アショク/Ashiok
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多元宇宙の法則が変化した後も、多くのプレインズウォーカーと異なりアショクの灯は健在であった。アショクは[[エルドレイン/Eldraine]]の魔女[[エリエット/Eriette]]に協力する一方で独自の計画も進めており、ときおり行方をくらましていた。 | 多元宇宙の法則が変化した後も、多くのプレインズウォーカーと異なりアショクの灯は健在であった。アショクは[[エルドレイン/Eldraine]]の魔女[[エリエット/Eriette]]に協力する一方で独自の計画も進めており、ときおり行方をくらましていた。 | ||
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*Magic Story本編では描写されていないが、『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料([https://mtg-jp.com/30th/ 30th Anniversary CELEBRATION TOKYO]、英語)により以下のことが明かされている。 | *Magic Story本編では描写されていないが、『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料([https://mtg-jp.com/30th/ 30th Anniversary CELEBRATION TOKYO]、英語)により以下のことが明かされている。 | ||
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**[[エルドレインの森]]に収録されている[[ナイトメア]]([[忌まわしき訪問者/Wicked Visitor]]など)はアショクにより作られたもの。眠り人の精神を攻撃するために生み出されている。 | **[[エルドレインの森]]に収録されている[[ナイトメア]]([[忌まわしき訪問者/Wicked Visitor]]など)はアショクにより作られたもの。眠り人の精神を攻撃するために生み出されている。 | ||
**[[ローアン・ケンリス/Rowan Kenrith (ストーリー)|ローアン・ケンリス/Rowan Kenrith]]に対しては、忌まわしき眠りをより広げれば在りし日の両親の姿は夢ではなく現実に変えられるだろうと囁いている。 | **[[ローアン・ケンリス/Rowan Kenrith (ストーリー)|ローアン・ケンリス/Rowan Kenrith]]に対しては、忌まわしき眠りをより広げれば在りし日の両親の姿は夢ではなく現実に変えられるだろうと囁いている。 | ||
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*『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料([https://mtg-jp.com/30th/ 30th Anniversary CELEBRATION TOKYO]、英語) | *『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料([https://mtg-jp.com/30th/ 30th Anniversary CELEBRATION TOKYO]、英語) | ||
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+ | *[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-2-the-jailbreak Episode 2: The Jailbreak]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/OTJ/0037681/ 第2話 脱獄作戦]([[Daily MTG]] [[2024年]]3月13日) | ||
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+ | *[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-4-finding-tarnation Episode 4: Finding Tarnation]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/OTJ/0037702/ 第4話 ターネイション発見]([[Daily MTG]] [[2024年]]3月20日) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-6-the-ballad-of-thieves-and-thunderslingers Episode 6: The Ballad of Thieves and Thunderslingers]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/OTJ/0037721/ 第6話 盗人と雷撃ちのバラッド]([[Daily MTG]] [[2024年]]3月25日) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/epilogue-2-bring-the-end-part-2 Epilogue 2: Bring the End, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/OTJ/0037737/ エピローグ第2話 結末を その2]([[Daily MTG]] [[2024年]]4月2日) | ||
==脚注== | ==脚注== |
2024年12月24日 (火) 14:01時点における最新版
アショク/Ashiokはテーロス・ブロック初出のキャラクター。カードとしてはテーロスの悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaverが初出。
目次 |
[編集] 解説
アショクは悪夢を操る魔道士。プレインズウォーカー/Planeswalker(イラスト)。
アショクのプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkが点った時、悪夢を操るだけではなくそれを現実世界に呼び出す能力に目覚めた。アショクはより完璧な恐怖の具現化の構想を求めて多元宇宙/Multiverseを旅し、人々の恐れを引き起こす。
アショクから滲み出る戦慄の霧/dreadvaporsと呼ばれる黒いもやは悪夢魔法の一部であり、人々が普段は覆い隠している恐れに接触することを容易にする。顔の上半分が失われているのはその魔法の代償でもある[1]。
- Doug Beyerによるとアショクはかつては人間的な存在であったかもしれないがそれはもう遠い過去の話であり、プレビュー記事では便宜上「彼」と呼ばれ、ドイツ語のような男性形・女性形が存在する言語ではカード名に男性形が使われているが、現在は男でも女でもない「性別:アショク」とでも言うべき存在ということである[2][3]。
- コミック「Magic: the Gathering 4: Theros」において、登場人物の台詞の中でアショクの三人称は「He(彼)」と表記されている。旧公式サイトの紹介ページの日本語版でも「彼」と呼ばれているが、原文では代名詞は使われず「Ashiok」で統一されており、誤訳と思われる。
- Mark Rosewaterによるとアショクの原初的なコンセプトは「悪のジェイス」であり、神啓はその尖兵として世界を襲うテーロス自身の夢を表現したメカニズムだった[4][5]。
[編集] 経歴
[編集] 『夢』の姿を築く者/Building Toward a Dream
人々の信仰心が強く、夢が大きな力を持つテーロス/Therosにアショクは惹かれ、訪れている。アショクは神の一柱であるフィナックス/Phenaxの計画に関わっており、その一環としてイレティス/Iretisの王であるケダリック/Kedarickの心を惑わせ王国の滅亡に手を貸した。フィナックスはアショクの不遜な態度を不快に思って直ちに生命を絶とうとしたが、アショクの望みを聞いて大いに喜んだ。
[編集] 都市の夢/Dreams of the City
フィナックスへのアショクの望みは「アショクの存在を神々から隠す」ことだった。その効果は一時的であり、もしアショクが神を傷つけたり殺そうと企てるのであれば、その運命は破滅であることは明白であった。しかし、フィナックスは「神を新たに生み出す」ということについては何も言ってはいなかった。
ゼナゴス/Xenagosの神への「昇格」はアショクを少々困惑させたが、それはアショクに定命の者が神となることは困難であるが不可能ではないということを証明した。テーロスの神々は観念がニクス/Nyxの中で具体化し、擬人化されて生じたのではないかというアショクの疑念は、夢から神を生み出す試みとなった。都市の夢から新たな神、「不協和音/Cacophony」を生み出そうとするアショクの行動はエファラ/Epharaによって阻止されたが、テーロスはまだアショクが生み出そうとする「美」の源で溢れていた。
[編集] Magic: the Gathering 4: Theros
アショクはIDW Publishing発行のアメコミ「Magic: The Gathering」の第四シリーズ「Theros」に登場しており、テーロスの人々を悪夢によって苦しめている。
[編集] 灯争大戦
カード化されたが、背景小説War of the Spark: Ravnicaには登場しない。
- 作中にはカード化された者以外にも多くの名前の明かされないプレインズウォーカーが登場するので、設定上はその中に混じっていたと思われる。
[編集] テーロス還魂記
テーロスにて悪夢を振り撒くアショクの力は死の国/The Underworldにまで及び、エルズペス/Elspethに苦悶を与えていた。その悪夢を覗き見た時、アショクは感動すら覚えた。多元宇宙/Multiverseには、生ける恐怖そのものと呼べる存在があったのだ。アショクはこの真の悪夢、ファイレクシア/Phyrexiaを更に学ぶべく、即座にプレインズウォークした。
[編集] ニューカペナの街角
新ファイレクシア/New Phyrexiaを訪れたアショクはエリシュ・ノーン/Elesh Nornに接触した。夢を見ず恐怖しないファイレクシアンだが、アショクにとっては悪夢という芸術のカンバスとして独特なものに見えた。
[編集] エルドレインの森
多元宇宙の法則が変化した後も、多くのプレインズウォーカーと異なりアショクの灯は健在であった。アショクはエルドレイン/Eldraineの魔女エリエット/Erietteに協力する一方で独自の計画も進めており、ときおり行方をくらましていた。
エリエットを捕縛しに現れたウィル・ケンリス/Will Kenrithの軍と交戦し追い詰めるも、ウィルの渾身の一矢を受け撤退を余儀なくされる。後日、何らかの準備を終えたアショクは投獄されたエリエットの前に再び姿を現し、彼女を連れどこかの次元/Planeへプレインズウォークした。
- Magic Story本編では描写されていないが、『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料(30th Anniversary CELEBRATION TOKYO、英語)により以下のことが明かされている。
- アショクがエリエットに接触したのは忌まわしき眠り/Wicked Slumberが広まってから。より眠りを広げるならば眠り人や夢による軍隊を作り、エリエットに望むだけのしもべを与えると約束した。
- エルドレインの森に収録されているナイトメア(忌まわしき訪問者/Wicked Visitorなど)はアショクにより作られたもの。眠り人の精神を攻撃するために生み出されている。
- ローアン・ケンリス/Rowan Kenrithに対しては、忌まわしき眠りをより広げれば在りし日の両親の姿は夢ではなく現実に変えられるだろうと囁いている。
[編集] サンダー・ジャンクションの無法者
アショクはオーコ/Okoやエリエットを含む多元宇宙の無法者たちを雇い入れ、サンダー・ジャンクション/Thunder Junctionのマーグ・タラナウ/Maag Taranauに眠る秘宝の強奪作戦を進めていた。紆余曲折を経て宝物庫の扉は開かれ、眠っていた謎の生物であるおたから/Lootを手にしたアショクの姿はオーコとヴラスカ/Vraskaの目の前でジェイス・ベレレンに変化する。実はエルドレインでエリエットの脱獄を助けた時からジェイスが幻影でアショクを騙っていた事が明らかになる。本物のアショクが何処で何をしていたか、ジェイスの暗躍を知っていたかは不明。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
- 悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver
- 夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render
- 悪夢の詩神、アショク/Ashiok, Nightmare Muse
- 恐怖を彫る者、アショク/Ashiok, Sculptor of Fears
- 忌まわしき干渉者、アショク/Ashiok, Wicked Manipulator
[編集] カード名に登場
- 神々の軍勢
- アショクの心酔者/Ashiok's Adept
- 灯争大戦
- アショクの潜伏者/Ashiok's Skulker
- テーロス還魂記
- アショクの消去/Ashiok's Erasure
- テーロス還魂記 プレインズウォーカーデッキ
- アショクの先駆け/Ashiok's Forerunner
- エルドレインの森
- アショクの死神/Ashiok's Reaper
- サンダー・ジャンクションの無法者(いずれもジェイスの幻影)
- 秘密の押収/Seize the Secrets、再覚醒したジェイス/Jace Reawakened
[編集] フレイバー・テキストに登場
- テーロス
- 思考囲い/Thoughtseize
- 神々の軍勢
- アショクの心酔者/Ashiok's Adept
- ニクスへの旅
- 悪夢のような末路/Nightmarish End、苛まれし思考/Tormented Thoughts
- 基本セット2015
- 精神腐敗/Mind Rot
- マジック・オリジン
- 精神腐敗/Mind Rot、苛まれし思考/Tormented Thoughts
- 灯争大戦
- アショクの潜伏者/Ashiok's Skulker
- テーロス還魂記
- 騒音のアフィミア/Aphemia, the Cacophony
- テーロス還魂記 プレインズウォーカーデッキ
- 悪夢を泳ぐ者/Swimmer in Nightmares
- エルドレインの森
- 悪夢の支配/Taken by Nightmares、予言のプリズム/Prophetic Prism
- The Fairest Drop of All Foil Edition
- 仮面使い、エストリッド/Estrid, the Masked
[編集] イラストに登場
- ニクスへの旅
- 悪夢のような末路/Nightmarish End
- コミックブックカード
- 強迫/Duress
- テーロス還魂記
- エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death、アショクの消去/Ashiok's Erasure
[編集] 登場デッキ
[編集] 登場作品・登場記事
- Ashiok/アショク(公式サイト)
- ASHIOK - PLANESWALKERS/日本語版(旧公式サイト,Internet Archive)
- Planeswalkers:Ashiok(旧旧公式サイト,Internet Archive)
- THEROS Player's Guide(テーロス ファットパック付属)
- Building Toward a Dream, Part 2/『夢』の姿を築く者 その2(Uncharted Realms 2013年12月4日 Ken Troop著)
- Dreams of the City/都市の夢(Uncharted Realms 2014年4月23日 Ken Troop著)
- プレインズウォーカー達の現状
- Checking in on the Planeswalkers/プレインズウォーカー達の現状(Feature 2014年6月17日 Doug Beyer著)
- Checking in on the Planeswalkers (2015)/プレインズウォーカー達の現状2015(Feature 2015年8月19日 Mel Li著)
- Theros Beyond Death Official Trailer - Magic: The Gathering/[Trailer]マジック:ザ・ギャザリング――『テーロス還魂記』:公式トレーラー(YouTube 2019年12月13日)
- The Theros Beyond Death Story on Cards/『テーロス還魂記』ストーリーカード(Feature 2019年12月16日 Wizards of the Coast著)
- Theros Beyond Death Story Summary/『テーロス還魂記』物語概要(Feature 2020年1月10日 Wizards of the Coast著)
- A Garden of Flesh/肉の庭(Magic Story 2022年5月2日 Lora Gray著)
- The Brothers' War | Chapter 4: The Dark/サイドストーリー第4話:暗闇(ザ・ダーク)(Magic Story 2022年10月25日 Reinhardt Suarez著)
- Wilds of Eldraine | Episode 3: Two Great Banquets/第3話 二つのもてなし(Magic Story 2023年8月10日 K. Arsenault Rivera著)
- Wilds of Eldraine | Episode 5: Broken Oaths/第5話 破られた誓約(Magic Story 2023年8月14日 K. Arsenault Rivera著)
- 『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料(30th Anniversary CELEBRATION TOKYO、英語)
- サンダー・ジャンクションの無法者(いずれもジェイスの幻影)
- Episode 2: The Jailbreak/第2話 脱獄作戦(Daily MTG 2024年3月13日)
- Episode 3: A Train to Prosperity/第3話 プロスペリティ行き列車にて(Daily MTG 2024年3月18日)
- Episode 4: Finding Tarnation/第4話 ターネイション発見(Daily MTG 2024年3月20日)
- Episode 6: The Ballad of Thieves and Thunderslingers/第6話 盗人と雷撃ちのバラッド(Daily MTG 2024年3月25日)
- Epilogue 2: Bring the End, Part 2/エピローグ第2話 結末を その2(Daily MTG 2024年4月2日)
[編集] 脚注
- ↑ A Voice for Vorthos
- ↑ A Voice for Vorthos
- ↑ A Voice for Vorthos
- ↑ Drive to Work #84 – Theros, Part 4(ポッドキャスト)
- ↑ Born Legacy/伝来の軍勢(Making Magic 2014年1月20日 Mark Rosewater著)