死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hunger

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(ストーリー)
38行: 38行:
 
'''クロクサ'''/''Kroxa''は、遥か昔に[[テーロス/Theros]]を支配していた[[巨人/Giant#テーロス|タイタン/Titan]]の一体({{Gatherer|id=477742}})。
 
'''クロクサ'''/''Kroxa''は、遥か昔に[[テーロス/Theros]]を支配していた[[巨人/Giant#テーロス|タイタン/Titan]]の一体({{Gatherer|id=477742}})。
  
クロクサは終わりなき飢えに取り憑かれている。彼は[[死の国/The Underworld]]に封印されているが、もしこの幽閉から[[脱出]]したなら、半日で[[メレティス/Meletis]]全土を平らげてしまうだろう――そしてデザートとばかりに[[ニクス/Nyx]]へ向かうだろう。
+
詳細は[[クロクサ/Kroxa]]を参照。
 
+
*その恐ろしい姿とは裏腹に、死の国の食欲旺盛な[[リス]]([[wikipedia:ja:学名|学名]]:''Sciurus [[エレボス/Erebos|erebos]]'')はクロクサから生まれたとされるなんとも可愛らしい(?)伝承がある<ref>[[モダンホライゾン2]]の[[プレリリース・パック]]同梱冊子『[[多元宇宙/Multiverse|多元宇宙]]のリスたち』</ref>。
+
 
+
===経歴===
+
====[[機械兵団の進軍]]====
+
[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]によりテーロスが侵略された時、クロクサは[[ファイレクシアン|ファイレクシア人]]や[[ファイレクシアの油/Phyrexian oil|ぎらつく油]]を痕跡すら残さず平らげた。
+
 
+
その光景を見た[[エイスリオス/Athreos]]はクロクサの鎖を切り、死の国の中へ解き放つという選択をした。このタイタンが生者の世界に逃げ出さないよう、彼は番犬[[エイスリオスの番犬、クノロス/Kunoros, Hound of Athreos|クノロス/Kunoros]]を牽制役に遣わした。クノロスはクロクサをエイスリオスの望む道へと誘導する――ファイレクシアンへの被害を最大化し、それ以外の者への被害を最小化するように。
+
 
+
===登場カード===
+
====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
+
;[[テーロス還魂記]]
+
:[[食らいつくし/Eat to Extinction]]
+
 
+
====[[絵|イラスト]]に登場====
+
;テーロス還魂記
+
:食らいつくし/Eat to Extinction
+
 
+
===登場作品・登場記事===
+
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/theros-beyond-death-story-cards-2019-12-16 The Theros Beyond Death Story on Cards]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/THB/0033636/ 『テーロス還魂記』ストーリーカード](Feature [[2019年]]12月16日 [[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|Wizards of the Coast]]著)
+
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/the-legendary-team-ups-of-march-of-the-machine The Legendary Team-Ups of March of the Machine]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0036859/ 『機械兵団の進軍』の伝説のチームたち]([[Daily MTG]] - Feature [[2023年]]4月13日 [[Emily Teng]]著)
+
  
 
==脚注==
 
==脚注==

2024年6月14日 (金) 22:21時点における版


Kroxa, Titan of Death's Hunger / 死の飢えのタイタン、クロクサ (黒)(赤)
伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) 巨人(Giant)

死の飢えのタイタン、クロクサが戦場に出たとき、これが脱出していないかぎり、これを生け贄に捧げる。
死の飢えのタイタン、クロクサが戦場に出るか攻撃するたび、各対戦相手はそれぞれカード1枚を捨てる。その後、これにより土地でないカードを捨てなかった各対戦相手はそれぞれ3点のライフを失う。
脱出 ― (黒)(黒)(赤)(赤),あなたの墓地から他のカード5枚を追放する。(あなたはあなたの墓地から、このカードをこれの脱出コストで唱えてもよい。)

6/6

死の国/The Underworldに封じられていた伝説のエルダー巨人の1体。脱出でなければ戦場に残れないが、戦場に出る攻撃するたび手札破壊と条件付きのライフロスを振り撒く。ETBを使いつつ墓地に落とすために最初は素出しし、2度目は脱出で唱えるのが基本となる。

4マナで何度も復活し手札破壊を繰り返す6/6のクリーチャーアドバンテージの塊のようだが、ハンデスは対戦相手が選ぶため、2マナ手札破壊としては色拘束もあって低質な部類。そのため「3点ライフロス」「相手の手札の枚数は確実に減る」のどちらかが勝ち筋に繋がるデッキに向いたカード。前者はビートダウンデッキ、後者はメガハンデスなどの過剰に相手の手札を絞め上げるデッキに合致する。

墓地肥やしやすいで、脱出によって唱えるタイミングは作りやすい。ただし自分のリソースを増やす事で脱出の下準備カードの用意にも繋がる片割れの自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrathと比べ、ETB能力はアグロデッキ相手には効果が薄め。さらにウーロのように自分の動きに繋がりにくいので、あちらのように手札に来次第積極的に唱える運用にはあまり向いていない。どちらかといえば、墓地に十分な量のカードが溜まってから唱えたり捨てたりした方が墓地対策に引っかかりにくい。

登場直後のスタンダードではラクドス・サクリファイスに採用される。ぬかるみのトリトン/Mire Tritonティマレット、死者を呼び出す/Tymaret Calls the Deadで肥やした墓地で脱出を狙うのが基本的な動き。

パイオニアではラクドス・ミッドレンジラクドス・サクリファイスが息切れ防止のために採用する場合がある。初動の手札破壊兼疑似本体火力として2ターン目に使うケースも少なくない。

登場早々、モダンではマナフラッド受けができる大型クリーチャーとしてジャンドに居場所を見つけた。

ルール

開発秘話

タイタン(クロクサと自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath)のモチーフはギリシャ神話の巨神族ティーターンゼウス率いるオリュンポスの神々との戦争(ティーターノマキアー)に敗れ、地下深くのタルタロスへと封印された。

マジックで最も象徴的な「タイタン」といえば基本セット2011タイタンサイクルであり、テーロス還魂記のタイタンはこれらに倣って「戦場に出るか攻撃するたびに誘発する能力」を持たされることになった。当初は単色5枚のサイクルとして作られたが、このセットには他にも入れるべきものが多かったことから、2枚にまで減らされ、多色に変更された。

また、プレイ・デザインの初期には誘発型能力の強さに重きを置いていたが、そうするとプレイヤーはこれを呪文のように扱い、脱出させずに最適なタイミングまで墓地に温存する傾向にあった。そのため誘発型能力は弱められ、マナ・コストと脱出コストは調整され、サイズは引き上げられた[1][2][3]

関連カード

ストーリー

クロクサ/Kroxaは、遥か昔にテーロス/Therosを支配していたタイタン/Titanの一体(イラスト)。

詳細はクロクサ/Kroxaを参照。

脚注

  1. Twitter2020年1月8日 Ethan Fleischer著)
  2. Odds & Ends: Theros Beyond Death/こぼれ話:『テーロス還魂記』Making Magic 2020年1月27日 Mark Rosewater著)
  3. M-Files: Theros Beyond Death – Red, Green, and the Rest(Internet Archive)/Mファイル『テーロス還魂記』編・赤緑その他(Play Design 2020年1月31日 Jadine Klomparens著)

参考

MOBILE