運命の回避/Avoid Fate
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− | * | + | *[[第6版]]のルールと[[ルール文章]]の変更で使い勝手が激変した。以前のルールと文章では、これが打ち消せるのは「[[インタラプト]]と[[エンチャント]]」だった。インタラプトのほとんどは[[打ち消す|カウンター]]系呪文で、パーマネントを対象にするものは限られていた。そのため、これは実質的には対[[個別エンチャント]]の防御呪文としてしか機能していなかった。 |
+ | *[[忘却の輪/Oblivion Ring]]や[[未達への旅/Journey to Nowhere]]の能力の対象になったパーマネントをこのカードで守ることはできない。戦場に出た忘却の輪は呪文ではなくパーマネントであり、対象を取っているのも呪文ではなく能力である。 | ||
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+ | *[[Ring of Immortals]] - 運命の回避と同じ[[効果]]を[[起動型能力]]として内蔵する[[アーティファクト]]。([[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]) | ||
+ | *[[不愉快の拒絶/Rebuff the Wicked]] - [[白]]になった[[リメイク]]。対象の[[タイプ]]に制限がなく、運命の回避より強力である。([[次元の混乱]]) | ||
+ | *[[この世界にあらず/Not of This World]] - [[エルドラージ]][[呪文]]。呪文だけでなく[[能力]]も打ち消せる。([[エルドラージ覚醒]]) | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/arcana/727 Interrupts that Target Permanents?] ([[WotC]]、英語) | ||
*[[カード個別評価:時のらせんタイムシフト]] | *[[カード個別評価:時のらせんタイムシフト]] | ||
*[[カード個別評価:レジェンド]] - [[コモン]]1 | *[[カード個別評価:レジェンド]] - [[コモン]]1 |
2022年12月22日 (木) 18:29時点における最新版
珍しい緑の打ち消し呪文。自分のパーマネントを対象とするインスタントやオーラを打ち消せる。
パーマネント破壊呪文への防御として見た場合、ソーサリーや187クリーチャーに対応できないので完全とはいえないが、少なくとも自分のターンに対戦相手が行ってくる予期せぬ行動の大抵はシャットアウトできるだけで1マナとしては十分である。
時のらせんでタイムシフトカードとして再録。これにより日本語版カード名を得る。タイムシフトによって帰ってきた環境では屈辱/Mortify、化膿/Putrefy、糾弾/Condemn、信仰の足枷/Faith's Fettersなど優秀なインスタントやオーラがひしめき合っている。
なお、15年以上後発のカードとの比較だが、対象を1つしか取らないインスタントやオーラについてはパーマネントに呪禁(と破壊不能)を与えるタミヨウの保管/Tamiyo's Safekeepingでも立ち消えさせて対処できる。タミヨウの保管ならばソーサリーや能力から戦闘ダメージまで幅広く対処できるため実用性で大きく劣るが、運命の回避にも「複数の対象を取るインスタントを丸ごと打ち消せる」といった独自の強みがあるので上位互換・下位互換の関係にはならない。
- 第6版のルールとルール文章の変更で使い勝手が激変した。以前のルールと文章では、これが打ち消せるのは「インタラプトとエンチャント」だった。インタラプトのほとんどはカウンター系呪文で、パーマネントを対象にするものは限られていた。そのため、これは実質的には対個別エンチャントの防御呪文としてしか機能していなかった。
- 忘却の輪/Oblivion Ringや未達への旅/Journey to Nowhereの能力の対象になったパーマネントをこのカードで守ることはできない。戦場に出た忘却の輪は呪文ではなくパーマネントであり、対象を取っているのも呪文ではなく能力である。
[編集] 関連カード
- Ring of Immortals - 運命の回避と同じ効果を起動型能力として内蔵するアーティファクト。(レジェンド)
- 不愉快の拒絶/Rebuff the Wicked - 白になったリメイク。対象のタイプに制限がなく、運命の回避より強力である。(次元の混乱)
- この世界にあらず/Not of This World - エルドラージ呪文。呪文だけでなく能力も打ち消せる。(エルドラージ覚醒)