倍増の季節/Doubling Season
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2013年6月8日 (土) 07:18時点における版
Doubling Season / 倍増の季節 (4)(緑)
エンチャント
エンチャント
いずれかの効果があなたのコントロール下で1個以上のトークンを生成する場合、代わりにそれはその2倍の数を生成する。
いずれかの効果があなたがコントロールするパーマネントの上に1個以上のカウンターを置く場合、代わりにそれはその2倍の数をそのパーマネントの上に置く。
緑のカードに時々登場する、豪快な「倍出し」カード。「共有」の緑にしては珍しく、影響を受けるのは自分だけである。トークンもカウンターも倍出しするため、戦場が凄い事になる。
「カウンターを置いた状態で戦場に出る」パーマネントも影響を受ける。したがって消散・接合・烈日など、同ブロック内では狂喜、移植持ちなどのカードとも相性がよい。特に元から高性能なものが多い消散や、継続してカウンターを乗せ替えられる接合などとの組み合わせは強力。リミテッドでは上記2つの他に、トークンを多用するセレズニアやオルゾフと組んでもよい。
その他、スパイクや魔力の導管/Power Conduitなどカウンター自体をやりとりするカード、ファンガスや落とし子の穴/Spawning Pitなどカウンターとトークンを併用するカードとのギミックは面白い。
例えばはじける子嚢/Saproling Burstの場合、消散カウンターが通常の倍の14個置かれて戦場に出る。1個取り除いて苗木トークンを出すと13/13の苗木2体が戦場にでる。7個取り除いて7/7の14体のトークンを出した場合、P/Tの合計値が最大の98/98となる。召喚酔いの都合、最大級の力を発揮できないのが残念(そもそもオーバーキルだが)。
逆に、-1/-1カウンターや暗黒の深部/Dark Depthsなどのデメリット持ちとの相性は最悪である。前者は、戦場に出た瞬間に墓地に置かれることも少なくない。
- 次元カード版として、セレズニアの屋根庭/Selesnya Loft Gardens (次元カード)が存在する。そちらは全てのプレイヤーに影響する。
- Modern Mastersに新規イラストで再録された。+1/+1カウンターを多用するクリーチャーの代表格たるハイドラが描かれている。
ルール
- 対戦相手が出した狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragonなどの効果でこちら側に出るトークンも2倍になる。
- カウンターを移す場合でも、移動先にカウンターは2倍置く。「移す」の定義に「カウンターを置く」ことが含まれているため(→移植)。
- 経年カウンターも倍速で増える。累加アップキープのコスト支払いは困難になるだろう。
- 2枚出ていれば2倍のそのまた2倍で4倍、4枚出ていれば16倍、エンチャント複製/Copy Enchantmentなども使って8枚コントロールすれば256倍となる。クリーチャー化した上でコピー・トークンの作成を繰り返したりすれば、混沌の領域へまっしぐら。
- 追放されているカードはパーマネントではないため、アーテイのおせっかい/Ertai's Meddlingの遅延カウンターや待機の時間カウンターの数に影響はない。 また同様に、プレイヤーはパーマネントではないため毒カウンターも2倍にはならない。
- 効果ではなく、例えば起動型能力のコストなどでカウンターを置く場合には倍にならない。根の壁/Wall of Rootsやプレインズウォーカーの起動型能力などがそれにあたる。
- 萎縮や感染によって置かれる-1/-1カウンターもダメージの結果によるものなので、倍にならない。
- 生体武器が出すトークンも倍になるが、肝心の装備品の数が増えるわけでは無いので、無形の美徳/Intangible Virtueなどのサポートが無い限り、状況起因処理によってトークンは墓地に置かれて消滅する。