溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle
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2020年11月10日 (火) 22:53時点における版
土地
溶鉄の尖峰、ヴァラクートはタップ状態で戦場に出る。
山(Mountain)が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたが他に少なくとも5つの山をコントロールしている場合、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。あなたは「溶鉄の尖峰、ヴァラクートはそれに3点のダメージを与える」ことを選んでもよい。
(T):(赤)を加える。
山を戦場に出すたび、他に5つ以上の山をコントロールしているならば、稲妻/Lightning Bolt同等の火力が誘発する土地。
山が3点火力にもなるというのは非常に強力。無色のダメージ発生源であり、マナなどのリソースを一切要しないのも魅力。しかしタップインであり条件も厳しいため、赤の速攻系ビートダウンにはまず入らない。土地のサーチやランドブーストが得意な緑と組んで専用デッキを用意するとその潜在能力を発揮し、エンドカードとなる。→ヴァラクート
エクステンデッドでは風景の変容/Scapeshiftがあったため、登場当初からこれをメインの勝ち手段に据えたデッキが登場し、活躍した。スタンダードでは登場時基本でない土地をサーチする手段が探検の地図/Expedition Map程度しかなかったため地雷レベルであったが、基本セット2011で原始のタイタン/Primeval Titanが登場したことで瞬く間にトップメタに躍り出た。
パワーカードに厳しいモダンでは、風景の変容とのコンボが危険視され公式フォーマット化と同時に禁止カードに指定された。しかし、環境が多様化してきたのに合わせて、初期の禁止カードリストの中で、既存のデッキには気軽に採用されにくく新たなデッキを生み出せるカードとして選ばれ、2012年10月1日より解禁された(参考)。以降、エクステンデッド・スタンダード時代のコンセプトを受け継いだヴァラクートデッキが活躍している。
- 環境が許すのならば、虹色の前兆/Prismatic Omenと組み合わせるのも良いだろう。これ自身も山になり条件を満たしやすくなる。→オーメン・ヴァラクート
ルール
- 山と溶鉄の尖峰、ヴァラクートが同時に戦場に出ても能力は誘発する。また、複数の山が同時に出た場合、その結果それぞれから見て他に山が5つ以上あるならば、能力は誘発する。
- 風景の変容などによって溶鉄の尖峰、ヴァラクート1つと山7つが同時に戦場に出れば、それぞれの山に対して能力が誘発するため、7×3=21点のダメージを与えることができる。同様に、ヴァラクート2つと山6つが同時に出れば6×3×2=36点ダメージ。
- 誘発型能力はif節ルールの制約下にあるため、誘発時と解決時の両方で山の数をチェックする。
- スタックに乗った能力と能力の発生源は独立である(CR:113.7a)。溶鉄の尖峰、ヴァラクートの能力の誘発後に幻覚/Mind Bendなどでヴァラクートが参照する基本土地タイプを書き換えても、誘発型能力がチェックするのは山の数である。
- ダメージの発生源は、山ではなく溶鉄の尖峰、ヴァラクートである。
関連カード
サイクル
ゼンディカーのレアのタップインランドのサイクル。各色に対応して1枚ずつ存在する。それぞれゼンディカー/Zendikarの特定の地所を表しているが、当時のゲームデザインの方針として伝説の土地は作らないとされていたため伝説ではない(2014年3月14日のMark Rosewaterのtumblr)。
- 空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin
- 水の帳、マゴーシ/Magosi, the Waterveil
- アガディームの墓所/Crypt of Agadeem
- 溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle
- 巨森、オラン=リーフ/Oran-Rief, the Vastwood