血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
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− | [[コスト]]が割高なものが多い続唱[[カード]]の中で、4[[マナ]]3/2・[[速攻]]持ちと[[コスト・パフォーマンス]]が群を抜いて高い。特に、同じく4マナ[[アンコモン]]の[[カターリの残影/Kathari Remnant]]との差は歴然としている。 | + | [[コスト]]が割高なものが多い続唱[[カード]]の中で、4[[マナ]]3/2・[[速攻]]持ちと[[コスト・パフォーマンス]]が群を抜いて高い。特に、同じく4マナ[[アンコモン]]の[[カターリの残影/Kathari Remnant]]との差は歴然としている。[[マナ加速]]が得意な[[緑]]を含んでいることも強みで、3[[ターン]]目から一気に攻勢をかけることも珍しくない。 |
− | + | 加えて[[赤緑]]を含む[[ジャンド/Jund]]や[[ナヤ/Naya]]には、[[火力]]・[[除去]]・[[パンプアップ]]・[[ウィニー]]や[[マナ・クリーチャー]]など、使用場面を選ばないカードが多いことも強力さに拍車をかけている。このカードと周辺[[メタゲーム]]を意識して[[デッキ]]を組めば、続唱を無駄にすることなく確実に[[アドバンテージ]]を得られる。 | |
− | + | [[テンポ]]と[[アドバンテージ]]の両面に優れた[[パワーカード]]であり、赤緑を含むデッキならば[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]・[[コントロール (デッキ)|コントロール]]を問わず幅広く採用される。[[アラーラの断片ブロック構築]]や[[スタンダード]]、さらには[[エクステンデッド]]や[[モダン]]でも[[ジャンドコントロール|ジャンド]]を支え、[[メタゲーム|メタ]]の中心たらしめている。 | |
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*続唱からクリーチャーにつながればこれ自身も合わせて[[復讐蔦/Vengevine]]の[[能力]]を[[誘発]]させることができる。[[赤緑白ビートダウン#アラーラの断片ブロック期|ナヤビートダウン]]でも採用される[[ギミック]]である。 | *続唱からクリーチャーにつながればこれ自身も合わせて[[復讐蔦/Vengevine]]の[[能力]]を[[誘発]]させることができる。[[赤緑白ビートダウン#アラーラの断片ブロック期|ナヤビートダウン]]でも採用される[[ギミック]]である。 | ||
+ | *通称「ちあみん」。語呂のよさだけでなく、[[#ストーリー|ハードな設定]]と逞しい{{Gatherer|id=196147}}に似つかわしくない可愛らしさからよく使われる。 | ||
+ | *[[プレインチェイス2012]]に{{Gatherer|id=288370|新規イラスト}}で[[再録]]。 | ||
2013年2月1日より、ジャンドがメタゲームの中心に存在し続けていることを受けて、ジャンドで常に4枚採用され続ける(かつ他の上位デッキで採用されることの少ない)カードであるとして、[[モダン]]で[[禁止カード]]に指定された([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/232 参考]/[http://mtg-jp.com/publicity/004206/ 日本語])。 | 2013年2月1日より、ジャンドがメタゲームの中心に存在し続けていることを受けて、ジャンドで常に4枚採用され続ける(かつ他の上位デッキで採用されることの少ない)カードであるとして、[[モダン]]で[[禁止カード]]に指定された([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/232 参考]/[http://mtg-jp.com/publicity/004206/ 日本語])。 | ||
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別の断片同士が協力し、共通の敵に対抗するため団結する者たち、加入者(The Joiners)に分類されるカードの1つ。 | 別の断片同士が協力し、共通の敵に対抗するため団結する者たち、加入者(The Joiners)に分類されるカードの1つ。 | ||
− | '''血編み髪のエルフ'''/''Bloodbraid Elf''は、[[ジャンド/Jund]]の戦士氏族(warrior-clans)に加わることを選択した[[ナヤ/Naya]]出身の[[シーリアのエルフ/Cylian Elf]]で、ジャンド人のように髪を編み込んでいる({{Gatherer| | + | '''血編み髪のエルフ'''/''Bloodbraid Elf''は、[[ジャンド/Jund]]の戦士氏族(warrior-clans)に加わることを選択した[[ナヤ/Naya]]出身の[[シーリアのエルフ/Cylian Elf]]で、ジャンド人のように髪を編み込んでいる({{Gatherer|id=196147}})。(→[http://www.wizards.com/Magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/36 Choices in the New Alara]、[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/stf/38 Reality Check]参照) |
掌編[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/37 The Day a Vedalken Exploded]では、[[アラーラの断片サイクルのその他のキャラクター#Keimon|Keimon(ケイモン)]]が唱えた天候呪文は[[大渦/Maelstrom]]の影響で暴走し、[[謎のスフィンクス/Enigma Sphinx#ストーリー|謎のスフィンクス/Enigma Sphinx]]や[[徴兵されたワーム/Enlisted Wurm#ストーリー|徴兵されたワーム/Enlisted Wurm]]を出現させた後に、このエルフを呼び出した。そして暴走した呪文は[[終止/Terminate#ストーリー|終止/Terminate]]となってケイモンの命を奪う。 | 掌編[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/37 The Day a Vedalken Exploded]では、[[アラーラの断片サイクルのその他のキャラクター#Keimon|Keimon(ケイモン)]]が唱えた天候呪文は[[大渦/Maelstrom]]の影響で暴走し、[[謎のスフィンクス/Enigma Sphinx#ストーリー|謎のスフィンクス/Enigma Sphinx]]や[[徴兵されたワーム/Enlisted Wurm#ストーリー|徴兵されたワーム/Enlisted Wurm]]を出現させた後に、このエルフを呼び出した。そして暴走した呪文は[[終止/Terminate#ストーリー|終止/Terminate]]となってケイモンの命を奪う。 |
2013年6月10日 (月) 12:22時点における版
クリーチャー — エルフ(Elf) 狂戦士(Berserker)
速攻
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
続唱付きのヴァルショクの狂戦士/Vulshok Berserker。
コストが割高なものが多い続唱カードの中で、4マナ3/2・速攻持ちとコスト・パフォーマンスが群を抜いて高い。特に、同じく4マナアンコモンのカターリの残影/Kathari Remnantとの差は歴然としている。マナ加速が得意な緑を含んでいることも強みで、3ターン目から一気に攻勢をかけることも珍しくない。
加えて赤緑を含むジャンド/Jundやナヤ/Nayaには、火力・除去・パンプアップ・ウィニーやマナ・クリーチャーなど、使用場面を選ばないカードが多いことも強力さに拍車をかけている。このカードと周辺メタゲームを意識してデッキを組めば、続唱を無駄にすることなく確実にアドバンテージを得られる。
テンポとアドバンテージの両面に優れたパワーカードであり、赤緑を含むデッキならばビートダウン・コントロールを問わず幅広く採用される。アラーラの断片ブロック構築やスタンダード、さらにはエクステンデッドやモダンでもジャンドを支え、メタの中心たらしめている。
- 3マナ以下のカードを1種類しか入れていなければ必ず唱えることができる。これを利用したのが続唱スワンと呼ばれるコンボデッキである。
- 続唱からクリーチャーにつながればこれ自身も合わせて復讐蔦/Vengevineの能力を誘発させることができる。ナヤビートダウンでも採用されるギミックである。
- 通称「ちあみん」。語呂のよさだけでなく、ハードな設定と逞しいイラストに似つかわしくない可愛らしさからよく使われる。
- プレインチェイス2012に新規イラストで再録。
2013年2月1日より、ジャンドがメタゲームの中心に存在し続けていることを受けて、ジャンドで常に4枚採用され続ける(かつ他の上位デッキで採用されることの少ない)カードであるとして、モダンで禁止カードに指定された(参考/日本語)。
関連カード
サイクル
- 献身的な嘆願/Ardent Plea
- カターリの残影/Kathari Remnant
- 瀝青破/Bituminous Blast
- 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
- 徴兵されたワーム/Enlisted Wurm
開発秘話
このカードの当初のコンセプトは、故郷のナヤ/Nayaから遠く離れたジャンド/Jundに迷い込んだエルフの少女。ただ、あまりにシンプルで、既にコンフラックスで扱った分野であり、アラーラ再誕にそぐうものではなかった。頭を抱えていたDoug Beyerはジャンドを訪れエルフ少女Eleni(エレニ)に出会った夢を見たことから、このカードはエルフの迷い子から、髪を編み込んだ強く有能なエルフ戦士へとイメージが固められたという。(→A Different Kind of Origin Story参照)
ストーリー
別の断片同士が協力し、共通の敵に対抗するため団結する者たち、加入者(The Joiners)に分類されるカードの1つ。
血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elfは、ジャンド/Jundの戦士氏族(warrior-clans)に加わることを選択したナヤ/Naya出身のシーリアのエルフ/Cylian Elfで、ジャンド人のように髪を編み込んでいる(イラスト)。(→Choices in the New Alara、Reality Check参照)
掌編The Day a Vedalken Explodedでは、Keimon(ケイモン)が唱えた天候呪文は大渦/Maelstromの影響で暴走し、謎のスフィンクス/Enigma Sphinxや徴兵されたワーム/Enlisted Wurmを出現させた後に、このエルフを呼び出した。そして暴走した呪文は終止/Terminateとなってケイモンの命を奪う。