白黒コントロール
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+ | [[シャドウムーア]]時点の[[スタンダード]]では、少数ながら引き続き「8ラスゴ」型が存在。必然的に、[[部族]]デッキのような[[ビートダウン]]には極めて有利に戦えるが、反面[[ヒバリブリンク]]などには弱い。 | ||
+ | シャドウムーアからは[[傷鱗の儀式/Scarscale Ritual]]が[[ドロー]]サポートとして使用される。餌となるのは主に、目いっぱい投入された[[叫び大口/Shriekmaw]]と[[薄れ馬/Wispmare]]である。 | ||
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その他はアストログライド対策に白のエンチャント破壊や、[[ビースト召集]]などの[[総帥の召集/Patriarch's Bidding]]デッキを封殺する[[墓地対策]]の[[萎縮した卑劣漢/Withered Wretch]]が使用される。 | その他はアストログライド対策に白のエンチャント破壊や、[[ビースト召集]]などの[[総帥の召集/Patriarch's Bidding]]デッキを封殺する[[墓地対策]]の[[萎縮した卑劣漢/Withered Wretch]]が使用される。 | ||
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− | [[ハルマゲドン/Armageddon]]、神の怒りのどちらか、あるいは両方がデッキによって選択される。 | + | |
暗黒の儀式からの[[トリスケリオン/Triskelion]]を[[動く死体/Animate Dead]]で使い回すタイプは[[Animate Mix]]というデッキ名が付いていた。 | 暗黒の儀式からの[[トリスケリオン/Triskelion]]を[[動く死体/Animate Dead]]で使い回すタイプは[[Animate Mix]]というデッキ名が付いていた。 |
2008年7月4日 (金) 17:24時点における版
白黒コントロール(WB Control)は、白と黒で構成されるコントロールデッキの総称。白、黒ともに除去に長けた色なので、クリーチャーコントロールを主体としたデッキになることが多い。
純粋な白コントロールに比べると黒の手札破壊や軽い除去が使えるため安定性が高まり、黒コントロールに比べると黒単色では対処不可能なアーティファクトやエンチャントを破壊することができるため柔軟性が高く、また神の怒り/Wrath of Godなどの全体除去も使用できるためアドバンテージ面でも有利である。
その反面、白と黒は対抗色なので強力な多色地形などがないとマナ基盤を整えるのが難しく、青を使う場合と違ってカウンターが使えないので小回りがききにくいという弱点がある。
もっとも、このタイプがよく組まれるようになったのはアポカリプス参入以後であり、それ以前では対抗色である事もありそれほど頻繁に組まれるタイプではなかった。
目次 |
時のらせんブロック+ローウィン・シャドウムーア・ブロック期
シャドウムーア時点のスタンダードでは、少数ながら引き続き「8ラスゴ」型が存在。必然的に、部族デッキのようなビートダウンには極めて有利に戦えるが、反面ヒバリブリンクなどには弱い。
シャドウムーアからは傷鱗の儀式/Scarscale Ritualがドローサポートとして使用される。餌となるのは主に、目いっぱい投入された叫び大口/Shriekmawと薄れ馬/Wispmareである。
ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期
次元の混乱にて、神の怒りが滅び/Damnationとして黒にタイムシフト。スタンダードにて、滅びと神の怒りの両方を投入した「8ラスゴ」型のデッキが登場した。
神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期
ギルドパクトで白黒のオルゾフ・ギルドが登場し、屈辱/Mortifyなどのトーナメントレベルのカードが加わったことで、ラヴニカ・ブロック期のスタンダードで脚光を浴びる。第9版でのコイロスの洞窟/Caves of Koilosの再録やショックランドの神無き祭殿/Godless Shrineの登場も大きい。
エンチャント
((白/黒)は(白)でも(黒)でも支払うことができる。)
あなたのアップキープの開始時に、いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。
債務者の弔鐘/Debtors' Knellで絶望の天使/Angel of Despairなどを使いまわすバージョンは、特に誰がために鐘は鳴ると呼ばれる。
神河ブロック構築
神河ブロック構築では、最後の裁き/Final Judgmentや不快な群れ/Sickening Shoalなどを使ったクリーチャーコントロールデッキがプロツアーフィラデルフィア05にて登場した。
インスタント — 秘儀(Arcane)
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある、マナ総量がXである黒のカード1枚を追放することを選んでもよい。
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-X/-Xの修整を受ける。
旅行者の凧/Journeyer's Kiteをアドバンテージエンジンに据えるため、凧エンジンコントロールの名で呼ばれる。
オンスロート・ブロック構築
ベジテーションやアストログライドなど大型クリーチャー中心のオンスロート構築環境で、それらをメタった白黒のコントロールデッキも登場した。
ソーサリー
すべてのアーティファクトと、すべてのクリーチャーと、すべてのエンチャントを破壊する。
サイクリング(3)((3),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) スピリット(Spirit)
あなたのアップキープの開始時に、あなたはカードをX枚引き、あなたはX点のライフを失う。Xは、あなたがコントロールするゾンビ(Zombie)の数である。
3/3大量の除去で足を止め、アンデッドの剣闘士/Undead Gladiatorや墓生まれの詩神/Graveborn Museでドロー、賛美されし天使/Exalted Angelや怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathでフィニッシュする。
その他はアストログライド対策に白のエンチャント破壊や、ビースト召集などの総帥の召集/Patriarch's Biddingデッキを封殺する墓地対策の萎縮した卑劣漢/Withered Wretchが使用される。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーヴェニス03 第9位(参考)
- 使用者:三津家和彦
- フォーマット
オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期
スカージ参入後に、スタンダードで、正義の命令/Decree of Justiceや苦痛の命令/Decree of Painなどのパワーカードを主体とした黒白命令が組まれた。
ソーサリー
白の4/4の飛行を持つ天使(Angel)クリーチャー・トークンをX体生成する。
サイクリング(2)(白)((2)(白),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが正義の命令をサイクリングしたとき、あなたは(X)を支払ってもよい。そうした場合、白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをX体生成する。
ソーサリー
すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。これにより破壊されたクリーチャー1体につき、カードを1枚引く。
サイクリング(3)(黒)(黒)((3)(黒)(黒),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが苦痛の命令をサイクリングしたとき、すべてのクリーチャーはターン終了時まで-2/-2の修整を受ける。
インベイジョン・ブロック期
対抗色にフィーチャーしたアポカリプスの登場でこのデッキタイプも注目を集める。対抗色ペインランドのコイロスの洞窟によりマナ基盤の安定性が高まり、名誉回復/Vindicateやファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaなどの優秀カードも追加された。
インベイジョン・ブロック構築ではファイレクシアの闘技場をドローエンジンにしてドレイン呪文でライフをカバーするアリーナドレインが登場。
オデッセイ・ブロック参入後も同環境の黒コントロールに白を足したものが見られた。
黎明期
解呪/Disenchant、剣を鍬に/Swords to Plowsharesといった優秀なボードコントロールと、精神錯乱/Mind Twist、土地税/Land Tax等のアドバンテージカード、さらに暗黒の儀式/Dark Ritualによるマナ加速から惑乱の死霊/Hypnotic Specterやファッティ等に繋げていく戦略を基盤とした。ハルマゲドン/Armageddon、神の怒りのどちらか、あるいは両方がデッキによって選択される。
暗黒の儀式からのトリスケリオン/Triskelionを動く死体/Animate Deadで使い回すタイプはAnimate Mixというデッキ名が付いていた。