サルコマイトのマイア/Sarcomite Myr

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[[ミラディン・ブロック]]以来久々の登場となる[[マイア]]であり、[[マジック]]史上初の、[[マナ・コスト]]に[[色マナ]]を含む[[アーティファクト・クリーチャー]]。
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[[ミラディン・ブロック]]以来久々の登場となる[[マイア]]であり、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]史上初の、[[マナ・コスト]]に[[色マナ]]を含む[[アーティファクト・クリーチャー]]。
  
[[未来予知]]の[[タイムシフト]][[カード]]として前例のない様々な種類の[[カード]]が登場しているが、色付きのアーティファクト・クリーチャーであるという点に関しては[[ギルド渡りの急使/Transguild Courier]]や[[合金のゴーレム/Alloy Golem]]という先輩がいるので然程目新しいわけではない。しかし、ギルド渡りの急使や合金のゴーレムは[[特性定義能力]]によって色を得ているのに対し、このカードはマナ・コストに色[[マナ]]を含むがゆえに色を持ち、その点においては革新的であるといえる。
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[[タイムシフト#未来予知のタイムシフト|未来予知のタイムシフト]]は前例のない様々な種類の[[カード]]が登場しているが、[[有色アーティファクト]]・クリーチャーであるという点に関しては[[ギルド渡りの急使/Transguild Courier]]という先輩がいるのでそれ程目新しいわけではない。しかし、ギルド渡りの急使は[[特性定義能力]]によって色を得ていたのに対し、このカードはマナ・コストに色マナを含むがゆえに[[]]を持ち、その点においては革新的であるといえる。
  
肝心の[[クリーチャー]]としての性能は、3マナ2/1と、[[青]]とアーティファクトの組み合わせでは仕方ない部分もあるが心許ない。
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肝心の[[クリーチャー]]としての性能は、3[[マナ]]2/1と心許ないが、[[青]]と[[アーティファクト]]の組み合わせでは仕方ない。
  
[[リミテッド]]での中盤以降では[[パワー]]2の[[フライヤー]]として[[クロック]]を形成できるので、標準よりやや上の戦力になる。後者の[[能力]][[チャンプブロック]]の際などに使用できれば[[アドバンテージ]]を失わないため、比較的有用だろう。
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[[リミテッド]]での中盤以降では[[パワー]]2の[[フライヤー]]として[[クロック]]を形成できるので、標準よりやや上の戦力になる。後者の[[能力]]は「[[戦場]]から[[サイクリング]]する」という[[ウルザズ・デスティニー]]の懐かしの能力で、当時のルールでは[[当て逃げ]]のテクニックに用いることができた。[[チャンプブロック]]の際などに使用できれば[[アドバンテージ]]を失わないため、比較的有用だろう。
  
*[[真鍮の秘書/Brass Secretary]]を青くしたら、一時的に飛べるようになった。若しくは飛行が一時的になった[[こそこそ歩くスカージ/Slinking Skirge]]
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*[[真鍮の秘書/Brass Secretary]][[こそこそ歩くスカージ/Slinking Skirge]]の間をとったようなデザインである。
*{{日本語画像|Sarcomite Myr|カードデザイン}}は外枠が銀、内枠が青とある意味[[混成カード|ハイブリッド]]っぽい。
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*[[枠]]の{{Gatherer|id=145481|デザイン}}は外枠が[[銀]]で内枠が青と、ある意味[[混成カード]]っぽい。
*「サルコマイト/Sarcomite」は、「肉、筋肉」を意味する「sarc-」と、「生産物」あるいは「肉体の一部、肉体に含まれる成分」の意味の「-ite」を合わせた造語と思われる([[フレイバー・テキスト]]や{{日本語画像|Sarcomite Myr}}から機械と肉の混じりあった身体を持つことが判別可能。他のマイアと違って色を持つのは完全な無機物でないことの現われか)。
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*「サルコマイト/Sarcomite」は、「肉、筋肉」を意味する「sarc-」と、「生産物」あるいは「肉体の一部、肉体に含まれる成分」の意味の「-ite」を合わせた造語と思われる([[フレイバー・テキスト]]やイラストから機械と肉の混じりあった身体を持つことが判別可能。他のマイアと違って色を持つのは完全な無機物でないことのあらわれか)。
*公式サイトコラムにおいて、これは「ファイレクシアに汚染されたマイア」として描かれており、[[新たなるファイレクシア]]を予見させるカードであったことが語られている。また、[[アラーラの断片]]の[[エスパー/Esper]]のテーマとして登場した「有色アーティファクト」はこのカードが元となっている。(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/140 Phyrexian Powers: International Mana Mystery]参照)
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*公式サイトコラムにおいて、これは「[[ファイレクシア/Phyrexia]]に汚染されたマイア」として描かれており、[[新たなるファイレクシア]]を予見させるカードであったことが語られている。また、[[アラーラの断片]]の[[エスパー/Esper]]のテーマとして登場した「[[有色アーティファクト]]」はこのカードが元となっている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/phyrexian-powers-international-mana-mystery-2011-04-25 Phyrexian Powers: International Mana Mystery](Feature [[2011年]]4月25日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
**ただしこのカード自体は[[アラーラの断片ブロック]]、[[ミラディンの傷跡ブロック]]、いずれにも[[再録]]されていない。
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**ただしこのカード自体は[[アラーラの断片ブロック]]、[[ミラディンの傷跡ブロック]]、いずれにも[[再録]]されていない。[[アラーラ/Alara]]には設定上マイアがおらず、新たなるファイレクシアの有色アーティファクトは[[ファイレクシア・マナ]]を用いるものに統一されているためだろう。
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*フレイバー・テキストに登場するファイレクシア人、[[テルカーの技師、ブルーディクラッド/Brudiclad, Telchor Engineer#ストーリー|ブルーディクラッド/Brudiclad]]も後に[[統率者2018]]で[[テルカーの技師、ブルーディクラッド/Brudiclad, Telchor Engineer]]としてカード化された。彼自身も有色アーティファクトであり、[[生成]]する[[トークン]]の色と[[P/T]]はこのカードと同じである。
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{{フレイバーテキスト|ああ、確かに酷い光景だった、だがその音ときたら…腱の鳴る音や歯車の軋りで、まるで音楽のようだったよ。|テルカーの技師、ブルーディクラッド}}
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*[[2021年]]6月の[[オラクル]]変更で[[クリーチャー・タイプ]]に[[ファイレクシアン]]が追加された。
  
 
==参考==
 
==参考==
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<references/>
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*[https://web.archive.org/web/20110520074806/http://mtg-jp.com/reading/translated/001471/ ファイレクシアの力:国際的魔力の神秘](日本語公式による上記の和訳、リンク切れのためInternet Archives)
 
*[[カード個別評価:未来予知]] / [[カード個別評価:未来予知タイムシフト|タイムシフト]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:未来予知]] / [[カード個別評価:未来予知タイムシフト|タイムシフト]] - [[コモン]]
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/140 Phyrexian Powers: International Mana Mystery]([[WotC]]
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*[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - [[コモン]]
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/001471/ ファイレクシアの力:国際的魔力の神秘](日本語公式、上記の和訳)
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2021年6月22日 (火) 22:09時点における最新版


Sarcomite Myr / サルコマイトのマイア (2)(青)
アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) マイア(Myr)

(2):サルコマイトのマイアはターン終了時まで飛行を得る。
(2),サルコマイトのマイアを生け贄に捧げる:カードを1枚引く。

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ミラディン・ブロック以来久々の登場となるマイアであり、マジック史上初の、マナ・コスト色マナを含むアーティファクト・クリーチャー

未来予知のタイムシフトは前例のない様々な種類のカードが登場しているが、有色アーティファクト・クリーチャーであるという点に関してはギルド渡りの急使/Transguild Courierという先輩がいるのでそれ程目新しいわけではない。しかし、ギルド渡りの急使は特性定義能力によって色を得ていたのに対し、このカードはマナ・コストに色マナを含むがゆえにを持ち、その点においては革新的であるといえる。

肝心のクリーチャーとしての性能は、3マナ2/1と心許ないが、アーティファクトの組み合わせでは仕方ない。

リミテッドでの中盤以降ではパワー2のフライヤーとしてクロックを形成できるので、標準よりやや上の戦力になる。後者の能力は「戦場からサイクリングする」というウルザズ・デスティニーの懐かしの能力で、当時のルールでは当て逃げのテクニックに用いることができた。チャンプブロックの際などに使用できればアドバンテージを失わないため、比較的有用だろう。

ああ、確かに酷い光景だった、だがその音ときたら…腱の鳴る音や歯車の軋りで、まるで音楽のようだったよ。
テルカーの技師、ブルーディクラッド

[編集] 参考

  1. Phyrexian Powers: International Mana Mystery(Feature 2011年4月25日 Mark Rosewater著)
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