機械兵団の進軍:決戦の後に
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プレインズウォーカーの灯を失った事を示すため、過去[[プレインズウォーカー]]として登場したキャラクター達が[[伝説のクリーチャー]]・カードとして再登場している。それらのカードには[[プレインズウォーカー・シンボル]]にヒビが入った[[透かし]]が入っている({{Gatherer|id=615679}})。 | プレインズウォーカーの灯を失った事を示すため、過去[[プレインズウォーカー]]として登場したキャラクター達が[[伝説のクリーチャー]]・カードとして再登場している。それらのカードには[[プレインズウォーカー・シンボル]]にヒビが入った[[透かし]]が入っている({{Gatherer|id=615679}})。 | ||
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*エピローグ・ブースターに封入される[[トークン・カード]]はほぼ機械兵団の進軍のもので、今セットで使われるのは[[街角の料理人、ロッコ/Rocco, Street Chef]]用の食物・[[トークン]]のみである。その食物・トークンも[[機械兵団の進軍統率者デッキ]]のものが流用されている。 | *エピローグ・ブースターに封入される[[トークン・カード]]はほぼ機械兵団の進軍のもので、今セットで使われるのは[[街角の料理人、ロッコ/Rocco, Street Chef]]用の食物・[[トークン]]のみである。その食物・トークンも[[機械兵団の進軍統率者デッキ]]のものが流用されている。 | ||
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*小型セットで発売されるのは[[イクサランの相克]]以来5年ぶり。 | *小型セットで発売されるのは[[イクサランの相克]]以来5年ぶり。 | ||
*収録枚数の少なさや枚数に対して安くならなかったことなどの商業流通的な面と、このセットでストーリーが深掘りされなかったことやプレインズウォーカーたちが灯を失ったことなどの背景世界的な面でプレイヤーからの不満が多く、市場調査の結果としてはおよそ25年前に調査を開始して以来最低評価のセットとなった。<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037115/ デザイン演説2023]([[Making Magic]] [[2023年]]7月31日)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037433/ こぼれ話2023 その2]([[Making Magic]] [[2023年]]11月27日)</ref> | *収録枚数の少なさや枚数に対して安くならなかったことなどの商業流通的な面と、このセットでストーリーが深掘りされなかったことやプレインズウォーカーたちが灯を失ったことなどの背景世界的な面でプレイヤーからの不満が多く、市場調査の結果としてはおよそ25年前に調査を開始して以来最低評価のセットとなった。<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037115/ デザイン演説2023]([[Making Magic]] [[2023年]]7月31日)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037433/ こぼれ話2023 その2]([[Making Magic]] [[2023年]]11月27日)</ref> | ||
+ | **[[サンダー・ジャンクションの無法者]]でも同様のエピローグ・セットが計画されていたが、本セットの不評を受け開発中止となった。そちらに収録予定だったカードの一部は[[ボーナスシート]]の[[ビッグスコア]]として収録された<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/outlaws-of-the-land-part-2 Outlaws of the Land, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037723/ この地の『無法者』 その2]([[Making Magic]] [[2024年]]4月1日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
===ブースター・ファン=== | ===ブースター・ファン=== |
2024年4月6日 (土) 08:37時点における版
機械兵団の進軍:決戦の後に/March of the Machine: The Aftermath | |
シンボル | 輝き(あるいは爆発) |
略号 | MAT |
コードネーム | Marathon Epilogue |
発売日 | MO、Arena:2023年5月9日 紙:2023年5月12日 |
セット枚数 | 全50種類 |
機械兵団の進軍:決戦の後に/March of the Machine: The Aftermathは、スタンダード用の本流のセット。2023年5月12日発売。
目次 |
概要
ファイレクシア戦争が終結し、平穏を取り戻した多元宇宙/Multiverse。しかしその爪痕は世界の仕組みそのものを変えてしまうほど大きなものだった。灯を失った多くのプレインズウォーカー/Planeswalkerたち。次元/Plane間を繋ぐ領界路/Omenpathの出現。新しい時代が、今幕を開けようとしている――。
機械兵団の進軍のストーリーの結末からの余波とこれからのストーリーの指針を描く小規模なカード・セット。ドラフト・ブースターは発売されず、コモンのカードが存在しないが歴とした本流のセットであり、収録されたカードはスタンダードやパイオニアなど各種フォーマットで使用可能となる。
プレインズウォーカーの灯を失った事を示すため、過去プレインズウォーカーとして登場したキャラクター達が伝説のクリーチャー・カードとして再登場している。それらのカードにはプレインズウォーカー・シンボルにヒビが入った透かしが入っている(イラスト)。
マッドネス、親和、召集、クリーチャー・エンチャント、上陸、宿根、星座、再活、食物と、本流のセットとしては広範に過去のメカニズムを扱ったカードが多数登場している。
- エピローグ・ブースターに封入されるトークン・カードはほぼ機械兵団の進軍のもので、今セットで使われるのは街角の料理人、ロッコ/Rocco, Street Chef用の食物・トークンのみである。その食物・トークンも機械兵団の進軍統率者デッキのものが流用されている。
- このセットが存在するため、MTGアリーナでは従来の本流のセットの1か月後に実装されていたアルケミー用セットが実装されない[1]。
- Magic OnlineおよびMTGアリーナへの実装は5月11日とされていた[2]が、5月9日へと前倒しになった(日時はいずれも太平洋夏時間)[3][4]。
- MTGアリーナ版のブースターパックにはコモンも封入されているが、コモンはすべて機械兵団の進軍のカードが出現する。価格はほかのセットと同じなので、機械兵団の進軍のカードを充分に持っているプレイヤーにとってはわずかに割高ということになるか。
- 本来ブースター・ドラフトは想定されていないカード・セットではあるが、MTGアリーナではドラフト・イベントが開催される[5]。アルケミー用セットのように、機械兵団の進軍のコモン枠1枚が「決戦の後に」のカードに差し変わった形となっている。
- 小型セットで発売されるのはイクサランの相克以来5年ぶり。
- 収録枚数の少なさや枚数に対して安くならなかったことなどの商業流通的な面と、このセットでストーリーが深掘りされなかったことやプレインズウォーカーたちが灯を失ったことなどの背景世界的な面でプレイヤーからの不満が多く、市場調査の結果としてはおよそ25年前に調査を開始して以来最低評価のセットとなった。[6][7]
- サンダー・ジャンクションの無法者でも同様のエピローグ・セットが計画されていたが、本セットの不評を受け開発中止となった。そちらに収録予定だったカードの一部はボーナスシートのビッグスコアとして収録された[8]。
ブースター・ファン
すべての稀少度のカードに別アート版や特殊なフォイル仕様のカード等が存在する。基本は次元・ブースターファンと同じ各次元/Planeを意識した特殊なフレームとアートスタイルである。ザルファー/Zhalfir次元のカードには旧枠加工仕様、特定の次元に依らない灯の破裂/Spark Ruptureにはボーダーレス仕様のカードが用意されている。
コレクター番号
通常版のカードはコレクター番号0050番までであり、以降はプロモーション・カードや特殊イラスト、ショーケース・フレーム、特殊フォイル仕様のカードとなっている。
- ブースター・ファン仕様カード/Booster Fun Card(#0051~0100)
- 通常版とは異なるイラストの、次元・ブースターファンと同じ各次元を意識した特殊なフレームとアートスタイルのカード。ザルファー次元のカードは旧枠加工仕様、特定の次元に依らない灯の破裂/Spark Ruptureはボーダーレス仕様のカードが用意されている。50種すべてのカードに用意されている。
- ノンフォイル版、フォイル版ともにエピローグ・ブースター及びコレクター・ブースターから入手できる。
- エッチング・フォイル・カード/Etching Foil Card(#0101~0150)
- 通常版と同じイラストだが独自のフレームを持ち、金属のような光沢の特殊なフォイル加工が施されたカード。50種すべてのカードに用意されている。
- コレクター・ブースターからのみ入手できる。
- 拡張アート枠カード/Extended-Art Frame Card (#0151~0185)
- イラストが両端の枠まで拡大されたカード。すべてのレアと神話レアに存在する。
- ノンフォイル版、フォイル版ともにコレクター・ブースターからのみ入手できる。
- ハロー・フォイル・カード/Halo Foil Card(#0186~0228)
- 光素/Haloをイメージした揺らめく煙のような模様が光る特殊なフォイル加工が施されたカード。旧枠加工仕様、ボーダーレス仕様を除くブースター・ファン仕様カードに存在する。
- コレクター・ブースターからのみ入手できる。
- バンドルプロモ(#0229)
- 通常版とは異なるイラストのフォイル版灯の破裂/Spark Rupture。
- バンドルからのみ入手でき、ノンフォイル版は存在しない。またバンドル日本語版は発売しないので、日本語版カードは存在しない。
- BOX特典カード(#0230)
- 通常版とは異なるイラストの、フォイル版拡張アート・カード仕様のザルファーの声、ジョルレイル/Jolrael, Voice of Zhalfir。
- ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で各種ブースターボックスを早期購入したプレイヤーに配布される。ノンフォイル版は存在しない。
製品ラインナップ
- エピローグ・ブースター
- カード5枚入りのブースター・パック。ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で24パック入りのブースターボックスを早期購入するとBOX特典カードであるザルファーの声、ジョルレイル/Jolrael, Voice of Zhalfirが配布される。
- 封入内容は以下のマジックのカード5枚+特殊カード1枚。
- エピローグ・コレクター・ブースター
- 主に拡張アート枠やプレミアム・カードが封入されたコレクター向けのブースターパック。
- ドラフト・ブースターと同様に、ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で12パック入りのブースターボックスを早期購入するとBOX特典カードが配布される。
- 封入内容は以下のマジックのカード6枚+特殊カード1枚。
- レアか神話レアのブースター・ファン仕様のハロー・フォイル版か伝統的フォイル版(ボーダーレスか旧枠加工カード)のカード1枚。
- レアか神話レアのエッチング・フォイル版カード1枚。
- レアか神話レアの拡張アート仕様のカード(3パックに1つは伝統的フォイル版のカードが出現する)。
- レアか神話レアの伝統的フォイル版カード1枚。
- アンコモンのエッチング・フォイル版カード1枚。
- アンコモンのブースター・ファン仕様の伝統的フォイル版カード1枚。
- フォイル版両面トークン・カード。
- バンドル(日本語版なし)
- 以下の内容が封入された大型商品。なおパッケージに「コレクター・ブースターが封入されている」という誤記入があり、訂正のシールが貼られて販売される。
- エピローグ・ブースターx8。
- 大型スピンダウン・ライフ・カウンター1個。
- 機械兵団の進軍の通常基本土地カード20枚。
- 機械兵団の進軍のフォイル版通常基本土地カード20枚。
- 通常版とは異なるイラストの伝統的フォイル版の灯の破裂/Spark Rupture。
主な開発スタッフ
- David Humpherys(デザイン・チームリーダー)
その他のスタッフについては米国版公式サイトセットアーカイブのクレジットを参照。
公式特集ページ
製品情報
- 『機械兵団の進軍:決戦の後に』(マジック日本公式サイト 製品情報)
- 『機械兵団の進軍:決戦の後に』(マジック米国公式サイト日本語版 製品情報)
- 『機械兵団の進軍:決戦の後に』カードイメージギャラリー(マジック米国公式サイト日本語版)
- 『機械兵団の進軍:決戦の後に』特別版カードイメージギャラリー(マジック米国公式サイト日本語版)
- 「ウィザーズ・プレゼンツ」で発表された来年のマジックの情報まとめ(Daily MTG 2022年8月18日)
- 2023年『機械兵団の進軍』きたる(Daily MTG 2022年12月13日)
- 『機械兵団の進軍』への第一歩(Daily MTG 2023年2月19日)
- 『機械兵団の進軍:決戦の後に』をコレクションする(Daily MTG 2023年5月2日)
- 『機械兵団の進軍:決戦の後に』のトークン(Daily MTG 2023年5月4日)
開発コラム
Making Magic -マジック開発秘話- - Mark Rosewaterによるコラム。
- 『決戦の後に』をする(Making Magic 2023年5月2日)
- デザイン演説2023(Making Magic 2023年7月31日)
- こぼれ話2023 その2(Making Magic 2023年11月27日)
その他。
背景設定
- March of the Machine: The Aftermath | She Who Breaks the World/ストーリー第1話 世界を切り開く者(Daily MTG 2023年5月1日)
- March of the Machine: The Aftermath | Beyond Repair/ストーリー第2話 修復不能(Daily MTG 2023年5月2日)
脚注
- ↑ MTGアリーナ・リリースノート――『機械兵団の進軍』(Daily MTG 2023年4月17日)
- ↑ 『機械兵団の進軍:決戦の後に』をコレクションする(Daily MTG 2023年5月2日)
- ↑ @Wizards_Help(Wizards Customer SupportのTwitter)
- ↑ @MagicOnline(Magic OnlineのTwitter)
- ↑ MTG Arena Announcements – May 8, 2023(Daily MTG 2023年5月8日)
- ↑ デザイン演説2023(Making Magic 2023年7月31日)
- ↑ こぼれ話2023 その2(Making Magic 2023年11月27日)
- ↑ Outlaws of the Land, Part 2/この地の『無法者』 その2(Making Magic 2024年4月1日 Mark Rosewater著)
参考
- カードリスト(Wisdom Guild)
- カード個別評価:機械兵団の進軍:決戦の後に
- カードセット一覧
- イニストラード:真夜中の狩り - イニストラード:真紅の契り - 神河:輝ける世界 - ニューカペナの街角
- 団結のドミナリア - 兄弟戦争 - ファイレクシア:完全なる統一 - 機械兵団の進軍 - 機械兵団の進軍:決戦の後に
- エルドレインの森 - イクサラン:失われし洞窟 - カルロフ邸殺人事件 - サンダー・ジャンクションの無法者