灰色熊/Grizzly Bears
提供:MTG Wiki
11行: | 11行: | ||
*[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]古来からある、[[色]]の特徴を説明するのに便利なカードの1つ。最初の[[基本セット]]の[[アルファ]]ではこれ以外に「[[コモン]]の2/2バニラ」というカードが3枚ある(→[[赤]]の[[灰色オーガ/Gray Ogre]]、[[黒]]の[[スケイズ・ゾンビ/Scathe Zombies]]、[[白]]の[[真珠色の一角獣/Pearled Unicorn]])。これらは3マナなのに、この灰色熊だけは2マナ。つまり「[[緑]]はクリーチャーが強い」という説明に便利なクリーチャーだった。同時に[[青]]はそういうものがなく、青のクリーチャーが弱いことも説明できた。 | *[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]古来からある、[[色]]の特徴を説明するのに便利なカードの1つ。最初の[[基本セット]]の[[アルファ]]ではこれ以外に「[[コモン]]の2/2バニラ」というカードが3枚ある(→[[赤]]の[[灰色オーガ/Gray Ogre]]、[[黒]]の[[スケイズ・ゾンビ/Scathe Zombies]]、[[白]]の[[真珠色の一角獣/Pearled Unicorn]])。これらは3マナなのに、この灰色熊だけは2マナ。つまり「[[緑]]はクリーチャーが強い」という説明に便利なクリーチャーだった。同時に[[青]]はそういうものがなく、青のクリーチャーが弱いことも説明できた。 | ||
*初心者に[[スタック]]ルールを教える際、これに[[ショック/Shock]]と[[巨大化/Giant Growth]]が[[プレイ]]される場面をよく見かける。 | *初心者に[[スタック]]ルールを教える際、これに[[ショック/Shock]]と[[巨大化/Giant Growth]]が[[プレイ]]される場面をよく見かける。 | ||
+ | **そのせいか、[[第10版]]では[http://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=129568 巨大化のイラスト]に描かれている。 | ||
*その有名さゆえ、さまざまなところで引き合いに出されたり、揶揄の対象になったりとネタには事欠かない。『[[スターライト・マナバーン]]』において、八里が「灰色熊バゴス!」と絶叫しながら、いかさまをした対戦相手を殴り飛ばしたことは、読者に強烈なインパクトを与えた。 | *その有名さゆえ、さまざまなところで引き合いに出されたり、揶揄の対象になったりとネタには事欠かない。『[[スターライト・マナバーン]]』において、八里が「灰色熊バゴス!」と絶叫しながら、いかさまをした対戦相手を殴り飛ばしたことは、読者に強烈なインパクトを与えた。 | ||
2009年9月29日 (火) 20:59時点における版
バニラクリーチャーの代表的存在である2マナ2/2クリーチャー。「熊」の俗称の語源である。基本クリーチャーではあるが、上位互換が次々登場するため構築での評価は低め。
基本セットでリミテッドを行う際、前のめりのデッキを作るなら結構便利。ただし基本セットは能力が少ない分サイズが大きめのクリーチャーが多く、エキスパンションのリミテッドでの同等クリーチャーほどは活躍しづらい。
質の良いクリーチャーが少ない時代には、ステロイドに採用されることもある。例として神河物語~ラヴニカ期(ギルドパクト以前)のスタンダードでは、当時広く活躍していた桜族の長老/Sakura-Tribe Elderと相打ちを取られない点を買われて使われることがあった模様。当時2マナ2/2には謙虚な武道家/Humble Budokaがいたが、その能力が一方通行ならともかく被覆だったため、巨大化/Giant Growthなどの補助を受けられる灰色熊が選ばれたのだろう。ついでに壌土に住むもの/Loam Dwellerの存在を忘れていたとも考えられる。
第10版まで皆勤賞だったが、熊は熊でもファンタジー世界のクリーチャーであるという位置づけを明確にするために、基本セット2010で同型再版のルーン爪の熊/Runeclaw Bearと入れ替わる形で基本セットを去ることとなった(→マジック:ザ・ギャザリング「マジック基本セット2010」について聞きました - iNSIDE参照)。
- マジック古来からある、色の特徴を説明するのに便利なカードの1つ。最初の基本セットのアルファではこれ以外に「コモンの2/2バニラ」というカードが3枚ある(→赤の灰色オーガ/Gray Ogre、黒のスケイズ・ゾンビ/Scathe Zombies、白の真珠色の一角獣/Pearled Unicorn)。これらは3マナなのに、この灰色熊だけは2マナ。つまり「緑はクリーチャーが強い」という説明に便利なクリーチャーだった。同時に青はそういうものがなく、青のクリーチャーが弱いことも説明できた。
- 初心者にスタックルールを教える際、これにショック/Shockと巨大化/Giant Growthがプレイされる場面をよく見かける。
- その有名さゆえ、さまざまなところで引き合いに出されたり、揶揄の対象になったりとネタには事欠かない。『スターライト・マナバーン』において、八里が「灰色熊バゴス!」と絶叫しながら、いかさまをした対戦相手を殴り飛ばしたことは、読者に強烈なインパクトを与えた。
関連カード
同型再版
バニラクリーチャーの代表的な存在であることもあり、多くの同型再版が存在し、クリーチャー・タイプも一致した同型再版だけでもBalduvian Bears(アイスエイジ)、仔熊/Bear Cub(ポータル・セカンドエイジ)、森の熊/Forest Bear(ポータル三国志)、ルーン爪の熊/Runeclaw Bear(基本セット2010)と4種類もある。
また、クリーチャー・タイプが一致しない同型再版には、Barbary Apes(レジェンド)、シーリアのエルフ/Cylian Elf(アラーラの断片)がある。森林の変わり身/Woodland Changeling(ローウィン)はクリーチャー・タイプを定義する多相だけしか持たないため、これも同型再版に近い。
主な上位互換・変形版
特筆のない限り、すべて2マナシングルシンボルの2/2(熊)である。
- 筋肉スリヴァー/Muscle Sliver - 1/1のスリヴァーだが、スリヴァー全体に+1/+1の修整を与える能力で実質的に2/2となる。
- カヴーのタイタン/Kavu Titan - (2)(緑)のキッカー・コストを支払うことで、5/5トランプルとなる。
- 放浪のエルフ/Nomadic Elf - (1)(緑)を好きな色マナ1点に変換できるマナフィルター付き。
- 野生の雑種犬/Wild Mongrel - カードを1枚捨てることでパンプアップと自身の色を変えられる共鳴者。
- 宝石の手の徘徊者/Gempalm Strider - サイクリング(2)(緑)(緑)とサイクリング誘発型能力付き。
- 岩石樹の発動者/Stonewood Invoker - (7)(緑)を支払うことで自身に+5/+5の修整。
- 謙虚な武道家/Humble Budoka - 被覆付き。
- 壌土に住むもの/Loam Dweller - スピリットクラフト能力付き。
- 光と成す者/Transluminant - (白)と自身の生け贄で、1/1飛行トークンを出す。
- 水辺の蜘蛛/Aquastrand Spider - 0/0だが、移植2によって2/2の状態で戦場に出る。
- ボリアルのケンタウルス/Boreal Centaur - 氷雪マナでパンプアップできる氷雪クリーチャー。
- 灰毛皮の熊/Ashcoat Bear - 瞬速付き。
- 紡績スリヴァー/Spinneret Sliver - スリヴァー全体に到達を与えるスリヴァー。
- カヴーの捕食者/Kavu Predator - トランプルを持ち、対戦相手のライフ回復で強化される。
- 裂け目掃き/Riftsweeper - 追放されたカード1枚をライブラリーに戻すCIP能力を持つ。
- 森林の変わり身/Woodland Changeling - 多相付き。
- 狼骨のシャーマン/Wolf-Skull Shaman - 族系付き。
- 茨森の模範/Bramblewood Paragon - 戦場に出る戦士を強化し、+1/+1カウンターが置かれたクリーチャーにトランプルを与える。
- 安寧砦の精鋭/Safehold Elite - 頑強付きの緑白の混成クリーチャー。
- シーリアの陽歌い/Cylian Sunsinger - (赤)(緑)(白)を支払うことで自身と同じ名前のクリーチャーに+3/+3の修整を与える。
- オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist - 1/1だが、戦場に出た時点で+1/+1カウンターが置かれるので実質2/2。他の同盟者が戦場に出るとさらに+1/+1カウンターが置かれる。
- Laughing Hyena - ゴチ付き。銀枠。
参考
- バニラクリーチャー
- カード個別評価:第10版 - コモン
- カード個別評価:第9版 - コモン
- カード個別評価:第8版 - コモン
- カード個別評価:第7版 - コモン
- カード個別評価:第6版 - コモン
- カード個別評価:第5版 - コモン
- カード個別評価:第4版 - コモン
- カード個別評価:リバイズド - コモン
- カード個別評価:アンリミテッド - コモン
- カード個別評価:スターター - コモン
- カード個別評価:ポータル - コモン