その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin

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[[クリーチャー]]を壊れやすくして[[リアニメイト]]する[[カード]]。
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[[インスタント]]版[[ゾンビ化/Zombify]]。ただし[[呪文]]や[[能力]]の[[対象]]になると[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]られてしまうというデメリットが付く。
ほぼ[[インスタント]]版[[ゾンビ化/Zombify]]であるが、[[呪文]]や[[能力]]の[[対象]]になると[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]られてしまうというデメリットが付く。
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既存のリアニメイト[[デッキ]]で使う場合、たしかに[[インスタント]]となったことで[[対戦相手]]の隙はつき易くなったが、通常リアニメイトデッキはリアニメイトした少数のクリーチャーで押し切る形をとるので、壊れやすくなるというデメリットの方が痛く、既存のリアニメイトカードとすんなり挿げ替えることはできない。このカードに合ったクリーチャーを選んで[[釣る|釣って]]やる必要があり、その意味では既存のリアニメイトカードとは一線を画す。
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既存の[[リアニメイト]][[デッキ]]で使う場合、たしかにインスタントとなったことで[[対戦相手]]の隙はつきやすくなったが、せっかくリアニメイトしたクリーチャーが非常に[[除去]]されやすくなってしまう欠点のほうが大きい。このカードに合ったクリーチャーを選んで[[釣る|釣って]]やる必要があり、その意味では既存のリアニメイトカードとすんなりと入れ替えられるものではない、独特のカードと言える。
  
[[被覆]]や[[プロテクション]]持ちのクリーチャー、[[センギアの吸血魔/Sengir Nosferatu]]のように一時的に[[戦場を離れる|戦場を離れ]]て戻る能力を持つクリーチャーなら、「壊れやすくなる」[[効果]]を大体無視できる。また、単純に[[187クリーチャー]]等、壊れても損にならないクリーチャーを使うのも一つの選択である。この場合[[CIP]][[能力]]次第ではよりインスタントである点を活かしやすい。
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[[被覆]]や[[プロテクション]]などの[[対象]]になることを防ぐ[[除去耐性]]を持つクリーチャーや、[[センギアの吸血魔/Sengir Nosferatu]]のように自身を[[明滅]]したりして付加されたデメリットを「リセット」できるクリーチャー、あるいは[[頑強]]などの[[生け贄に捧げる|生け贄]]になっても復活できる能力と組み合わせれば、欠点をほぼ無視できる。また、単純に[[187クリーチャー]]など壊れても損にならないクリーチャー、あるいは[[死亡]]しやすくなる点を逆手に取って[[PIG]][[能力]]持ちクリーチャーに使うのも有効で、それらの能力を持っている[[想起]]持ちクリーチャーとの相性は抜群。想起も頑強も同じ[[ブロック (総称)|ブロック]]内に存在しているためよく併用された。
  
[[ブロック (総称)|ブロック]]で登場した[[想起]][[頑強]]との相性がよく、特に想起との[[シナジー]]では[[スタンダード]]や[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築]]でその名を冠した[[マネキンコントロール]]を生み出した。また、同時期の[[リアニメイト#時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期|リアニメイト]]でも[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]を釣る手段としても活躍している。
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[[スタンダード]][[ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築]]では、前述通り想起や頑強と組み合わさって、その名を冠した[[マネキンコントロール]]を生み出した。他にも、ブロック構築では[[エレメンタル (デッキ)|エレメンタルデッキ]]で苦手とする[[フェアリー (デッキ)#ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築|フェアリー]]相手に[[打ち消す|カウンター]]や[[霧縛りの徒党/Mistbind Clique]]の隙を突いて[[目覚ましヒバリ/Reveillark]]などを戦場に出すために活躍し、スタンダードの[[リアニメイト/スタンダード/時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|リアニメイト]]でも[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]を釣る手段としても活躍している。
  
壊れやすいことを逆手にとって[[墓地]]に落ちることで[[効果]]を発揮するクリーチャーを用いるのもよい。[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築]]では[[エレメンタル (デッキ)|エレメンタルデッキ]]に積まれ、苦手とする[[フェアリー (デッキ)#ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築|フェアリー]]相手に[[打ち消す|カウンター]]や[[霧縛りの徒党/Mistbind Clique]]の隙を突いて[[目覚ましヒバリ/Reveillark]]等を戦場に出すために活躍した。
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*[[ペナルティ能力]]の挙動については[[卑屈な幽霊/Skulking Ghost]]のページを参照。
<!-- 文字通りその場しのぎだが[[コンバット・トリック]]にもなる。 -->
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*マネキン・[[カウンター (目印)|カウンター]]を取り除けば普通のクリーチャーに戻るのだが、[[時計回し/Clockspinning]]などの対象を取る呪文や能力では先に生け贄に捧げられてしまう。[[霊気の断絶/Aether Snap]]などの対象を取らない手段を用意しよう。
 
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*[[覇権]]は対象を取らないため、これで釣ったクリーチャーを利用することが可能。その後覇権持ちクリーチャーが戦場を離れた場合、その時点で別の[[オブジェクト]]として扱われるため、マネキン・カウンターが乗っていない状態で戦場に戻ってくることになる。
*マネキン・[[カウンター (目印)|カウンター]]を取り除けば普通のクリーチャーに戻るのだが、[[時計回し/Clockspinning]]などの対象を取る呪文や能力では先に生け贄に捧げられてしまう。対象を取らずにカウンターを取り除けるのは[[ローウィン]]現在では、[[霊気の断絶/AEther Snap]]、[[魔力の導管/Power Conduit]]、[[大海の心臓、致清/Chisei, Heart of Oceans]](と[[Giant Fan]]、[[Hungry Hungry Heifer]])だけ。
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*[[覇権]]は対象を取らないため、これで[[釣る|釣った]]クリーチャーを利用することが可能。その後覇権持ちクリーチャーが戦場を離れた場合、マネキン・カウンターが乗っていない状態で戦場に戻ってくることになる。(戦場から取り除かれた時点で別[[オブジェクト]]扱いされるため)
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==参考==
 
==参考==
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*[[リアニメイトカード]]
 
*[[カード個別評価:ローウィン]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ローウィン]] - [[アンコモン]]

2020年12月28日 (月) 11:54時点における最新版


Makeshift Mannequin / その場しのぎの人形 (3)(黒)
インスタント

あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをその上にマネキン(mannequin)・カウンターが1個置かれた状態で戦場に戻す。そのクリーチャーがその上にマネキン・カウンターが置かれ続けているかぎり、それは「このクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、これを生け贄に捧げる。」を持つ。


インスタントゾンビ化/Zombify。ただし呪文能力対象になると生け贄に捧げられてしまうというデメリットが付く。

既存のリアニメイトデッキで使う場合、たしかにインスタントとなったことで対戦相手の隙はつきやすくなったが、せっかくリアニメイトしたクリーチャーが非常に除去されやすくなってしまう欠点のほうが大きい。このカードに合ったクリーチャーを選んで釣ってやる必要があり、その意味では既存のリアニメイトカードとすんなりと入れ替えられるものではない、独特のカードと言える。

被覆プロテクションなどの対象になることを防ぐ除去耐性を持つクリーチャーや、センギアの吸血魔/Sengir Nosferatuのように自身を明滅したりして付加されたデメリットを「リセット」できるクリーチャー、あるいは頑強などの生け贄になっても復活できる能力と組み合わせれば、欠点をほぼ無視できる。また、単純に187クリーチャーなど壊れても損にならないクリーチャー、あるいは死亡しやすくなる点を逆手に取ってPIG能力持ちクリーチャーに使うのも有効で、それらの能力を持っている想起持ちクリーチャーとの相性は抜群。想起も頑強も同じブロック内に存在しているためよく併用された。

スタンダードローウィン=シャドウムーア・ブロック構築では、前述通り想起や頑強と組み合わさって、その名を冠したマネキンコントロールを生み出した。他にも、ブロック構築ではエレメンタルデッキで苦手とするフェアリー相手にカウンター霧縛りの徒党/Mistbind Cliqueの隙を突いて目覚ましヒバリ/Reveillarkなどを戦場に出すために活躍し、スタンダードのリアニメイトでもボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkiteを釣る手段としても活躍している。

  • ペナルティ能力の挙動については卑屈な幽霊/Skulking Ghostのページを参照。
  • マネキン・カウンターを取り除けば普通のクリーチャーに戻るのだが、時計回し/Clockspinningなどの対象を取る呪文や能力では先に生け贄に捧げられてしまう。霊気の断絶/Aether Snapなどの対象を取らない手段を用意しよう。
  • 覇権は対象を取らないため、これで釣ったクリーチャーを利用することが可能。その後覇権持ちクリーチャーが戦場を離れた場合、その時点で別のオブジェクトとして扱われるため、マネキン・カウンターが乗っていない状態で戦場に戻ってくることになる。

[編集] 参考

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