向上呪文
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**例えば、[[アゾリウスの伝令/Azorius Herald]]をクローンでコピーした場合、クローンのコストで(青)を支払っているので、クローンは戦場に残る。 | **例えば、[[アゾリウスの伝令/Azorius Herald]]をクローンでコピーした場合、クローンのコストで(青)を支払っているので、クローンは戦場に残る。 | ||
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[[シャドウムーア・ブロック]]では、このメカニズムの発展として、[[侵入の追い返し/Repel Intruders|混成強化呪文]]が登場した。 | [[シャドウムーア・ブロック]]では、このメカニズムの発展として、[[侵入の追い返し/Repel Intruders|混成強化呪文]]が登場した。 |
2014年3月14日 (金) 16:33時点における版
向上呪文(Enhanced Spell)とは、ラヴニカ・ブロックに登場する、唱える際に特定の色マナを支払うと効果が増すカードの総称。それがクリーチャー呪文の場合は「向上クリーチャー」「強化クリーチャー」とも呼ばれる。
各ギルドにそれぞれ2枚存在する。
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カードセットごとの特徴
カードセットごとに特徴が異なっている。サイクルカードとしては珍しく、レアリティが揃えられていない。
- ラヴニカ:ギルドの都
- インスタントかソーサリーのみ。ゴルガリのみアンコモン2枚、他はコモン・アンコモン1枚ずつ。対応する色のマナを支払うと効果が追加される。
- の8種。
- ギルドパクト
- クリーチャーのみ。オルゾフのみコモン・アンコモン1枚ずつ、他はコモン2枚。対応する色のマナを支払ったときにのみ誘発するCIP能力を持つ。
- の6種。
- ディセンション
- クリーチャーのみ。全てアンコモン。対応する色のマナを支払わないと戦場に残れず、生け贄に捧げられる。また、そのすべてがそれとは別にCIP能力を持っている。「向上させればクリーチャーがオマケについてくる」というスタイル。のちのCIP能力持ち想起エレメンタルに近い。
- の6種。
ルール詳細
- キッカーのように、追加コストとしてマナを支払うのではない。不特定マナ・コストの部分に特定の色のマナを支払うということである。
- 例えば死後剛直/Vigor Mortisならば、(2)(黒)(黒)(緑)ではなく、(1)(黒)(黒)(緑)や(青)(黒)(黒)(緑)などで支払えばよい。
- 追加効果は、使うか使わないかを任意に選べるものではない。特定のマナを支払った場合、追加効果の発揮は強制である。
- 例えば横揺れの増長/Rolling Spoilに(黒)を支払った場合、-1/-1の修整が使用者に不利だったとしても、それは避けられない。
- 特定のマナを複数支払ったとしても、追加効果が増すことはない。
- 例えば死後剛直/Vigor Mortisに(黒)(黒)(緑)(緑)を支払ったとしても、乗る+1/+1カウンターは1個である。2個に増えたりすることはない。
- 太陽の拳/Fist of Sunsの代替コストで(白)(青)(黒)(赤)(緑)が支払われた場合でも、その向上呪文は追加の効果を得ることができる。
- 血の呼び水/Blood Funnelなどによって不特定マナ・コストがすべて軽減されていると、普通別の色のマナは支払えないので、追加の効果は得られない。
- 唱える以外の方法で向上クリーチャーが戦場に出た場合、コストとしてマナが支払われていないので、特定の色のマナを支払ったことによる恩恵は受けられない。
- コストに支払われたマナの色はコピー可能な値ではない。よって、向上呪文をコピーした場合、コピーの方で追加の効果を得られることはない。
- クローン/Cloneなどで向上クリーチャーをコピーした場合、それを唱えるに際して支払ったマナが参照される。
- 例えば、アゾリウスの伝令/Azorius Heraldをクローンでコピーした場合、クローンのコストで(青)を支払っているので、クローンは戦場に残る。
- カードそのものは単色だがルール文章中にマナ・シンボルを含むため固有色は多色になる。
その他
シャドウムーア・ブロックでは、このメカニズムの発展として、混成強化呪文が登場した。