アラーラへの侵攻/Invasion of Alara
提供:MTG Wiki
(過剰な文飾を削除、ドメインコントロールについての詳細を割愛、第2面の記載が無かったため追記) |
|||
17行: | 17行: | ||
===第1面=== | ===第1面=== | ||
*第1面の[[能力]]については[[解決中に呪文を唱える]]、[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]を参照。 | *第1面の[[能力]]については[[解決中に呪文を唱える]]、[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]を参照。 | ||
− | *続唱に似ているが、続唱と違い唱えた呪文がマナ総量いくつになるかをチェックしないため、[[MDFC]]や[[当事者カード]] | + | *続唱に似ているが、続唱と違い唱えた呪文がマナ総量いくつになるかをチェックしないため、[[MDFC]]や[[当事者カード]]は好きな側で唱えられる。[[唱える#代替の特性があるカードの扱い]]も参照。 |
*第1面の能力の「これにより追放されてそれらでないカード」とは、「マナ総量が4を超えるか、土地であるカード」のことである。唱えてもよい1枚を唱えない場合、[[手札]]に加えなかったマナ総量4以下の呪文1枚が余るが、これは単に追放されたままになる。[[ライブラリーの一番下]]に置いてはならない。 | *第1面の能力の「これにより追放されてそれらでないカード」とは、「マナ総量が4を超えるか、土地であるカード」のことである。唱えてもよい1枚を唱えない場合、[[手札]]に加えなかったマナ総量4以下の呪文1枚が余るが、これは単に追放されたままになる。[[ライブラリーの一番下]]に置いてはならない。 | ||
**なお、マナ総量4以下の呪文が[[ライブラリー]]に1枚しかない場合は、その1枚を「唱える」か「手札に加える」か選ぶ。「追放されたままにする」ことはできない。 | **なお、マナ総量4以下の呪文が[[ライブラリー]]に1枚しかない場合は、その1枚を「唱える」か「手札に加える」か選ぶ。「追放されたままにする」ことはできない。 |
2024年7月6日 (土) 12:05時点における最新版
バトル — 包囲戦(Siege)
アラーラへの侵攻が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から、マナ総量が4以下であり土地でないカード2枚が追放されるまで1枚ずつ追放していく。あなたはそれらのカード2枚のうち1枚を、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。その中の1枚をあなたの手札に加える。その後、これにより追放されてそれらでないカードを、あなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
7Awaken the Maelstrom / 大渦の目覚め
ソーサリー
大渦の目覚めはすべての色である。
プレイヤー1人を対象とし、対戦相手1人がコントロールしているパーマネント1つを対象とする。その前者のプレイヤーはカード2枚を引く。あなたはあなたの手札にあるアーティファクト・カード1枚を戦場に出してもよい。あなたがコントロールしているパーマネント1つのコピーであるトークン1つを生成する。あなたがコントロールしているクリーチャー1体か2体か3体に、+1/+1カウンター3個を割り振って置く。その後者のパーマネントを破壊する。
アラーラ/Alaraがテーマのバトルから変身する両面カード。第1面は続唱を思わせる踏み倒しとハンド・アドバンテージをETBに持つ包囲戦、第2面は5つの効果の盛り合わせのソーサリー。
第1面の踏み倒し効果は、2択を取れる点と追放したカードはデッキに戻せる点が優秀。よほど運に見放されていない限りは何かしらはアドバンテージを得ることが出来る。集団失踪/Depopulateをはじめとする4マナ全体除去も唱えられるので、優位の固定にも逆転の一手にも使える。第1面でサイズが大きめのクリーチャーを展開できれば第2面にスムーズに繋げられる。
第2面はアドバンテージの塊とでも言うべき派手な効果。ドローと単体除去だけでもかなりのアドバンテージだが、高い守備値を削りきる手間を考えれば他の効果もしっかり活用したいところ。デッキ構築の段階で工夫しておきたい。
総じて両面ともに強力な効果だが、5色の色拘束と最大級の守備値という強力さに見合った大きな難題も抱えている。また、第1面を活かそうとすれば軽いカードや打ち消しはなるだけ採用したくない、第2面を活かそうとすればアーティファクトやコピーしたいパーマネントを採用したい、など構築段階での制約も大きく漫然と採用できるカードではない。ドメイン・コントロールのような優秀な多色マナ基盤を持つデッキであれば採用候補になるか。
登場直後のスタンダードではプロツアー・機械兵団の進軍で3名がこのカードをフル投入し[1]、イベントカバレージでも取り上げられた[2]が、上位進出はならなかった。その後しばらくは目立った活躍は無かったが、エルドレインの森参入後に出来事と本体のマナ総量に大きな差がある当事者カードが多数登場したことにより、5色アラーラという専用デッキが登場した。基本的には木苺の使い魔/Bramble Familiarの出来事である"初めてのお使い/Fetch Quest"を踏み倒している。とはいえこのデッキはリスクも大きく、ドメイン・ランプにシェアを奪われる形ですぐに退潮してしまっている。
- 守備値への対策としては、無力化/Render Inertを使ったり、モダン以下の環境では吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmageと組み合わせるのも手。
- 第2面の踏み倒し効果がアーティファクト限定なのは、アラーラ/Alaraの断片/Shardの一つであるエスパー/Esperがアーティファクト中心の世界であったことも関係あるのだろう。
[編集] ルール
[編集] 第1面
- 第1面の能力については解決中に呪文を唱える、マナ・コストを支払うことなく唱えるを参照。
- 続唱に似ているが、続唱と違い唱えた呪文がマナ総量いくつになるかをチェックしないため、MDFCや当事者カードは好きな側で唱えられる。唱える#代替の特性があるカードの扱いも参照。
- 第1面の能力の「これにより追放されてそれらでないカード」とは、「マナ総量が4を超えるか、土地であるカード」のことである。唱えてもよい1枚を唱えない場合、手札に加えなかったマナ総量4以下の呪文1枚が余るが、これは単に追放されたままになる。ライブラリーの一番下に置いてはならない。
- なお、マナ総量4以下の呪文がライブラリーに1枚しかない場合は、その1枚を「唱える」か「手札に加える」か選ぶ。「追放されたままにする」ことはできない。
[編集] 第2面
- 呪文能力は書かれている順に処理していく。あなたは引いた2枚のうちからアーティファクト・カードを出してもよく、出したアーティファクトをコピーしてもよく、コピー・トークンの上に+1/+1カウンターを置いてもよい。
- 第2面を唱える時点で、適正な対象が全て揃っている必要がある。全てのプレイヤーが対象に取れないか、対戦相手のコントロールしているパーマネントが1つも無い場合、そもそも唱えることができない。
[編集] 脚注
- ↑ (スタンダード)プロツアー・機械兵団の進軍 全プレイヤーデッキリスト(magic.gg 2023年5月7日)
- ↑ (プロツアー・機械兵団の進軍 メタゲームブレイクダウン(magic.gg 2023年5月5日 Frank Karsten著)