アンタップイン
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− | '''アンタップイン'''とは、[[パーマネント]]が[[アンタップ]]状態で[[戦場に出る]]こと。またそのアンタップ状態で戦場に出るパーマネントのこと。 | + | '''アンタップイン'''とは、 |
+ | #[[パーマネント]]が[[アンタップ]]状態で[[戦場に出る]]こと。またそのアンタップ状態で戦場に出るパーマネントのこと。 | ||
+ | #*パーマネントは通常アンタップ状態で戦場に出るが、中には'''[[タップイン]]'''する(タップ状態で戦場に出る)ものも存在する。詳細は[[タップイン]]を参照。それらと対比する文脈で「アンタップイン」と言うことがある。 | ||
+ | #本来[[タップ]]状態で戦場に出る(タップインの)パーマネントを、何らかの[[能力]]によってアンタップ状態で戦場に出すこと。本項で解説する。 | ||
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− | + | [[サクリファイスランド]]や[[タップインデュアルランド]]に見られるように、かつてよりタップインは土地の[[カードパワー]]のバランスを取るための[[デメリット]]としてメジャーな存在。しかし[[2005年]]からの[[ラヴニカ・ブロック]]で、「タップ状態で戦場に出す」「代償を[[支払う]]ことでアンタップ状態で戦場に出す」の2つの選択肢がある[[ショックランド]]が登場。2つの選択肢を区別するため、「アンタップイン」という言葉が一気に広まった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/event-coverage/%E6%BA%96%E3%80%85%E6%B1%BA%E5%8B%9D-%E6%A3%AE-%E5%8B%9D%E6%B4%8B%E6%9D%B1%E4%BA%AC-vs-%E4%B8%AD%E6%9D%91-%E4%BF%AE%E5%B9%B3%EF%BC%88%E5%A4%A7%E9%98%AA%EF%BC%89-2005-12-03 準々決勝: 森 勝洋(東京) VS. 中村 修平(大阪)]([[イベントカバレージ]] [[2005年]]12月3日 [[逢坂有祐]]著)</ref>。その後[[基本セット2010]]では、条件を満たしていれば自動でアンタップインする[[チェックランド]]も登場。以来、こういった土地は数を増やし続けている。 | |
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広義には、まずタップインしてから[[能力]]によりアンタップされるという擬似的なアンタップインも存在する。また[[精力の護符/Amulet of Vigor]]は、自分の[[コントロール]]するパーマネント全てでそれを可能にする。 | 広義には、まずタップインしてから[[能力]]によりアンタップされるという擬似的なアンタップインも存在する。また[[精力の護符/Amulet of Vigor]]は、自分の[[コントロール]]するパーマネント全てでそれを可能にする。 | ||
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*[[ドラゴンの女王の寺院/Temple of the Dragon Queen]] - [[ドラゴン]]を手札から公開もしくはコントロールしている。([[フォーゴトン・レルム探訪]]) | *[[ドラゴンの女王の寺院/Temple of the Dragon Queen]] - [[ドラゴン]]を手札から公開もしくはコントロールしている。([[フォーゴトン・レルム探訪]]) | ||
*[[見捨てられた交差路/Forsaken Crossroads]] - タップインして[[占術]]を行うが、[[後攻]]なら[[代わりに]]アンタップしてもよい。[[MTGアリーナ]]専用。([[アルケミー:イニストラード]]) | *[[見捨てられた交差路/Forsaken Crossroads]] - タップインして[[占術]]を行うが、[[後攻]]なら[[代わりに]]アンタップしてもよい。[[MTGアリーナ]]専用。([[アルケミー:イニストラード]]) | ||
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+ | ==脚注== | ||
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==参考== | ==参考== |
2021年12月25日 (土) 22:22時点における版
アンタップインとは、
- パーマネントがアンタップ状態で戦場に出ること。またそのアンタップ状態で戦場に出るパーマネントのこと。
- 本来タップ状態で戦場に出る(タップインの)パーマネントを、何らかの能力によってアンタップ状態で戦場に出すこと。本項で解説する。
解説
Temple Garden / 寺院の庭
土地 — 森(Forest) 平地(Plains)
土地 — 森(Forest) 平地(Plains)
((T):(緑)か(白)を加える。)
寺院の庭が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかったなら、これはタップ状態で戦場に出る。
タップインされることがあるのはほとんどが土地(まれにアーティファクトやクリーチャー)なので、アンタップインも土地に関して言及することがほとんど。
サクリファイスランドやタップインデュアルランドに見られるように、かつてよりタップインは土地のカードパワーのバランスを取るためのデメリットとしてメジャーな存在。しかし2005年からのラヴニカ・ブロックで、「タップ状態で戦場に出す」「代償を支払うことでアンタップ状態で戦場に出す」の2つの選択肢があるショックランドが登場。2つの選択肢を区別するため、「アンタップイン」という言葉が一気に広まった[1]。その後基本セット2010では、条件を満たしていれば自動でアンタップインするチェックランドも登場。以来、こういった土地は数を増やし続けている。
広義には、まずタップインしてから能力によりアンタップされるという擬似的なアンタップインも存在する。また精力の護符/Amulet of Vigorは、自分のコントロールするパーマネント全てでそれを可能にする。
アンタップイン能力を持つカードの一覧
条件を満たせばアンタップインできるパーマネント・カードとその条件。太字はサイクル。
フェッチランド
- 寓話の小道/Fabled Passage - 自身はアンタップイン。探してタップインした基本土地を、4つ以上の土地をコントロールしているならアンタップする。(エルドレインの王権)
その他の土地
特筆しないかぎり条件を満たせばアンタップ状態で戦場に出るが、そうでなければタップ状態で戦場に出る。
5色土地
2色土地
- ショックランド - 2点のライフを支払う。
- ワンダーワインの分岐点/Wanderwine Hub(白青) - マーフォークを手札から公開。(ローウィン)
- 人里離れた谷間/Secluded Glen(青黒) - フェアリーを手札から公開。(ローウィン)
- 光り葉の宮殿/Gilt-Leaf Palace(黒緑) - エルフを手札から公開。(ローウィン)
- チェックランド - 対応する基本土地タイプ2種のうちいずれかをコントロールしている。
- ファストランド - 他にコントロールしている土地が2つ以下。
- バトルランド - 2つ以上の基本土地をコントロールしている。
- シャドウランド - 対応する基本土地タイプ2種のうちいずれかを手札から公開。
- クラウドランド - 対戦相手が2人以上いる。
1色土地
- ひなびた小村/Rustic Clachan(白) - キスキンを手札から公開。また、(1)(白)で補強1。(モーニングタイド)
- 炎族の村/Flamekin Village(赤) - エレメンタルを手札から公開。また、速攻を付与する起動型能力も持つ。(統率者2014)
- サイクル/エルドレインの王権の基本土地タイプを持つ基本でない土地 - 対応する基本土地タイプ1種を3つ以上コントロールしている。アンタップインしたときETB。
- サイクル/エルドレインの王権の城 - 対応する基本土地タイプ1種をコントロールしている。また、それぞれ起動型能力も持つ。
- ボルトランド - モードを持つ両面カード。3点のライフを支払う。(ゼンディカーの夜明け)
戦場に出るに際し1色を選ぶ土地
- ドラゴンの女王の寺院/Temple of the Dragon Queen - ドラゴンを手札から公開もしくはコントロールしている。(フォーゴトン・レルム探訪)
- 見捨てられた交差路/Forsaken Crossroads - タップインして占術を行うが、後攻なら代わりにアンタップしてもよい。MTGアリーナ専用。(アルケミー:イニストラード)