ささやきの森/Whispering Woods
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2010年9月16日 (木) 17:55時点における版
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ささやきの森/Whispering WoodsはHarper Prismの小説第二作目(邦訳版では一作目)。
Clayton Emeryによる三部作の一作目(続編はShattered Chains、Final Sacrifice)。この三部作は初のマジック小説アリーナ/Arenaともリンクしている。
英語版にはWindseeker Centaur応募用のチケットがついており、応募者全員にカードが配られた。邦訳版にはついていない。英語版邦訳版ともに絶版。
ささやきの森に暮らす兄妹に突如ふりかかる災厄とは?
Clayton Emery 著(1995/01) 藍堂怜 訳(1996/07)
注意:作品の内容に関する記述が以下には含まれています。
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主な登場人物
- ガル/Gull
- 妹を溺愛する木こりの青年20歳。優しく勇敢で頼りになる人物で、いざ戦いでは粘り強い戦士となる。家畜追いの経験から鞭の扱いに長ける。厳しい木こり仕事で全身は傷だらけ、右膝を痛め、左手は親指と人差し指しか残っていない。故郷ホワイト・リッジ村を失い、妹を連れてタウザー一行に加わる。
- グリーンスリーヴズ/Greensleeves
- ガルの妹16歳。知恵遅れで村の厄介者。始終、土や植物を弄っているせいで袖がいつも緑色なことから“緑の袖(Greensleeves)”と名付けられた。村人が恐れて立ち寄らない“ささやきの森”で長い時間を過ごしていた。
- タウザー/Towser
- ホワイト・リッジを巻き込んで戦ったウィザードの一人。ジプシィのように馬車で旅をしている。ガルを新しい御者頭として雇い入れる。
登場したカード
出版はフォールン・エンパイアの発売から間もない時期で、この小説にはそれ以前のカードが、特に当時のリバイズドまでの基本セットを中心に登場している。
- 登場クリーチャー
- 黒騎士/Black Knight
- 蠢く骸骨/Drudge Skeletons
- エルフの射手/Elvish Archers
- キノコザウルス/Fungusaur
- 大アナグマ/Giant Badger
- ゴブリン気球部隊/Goblin Balloon Brigade
- 灰色熊/Grizzly Bears
- 鉄爪のオーク/Ironclaw Orcs(小説では「鉄爪族のオーク」)
- マハモティ・ジン/Mahamoti Djinnらしき魔神
- 夢魔/Nightmare
- 北の聖騎士/Northern Paladin(小説では「北方の聖騎士」)
- 現し身/Personal Incarnation
- 疫病ネズミ/Plague Rats
- Rock Hydra(小説では「岩ヒュドラ」)
- サバンナ・ライオン/Savannah Lions
- スケイズ・ゾンビ/Scathe Zombies(小説では「スケイズのゾンビ」)
- Sedge Troll(小説では「管トロール」)
- 大海蛇/Sea Serpent
- センギアの吸血鬼/Sengir Vampire
- 森林狼/Timber Wolves
- Two-Headed Giant of Foriys
- ウスデン・トロール/Uthden Troll
- 茨の壁/Wall of Brambles
- 剣の壁/Wall of Swords
- 木の壁/Wall of Wood
- 鬼火/Will-o'-the-Wisp
- Windseeker Centaur(小説では「ケンタウロス」)
- 登場アーティファクト
- Black Lotus(小説では「黒蓮」)
- 粘土像/Clay Statue(小説では「粘土の像」)
- 機械仕掛けの獣/Clockwork Beast
- 魔力の櫃/Mana Vault
- Basalt Monolith(小説では「玄武岩のモノリス」)
- 登場呪文
- 名前だけの登場
- チャザクまたはチャザック(チャザックの兜/Helm of Chatzuk)、
- ドワーフ
- エスターク/Estark
- 空飛ぶ絨毯/Flying Carpet
- グナーデル/Gnerdel(灰色オーガ/Gray Ogreのフレイバー・テキスト参照)
- コーマスの鐘/Kormus Bell
- アトランティスの王/Lord of Atlantis
- ミノタウルス(小説では「牛人間」)
- ミシュラ/Mishra
- プレインズウォーカー(小説では「プレーン・ウォーカー」)
- スカーザム(シヴィトリ・スカーザム/Sivitri Scarzam)
- シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon
- 骨の玉座/Throne of Bone
- ウルザ/Urza
時代設定
Pocket Players' Guideによると、この小説シリーズと第4版は氷河期の記憶が過去となった時代の出来事とされる。登場人物がウルザ/Urzaとミシュラ/Mishraの名を口にしたり、ベナリア/Benaliaが登場したりといった描写に加え、ファイレクシア侵攻のストーリーはまだ始まっていなかったことから、氷河期以降でベナリア滅亡(4205AR)以前のいずれかの時期の物語であると考えられる。