ルビーの大メダル/Ruby Medallion

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自分の全ての[[赤]]の[[呪文]]の[[コスト]]が1減少する[[アーティファクト]]。[[重い]]呪文を使ったり呪文を何度も使ったりする時に役に立つ。
 
自分の全ての[[赤]]の[[呪文]]の[[コスト]]が1減少する[[アーティファクト]]。[[重い]]呪文を使ったり呪文を何度も使ったりする時に役に立つ。
  
これが登場した当初は[[基本セット]]が[[第4版]]から[[第5版]]に移行した時期であり、多くの赤使いが[[稲妻/Lightning Bolt]]の代用[[カード]]を模索している最中であった。そのため、これと[[火葬/Incinerate]]や[[焚きつけ/Kindle]]を組み合わせて、それらを1[[マナ]][[火力]]として使う光景もよく見られた。しかしながら、それらのカードはルビーの大メダルが[[]]に出ていないと2マナ火力でしかないため、稲妻の代わりとしては力不足であった。
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赤ならば[[火葬/Incinerate]]が[[稲妻/Lightning Bolt]]並みの1[[マナ]][[火力]]になる…が、それらのカードはルビーの大メダルが[[戦場]]に出ていないと単なる2マナ火力でしかない。
  
[[ストロングホールド]][[ショック/Shock]]が収録されると、稲妻の後釜として焚きつけではなくショックが採用されるようになっていった。やはり最初から1マナであるショックの方が火力として優秀だったのである。
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そもそも1[[ターン]]に2回以上呪文を[[唱える]][[デッキ]]でないと大メダルは真価を発揮できない。[[不特定マナ]]を1回・1点[[軽減]]するだけなら素直に[[無色]]マナを供給してくれる[[精神石/Mind Stone]]の方がよほど優秀だからである。[[テンペスト]]当時の赤は[[ドロー]]が不得意な上に[[煮えたぎる歌/Seething Song]]のような一時的[[マナ加速]]もなく、活躍の素地が整っていなかった。また、当時の[[赤単色デッキ]]の主流は[[デッドガイレッド]]等の高速型[[スライ]]であり、ルビーの大メダルを入れる[[スロット]]もなかった。
  
その後、[[デッドガイレッド]]が赤[[単色デッキ|]]デッキの主流となるに従い、ルビーの大メダルの出番は少なくなっていった。
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しかし、20余年後の[[モダンホライゾン3]]で再録されると[[モダン]]において評価が一変。[[モンスーンの魔道士、ラル/Ral, Monsoon Mage]]とともに[[発熱の儀式/Pyretic Ritual]]や[[魔力変/Manamorphose]]のコストを軽減して猛烈にマナ加速、[[無謀なる衝動/Reckless Impulse]]や[[炎の中の過去/Past in Flames]]で疑似的に手札を補充して[[ぶどう弾/Grapeshot]]で対戦相手を[[焼く|焼き切る]][[ストーム]]系の[[チェインコンボ]]デッキ、[[ルビー・ストーム]]を成立させるに至った。テンペスト当時に最高評価を受けていた[[サファイアの大メダル/Sapphire Medallion]]に負けず劣らずの大出世を果たしている。
  
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*[[テンペスト]]登場当初は[[基本セット]]が[[第4版]]から[[第5版]]への移行期であり、多くの赤使いが稲妻の代用[[カード]]を模索していたため、これと火葬や[[焚きつけ/Kindle]]を組み合わせて使用していた。
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**だが[[ストロングホールド]]で[[ショック/Shock]]が収録されると、焚きつけよりショックが優先して採用されるようになっていった。やはり最初から1マナである方が火力としては優秀だった模様。
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*赤はアーティファクトの扱いに長けた色であるため、[[赤茶単]]デッキなどでも採用する価値はある。しかし、あくまで「[[不特定マナ]]を1減らす擬似的な[[マナ加速]]カード」であるため、特に[[ウルザ・ブロック]]前後の強烈な[[マナ・アーティファクト]]と比較するとパワー不足は否めず、採用されることは無かった。
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*[[色の役割]]の変更でのちに登場した赤の一時的なマナ加速カード([[煮えたぎる歌/Seething Song]]等)とは、マナ加速の効率を高められるため相性がよい。
 
*後にこの[[能力]]は[[荊景学院の使い魔/Thornscape Familiar]]と[[夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar]]に受け継がれることになる。
 
*後にこの[[能力]]は[[荊景学院の使い魔/Thornscape Familiar]]と[[夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar]]に受け継がれることになる。
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*[[デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013]]に収録された際、{{Gatherer|id=391344|新規イラスト}}が与えられた。後の[[統率者2014]]に収録された際にもこの[[イラスト]]が使われている。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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==参考==
 
==参考==
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*[[コスト減少カード]]([[機能別カードリスト]])
 
*[[カード個別評価:テンペスト]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:テンペスト]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:モダンホライゾン3]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:統率者マスターズ]] - [[レア]]

2024年7月28日 (日) 14:44時点における最新版


Ruby Medallion / ルビーの大メダル (2)
アーティファクト

あなたが唱える赤の呪文は、それを唱えるためのコストが(1)少なくなる。


自分の全ての呪文コストが1減少するアーティファクト重い呪文を使ったり呪文を何度も使ったりする時に役に立つ。

赤ならば火葬/Incinerate稲妻/Lightning Bolt並みの1マナ火力になる…が、それらのカードはルビーの大メダルが戦場に出ていないと単なる2マナ火力でしかない。

そもそも1ターンに2回以上呪文を唱えるデッキでないと大メダルは真価を発揮できない。不特定マナを1回・1点軽減するだけなら素直に無色マナを供給してくれる精神石/Mind Stoneの方がよほど優秀だからである。テンペスト当時の赤はドローが不得意な上に煮えたぎる歌/Seething Songのような一時的マナ加速もなく、活躍の素地が整っていなかった。また、当時の赤単色デッキの主流はデッドガイレッド等の高速型スライであり、ルビーの大メダルを入れるスロットもなかった。

しかし、20余年後のモダンホライゾン3で再録されるとモダンにおいて評価が一変。モンスーンの魔道士、ラル/Ral, Monsoon Mageとともに発熱の儀式/Pyretic Ritual魔力変/Manamorphoseのコストを軽減して猛烈にマナ加速、無謀なる衝動/Reckless Impulse炎の中の過去/Past in Flamesで疑似的に手札を補充してぶどう弾/Grapeshotで対戦相手を焼き切るストーム系のチェインコンボデッキ、ルビー・ストームを成立させるに至った。テンペスト当時に最高評価を受けていたサファイアの大メダル/Sapphire Medallionに負けず劣らずの大出世を果たしている。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

テンペスト大メダルサイクル。対応する呪文唱えるためのコストを(1)少なくするアーティファクトカード名の宝石は各Moxと同じものが使用されている。

[編集] 参考

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