Ken, Burning Brawler

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ゲーム「[[Wikipedia:ja:ストリートファイター (ゲーム)|ストリートファイター]]」シリーズと[[コラボレーション]]した[[ユニバースビヨンド]]
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ゲーム「[[Wikipedia:ja:ストリートファイター (ゲーム)|ストリートファイター]]」シリーズと[[コラボレーション]]した[[ユニバースビヨンド]]。御曹司「[[Wikipedia:ja:ケン・マスターズ|ケン]]」を表す。
  
素の性能は4/2とやや[[頭でっかち]]で打たれ弱いが、[[火力]]に対しては[[果敢]]で多少の抵抗力を持ち、[[コスト]]を必要とするとはいえ[[先制攻撃]]もあり[[クリーチャー]][[戦闘|戦]]にも強い。確定[[除去]]や数値の大きな火力には貧弱ながら、[[ダブルシンボル]]かつ[[伝説のクリーチャー]]とはいえ3[[マナ]]域なのを考えれば悪くない性能を持つといえる。
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素の性能は4/2とやや[[頭でっかち]]で打たれ弱いが、[[火力]]に対しては[[果敢]]で多少の抵抗力を持ち、[[コスト]]を必要とするとはいえ[[先制攻撃]]もあり[[クリーチャー]][[戦闘|戦]]にも強い。[[ダブルシンボル]]かつ[[伝説のクリーチャー]]とはいえ3[[マナ]]域なのを考えれば悪くない性能を持つといえる。
  
また、[[戦闘ダメージ]]を与える度、[[手札]]の[[ソーサリー]]・[[呪文]]を[[踏み倒し]]て[[唱える]]ことができる。[[マナ総量]]が与えた[[ダメージ]]以下という制限こそあるが、素の状態で[[パワー]]が4あり、果敢も合わせればそこそこ[[重い]]呪文も使用できる。先制攻撃により、仮に戦闘した相手が生き残ったとしても、反撃を貰う前にソーサリーを使えるのでそれで倒せれば生き延びれるし、返り討ちに遭った場合も[[カード・アドバンテージ]]としては不利がつくとはいえ、[[テンポ・アドバンテージ]]面では多少有利を取ることも可能。もちろん、なんらかの手段で[[強化]]しておけばより重い呪文を唱えることも可能。
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また、[[戦闘ダメージ]]を与えるたび、[[手札]]の[[ソーサリー]]・[[呪文]]を[[踏み倒し]]て[[唱える]]ことができる。与えた[[ダメージ]]以下の[[マナ総量]]という制限こそあるが、素の状態で[[パワー]]が4あり、果敢も合わせればそこそこ[[重い]]呪文も使用できる。先制攻撃により、仮に戦闘した相手が生き残ったとしても、反撃を貰う前にソーサリーを使えるのでそれで倒せれば生き延びれるし、返り討ちに遭った場合も[[カード・アドバンテージ]]としては不利がつくとはいえ、[[テンポ・アドバンテージ]]面では多少有利を取ることも可能。
  
短所はやはり、戦闘以外に対する打たれ弱さ。前述の通り、火力へは最低限程度の抵抗力があるものの、これが使える[[フォーマット]]の基準では果敢が1回や2回[[誘発]]したところで、1マナ火力に打ち倒されてしまう程度の[[タフネス]]にしかならない。踏み倒しに戦闘が必要なことから奇襲性も低く、初動までの隙を減らせる[[インスタント]]とは相性が悪いという絶妙な噛み合わなさ。[[デッキ]][[構築]]の段階から使用者のバランス感覚を問われる1枚。
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ただし果敢が1回や2回[[誘発]]したところで、これが使える[[エターナル]]の基準では1マナ火力に打ち倒されてしまう程度の[[タフネス]]にしかならない。[[戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist]]のように使い回しによるアドバンテージを得られるわけでもなく、踏み倒しに戦闘が必要なことから奇襲性も低く、初動までの隙を減らせる[[インスタント]]とは相性が悪いという絶妙な噛み合わなさ。[[デッキ]][[構築]]の段階から使用者のバランス感覚を問われる1枚。
  
*「Shoryuken(昇龍拳)」は原作におけるケンの必殺技。厳密には同門の暗殺拳を用いるキャラクターが共通して持つ必殺技のひとつで、体を捻りながらアッパーカット+飛び膝蹴りを放つ。この複合攻撃をマジック風に再現した結果が、戦闘ダメージ+ソーサリーの使用ということだろう。
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幸い、[[赤]]には[[無謀なる突進/Reckless Charge]]のようにパワーを[[強化]]する手段は豊富。これにより7マナ以上の大型ソーサリーにも手が届きやすく、さながら[[マナ加速]]のような扱いが可能。
*[[ファイレクシア:完全なる統一]]の[[セット・ブースター]]の[[ザ・リスト]]よりマジック・バージョンが出現する。マジック・バージョンの[[互換の名前]]は「'''Aisha of Sparks and Smoke'''」。
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** マジック・バージョンのイラストは[[Evyn Fong]]が手掛けている。FongはAishaが[[ギトゥの溶岩走り/Ghitu Lavarunner]]の弟子であるとしており、Aishaの衣装もギトゥの溶岩走り({{Gatherer|id=443015}})に基づいてデザインしたと語っている。また、Aishaのイラストは日本のコンピューターゲーム「[[Wikipedia:ja:ゼルダの伝説シリーズ|ゼルダの伝説シリーズ]]」の影響も受けていると語っている<ref>[https://twitter.com/evynfong/status/1602822162993188865 Evyn Fong Twitter] (2022年12月14日)</ref><ref>[https://twitter.com/evynfong/status/1603081646055514112 Evyn Fong Twitter] (2022年12月15日)</ref>。
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*「Shoryuken(昇龍拳)」は原作におけるケンの必殺技。体を捻りながらアッパーカット+飛び膝蹴りを放つ。この複合攻撃をマジック風に再現した結果が、戦闘ダメージ+ソーサリーの使用ということだろう。
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**初代スト2の時点ではリュウ・ケンは全く同じ性能のキャラクターであったが、後のシリーズで「[[Ryu, World Warrior|リュウ]]は波動拳、ケンは昇龍拳が得意」と言う形で差別化されるようになった。
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*同作品の[[Chun-Li, Countless Kicks‎|春麗]]はインスタントを[[墓地]]から[[追放]]して踏み倒す。
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*[[ファイレクシア:完全なる統一]]の[[セット・ブースター]]の[[ザ・リスト]]より[[ユニバースウィズイン]]が出現する。マジック・バージョンの[[互換の名前]]は「'''Aisha of Sparks and Smoke'''」。[[フレイバー語]]は持たない。
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** マジック・バージョンの[[イラスト]]は[[Evyn Fong]]が手掛けている。FongはAishaが[[ギトゥの溶岩走り/Ghitu Lavarunner]]の弟子であるとしており、Aishaの衣装もギトゥの溶岩走り({{Gatherer|id=443015}})に基づいてデザインしたと語っている。また、Aishaのイラストは日本のコンピューターゲーム「[[Wikipedia:ja:ゼルダの伝説シリーズ|ゼルダの伝説シリーズ]]」の影響も受けていると語っている<ref>[https://twitter.com/evynfong/status/1602822162993188865 Evyn Fong Twitter] (2022年12月14日)</ref><ref>[https://twitter.com/evynfong/status/1603081646055514112 Evyn Fong Twitter] (2022年12月15日)</ref>。
 
*** FongはAishaがストリートファイターのキャラクターであるKenのカードのマジック・バージョンになるとは知らずにイラストを描いており、後日TwitterにAishaとKenが並び立つイラストを掲載している<ref>[https://twitter.com/evynfong/status/1603081837537918976 Evyn Fong Twitter] (2022年12月15日)</ref><ref>[https://twitter.com/evynfong/status/1612939223170158592 Evyn Fong Twitter] (2023年1月11日)</ref>。
 
*** FongはAishaがストリートファイターのキャラクターであるKenのカードのマジック・バージョンになるとは知らずにイラストを描いており、後日TwitterにAishaとKenが並び立つイラストを掲載している<ref>[https://twitter.com/evynfong/status/1603081837537918976 Evyn Fong Twitter] (2022年12月15日)</ref><ref>[https://twitter.com/evynfong/status/1612939223170158592 Evyn Fong Twitter] (2023年1月11日)</ref>。
  

2025年4月23日 (水) 00:42時点における最新版


Ken, Burning Brawler (1)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)

果敢
(赤/白):ターン終了時までKenは先制攻撃を得る。
Shoryuken ― Kenが戦闘ダメージを与えるたび、あなたはあなたの手札から、そのダメージの点数以下のマナ総量をもつソーサリー呪文を、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。

4/2

アーティスト:Yongjae Choi


ゲーム「ストリートファイター」シリーズとコラボレーションしたユニバースビヨンド。御曹司「ケン」を表す。

素の性能は4/2とやや頭でっかちで打たれ弱いが、火力に対しては果敢で多少の抵抗力を持ち、コストを必要とするとはいえ先制攻撃もありクリーチャーにも強い。ダブルシンボルかつ伝説のクリーチャーとはいえ3マナ域なのを考えれば悪くない性能を持つといえる。

また、戦闘ダメージを与えるたび、手札ソーサリー呪文踏み倒し唱えることができる。与えたダメージ以下のマナ総量という制限こそあるが、素の状態でパワーが4あり、果敢も合わせればそこそこ重い呪文も使用できる。先制攻撃により、仮に戦闘した相手が生き残ったとしても、反撃を貰う前にソーサリーを使えるのでそれで倒せれば生き延びれるし、返り討ちに遭った場合もカード・アドバンテージとしては不利がつくとはいえ、テンポ・アドバンテージ面では多少有利を取ることも可能。

ただし果敢が1回や2回誘発したところで、これが使えるエターナルの基準では1マナ火力に打ち倒されてしまう程度のタフネスにしかならない。戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanistのように使い回しによるアドバンテージを得られるわけでもなく、踏み倒しに戦闘が必要なことから奇襲性も低く、初動までの隙を減らせるインスタントとは相性が悪いという絶妙な噛み合わなさ。デッキ構築の段階から使用者のバランス感覚を問われる1枚。

幸い、には無謀なる突進/Reckless Chargeのようにパワーを強化する手段は豊富。これにより7マナ以上の大型ソーサリーにも手が届きやすく、さながらマナ加速のような扱いが可能。

  • 「Shoryuken(昇龍拳)」は原作におけるケンの必殺技。体を捻りながらアッパーカット+飛び膝蹴りを放つ。この複合攻撃をマジック風に再現した結果が、戦闘ダメージ+ソーサリーの使用ということだろう。
    • 初代スト2の時点ではリュウ・ケンは全く同じ性能のキャラクターであったが、後のシリーズで「リュウは波動拳、ケンは昇龍拳が得意」と言う形で差別化されるようになった。
  • 同作品の春麗はインスタントを墓地から追放して踏み倒す。
  • ファイレクシア:完全なる統一セット・ブースターザ・リストよりユニバースウィズインが出現する。マジック・バージョンの互換の名前は「Aisha of Sparks and Smoke」。フレイバー語は持たない。
    • マジック・バージョンのイラストEvyn Fongが手掛けている。FongはAishaがギトゥの溶岩走り/Ghitu Lavarunnerの弟子であるとしており、Aishaの衣装もギトゥの溶岩走り(イラスト)に基づいてデザインしたと語っている。また、Aishaのイラストは日本のコンピューターゲーム「ゼルダの伝説シリーズ」の影響も受けていると語っている[1][2]
      • FongはAishaがストリートファイターのキャラクターであるKenのカードのマジック・バージョンになるとは知らずにイラストを描いており、後日TwitterにAishaとKenが並び立つイラストを掲載している[3][4]

[編集] 脚注

  1. Evyn Fong Twitter (2022年12月14日)
  2. Evyn Fong Twitter (2022年12月15日)
  3. Evyn Fong Twitter (2022年12月15日)
  4. Evyn Fong Twitter (2023年1月11日)

[編集] 参考

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