ヴィンテージ
提供:MTG Wiki
(→使用可能カードセット) |
|||
19行: | 19行: | ||
==使用可能カードセット== | ==使用可能カードセット== | ||
− | + | 2014年12月現在、原則として以下のカードが使用可能である。 | |
*全ての[[基本セット]]に収録されているカード | *全ての[[基本セット]]に収録されているカード | ||
*全ての[[エキスパンション]]に収録されているカード | *全ての[[エキスパンション]]に収録されているカード | ||
*下記の特殊セットに収録されているカード | *下記の特殊セットに収録されているカード | ||
− | **[[スターター]]、[[ポータル]]、[[ポータル・セカンドエイジ]]、[[ポータル三国志]]、[[統率者 (カードセット)|統率者]]、[[プレインチェイス2012]]、[[統率者2013]]、[[コンスピラシー]] | + | **[[スターター]]、[[ポータル]]、[[ポータル・セカンドエイジ]]、[[ポータル三国志]]、[[統率者 (カードセット)|統率者]]、[[プレインチェイス2012]]、[[統率者2013]]、[[コンスピラシー]]、[[統率者2014]] |
*カードセットに含まれない[[プロモーショナル・カード]] | *カードセットに含まれない[[プロモーショナル・カード]] | ||
2014年12月4日 (木) 12:23時点における版
ヴィンテージ/Vintageとは、公認フォーマットの1つ。エターナル環境の1つとして分類されている。昔はType1と呼ばれていたが、2004年9月20日から名称が変更になった。それまではType1とType1.5の総称、今で言うエターナルをヴィンテージと呼んでいた。
目次 |
解説
禁止カードになっているのは、策略カード、アンティに関するカード以外ではたったの3枚だけであり、それらはいずれもカードを高いところからはじいたりサブゲームをしたりと言った、ゲームバランスとは別のところで問題があるものである。それ以外は、パワー9をはじめとするどんなパワーカードであっても制限カード止まりであり、1枚であれば使用することができる。
- プレミアイベントのサイドイベントなどで行われているので、興味のある方は観戦してみてはいかがだろう。大都市圏や東海地方では草の根大会の数もそれなりに存在しているため、参戦・観戦の機会は意外と多い。また、Magic OnlineでもVintage Mastersの発売に伴いヴィンテージのフォーマットが開始されたため、こちらでも参戦・観戦は容易。Magic Onlineではパワー9をはじめとする高額カードも紙と比べると一部を除いて非常に安価で入手可能なため、比較的現実的な値段でデッキを組んで参戦することが可能となっている。
傾向
Moxをはじめとするマナ基盤が極めて強力なため、環境は総じて高速。特に速度に特化したコンボデッキでは、1ターンキルを始めとした超高速での決着もしばしば発生する。また通常のデッキでも、1ターン目での無限ターン成立や修繕/Tinkerから超巨大クリーチャー降臨など、スタンダードしかやらない人にとっては信じ難い展開が見受けられる。
とはいえ、パワーカードを使った瞬殺や極端に速いリソースの展開は強烈な印象を持つためか、この辺が過剰に解釈され、バランスも何もないぶっ壊れたフォーマットと認識されがちだが、実際には速度のみが重要視される訳ではない。それも、あくまで勝つ確率を高めるための1つの手段に過ぎないのである。ただ、勝率を高めるために何かに突出していこうとする傾向は強い。コンボデッキでは速度や確実性、コントロールでは一度コントロールするとそのままゲームが決まったり、なかなか抜け出せないような強いコントロール力を発揮することで、勝ちを見出している。アグロの場合は攻撃力を犠牲にする代わりにメタを利用し、戦略性に特化したデッキが多い。
とにかくパワー9を全てそろえないと戦線に立てないようなイメージがあるが、そういうわけではない。ヴィンテージはコンボデッキやアーティファクト系デッキがメタの中心にあり、クリーチャー対策が割と甘いため、制限カードを1枚も使用していなくとも、メタを上手く読んだフィッシュ系のウィニーデッキが高額カード満載のデッキを打ち倒す場面は少なくないのだ。(参考)その意味で、しっかりした環境対策ができれば、どんなデッキでもそれなりの勝負にはなる環境ではある。(ただ、勿論のことながら、それらもパワー9、特にMoxのようなマナ加速の類を入れればさらに強化できる。)
- 頭蓋骨絞め/Skullclamp(他のいずれのフォーマットでも禁止されている)やBerserkのような、ビートダウン向きのカードはほぼ制限なしに使用できる。
- 強力なサーチカードをはじめとした制限カードが多用されるため、デッキには1枚挿しのカードが多くなり、他のフォーマットと比べデッキリストが長くなる傾向がある。
使用可能カードセット
2014年12月現在、原則として以下のカードが使用可能である。
- 全ての基本セットに収録されているカード
- 全てのエキスパンションに収録されているカード
- 下記の特殊セットに収録されているカード
- カードセットに含まれないプロモーショナル・カード
黒枠か白枠でないカード(アングルード、アンヒンジドの基本土地以外のカードなど)、裏面のデザインも通常とは異なるカード(世界選手権デッキセット、チャレンジ・デッキのカードなど)は、エターナルで使用することができない。
ポータル系列のカードは、最初期のエターナル環境では使用できなかったが、2005年10月20日から使用可能になった。
制限カード
2013年5月3日時点の制限カードの一覧。デッキに1枚まで入れることができる。
- Ancestral Recall
- 天秤/Balance
- Black Lotus
- 渦まく知識/Brainstorm
- チャネル/Channel
- Demonic Consultation
- Demonic Tutor
- Fastbond
- 閃光/Flash
- けちな贈り物/Gifts Ungiven
- 伝国の玉璽/Imperial Seal
- Library of Alexandria
- ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond
- 水蓮の花びら/Lotus Petal
- Mana Crypt
- 魔力の櫃/Mana Vault
- 記憶の壺/Memory Jar
- 商人の巻物/Merchant Scroll
- 精神の願望/Mind's Desire
- Mox Emerald
- Mox Jet
- Mox Pearl
- Mox Ruby
- Mox Sapphire
- 神秘の教示者/Mystical Tutor
- ネクロポーテンス/Necropotence
- 思案/Ponder
- 太陽の指輪/Sol Ring
- 露天鉱床/Strip Mine
- 知識の渇望/Thirst for Knowledge
- Time Vault
- Time Walk
- Timetwister
- 修繕/Tinker
- トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
- 三なる宝球/Trinisphere
- 吸血の教示者/Vampiric Tutor
- Wheel of Fortune
- 意外な授かり物/Windfall
- ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain
- ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will
禁止カード
主なデッキ・その他
- ヴィンテージの変遷を参照。