとよばれるものが存在した。
エクステンデッド(ローテーション後)
ローテーションでデュアルランドや剣を鍬に/Swords to Plowsharesなどを失い一時鳴りを潜めていたが、ミラディンで等時の王笏/Isochron Scepterを獲得。 オアリムの詠唱/Orim's Chantとのコンボを核としたセプターチャントとしてメタゲームに復帰する。
アーティファクト
刻印 ― 等時の王笏が戦場に出たとき、あなたはあなたの手札にあるマナ総量が2以下のインスタント・カードを1枚、追放してもよい。
(2),(T):あなたは、その追放されたカードをコピーしてもよい。そうしたなら、あなたはそのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
インスタント
キッカー(白)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(白)を支払ってもよい。)
プレイヤー1人を対象とする。このターン、そのプレイヤーは呪文を唱えられない。
この呪文がキッカーされていたなら、このターン、クリーチャーは攻撃できない。
また、ディセンションでのアゾリウス・ギルド参入によるマナ基盤安定後は、青単トロンの流れを汲むウルザトロン系デッキ・青白トロンも登場した。
ソーサリー
白の4/4の飛行を持つ天使(Angel)クリーチャー・トークンをX体生成する。
サイクリング(2)(白)((2)(白),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが正義の命令をサイクリングしたとき、あなたは(X)を支払ってもよい。そうした場合、白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをX体生成する。
土地 — (Urza’s) 塔(Tower)
(T):(◇)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・鉱山(Mine)とウルザの・魔力炉(Power-Plant)をコントロールしているなら、代わりに(◇)(◇)(◇)を加える。
旧エクステンデッド(デュアルランド期)
デュアルランド時代のエクステンデッドでもよく見られたデッキタイプである。 Force of Will、剣を鍬に/Swords to Plowsharesなどの定番カードがその骨格を支える。
土地
Kjeldoran Outpostが戦場に出るなら、代わりに平地(Plains)を1つ生け贄に捧げる。そうしたなら、Kjeldoran Outpostを戦場に出す。そうしなかったなら、それをオーナーの墓地に置く。
(T):(白)を加える。
(1)(白),(T):白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを1体生成する。
不毛の大地/Wastelandの台頭でカウンターポストが衰退した後は、 フィニッシャーなどのために緑を加えるタイプが主流になった。→ワラミーズ
ソーサリー
緑の3/3の象(Elephant)クリーチャー・トークンを1体生成する。
フラッシュバック(3)(緑)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
ただ、オデッセイ以降、パーミッションとしては別に強力な青黒コントロールのサイカトグが登場し、このデッキは活躍の場を奪われてしまった。
エターナル
行き詰まり/Standstillをドロー手段に、ミシュラランドのダメージクロックをフィニッシャーに据えたランドスティルと呼ばれるタイプが主流。
土地
(T):(◇)を加える。
(1):ターン終了時まで、ミシュラの工廠は2/2の組立作業員(Assembly-Worker)アーティファクト・クリーチャーになる。それは土地でもある。
(T):組立作業員クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+1の修整を受ける。
詳細はランドスティルを参照のこと。