黒赤想起
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==参考== | ==参考== | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] |
2023年12月17日 (日) 05:48時点における最新版
黒赤想起またはラクドス想起(Rakdos Evoke)は、想起クリーチャーと死せざる邪悪/Undying Evil系のカードの組み合わせを中心とした黒赤のビート・コントロールデッキ。モダンホライゾン2参入後のモダンに存在する。ラクドススキャム(Rakdos Scam)、黒赤不死と呼ばれることもある。
目次 |
[編集] 概要
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) インカーネーション(Incarnation)
威迫
悲嘆が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中から土地でないカード1枚を選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。
想起 ― あなたの手札から黒のカード1枚を追放する。
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで不死を得る。(それが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)
悲嘆/Griefや激情/Furyなどの想起クリーチャーを想起で戦場に出し、想起の誘発に対応して死せざる邪悪/Undying Evilなどの「死亡したクリーチャーを戦場に戻す」インスタントを唱えることで、戦場に固定しつつETB能力を2回使用する。想起コストにも手札を消費するため手札消費が激しく、失ったカード・アドバンテージは敏捷なこそ泥、ラガバン/Ragavan, Nimble Pilfererや歴戦の紅蓮術士/Seasoned Pyromancerで補う。
クリーチャー — オーク(Orc) 射手(Archer)
瞬速
オークの弓使いが戦場に出たとき、ならびに、対戦相手が自分の各ドロー・ステップ内で最初に引くカード以外のカード1枚を引くたび、1つを対象とする。オークの弓使いはそれに1点のダメージを与える。その後、オーク動員1を行う。
2023年には指輪物語:中つ国の伝承でオークの弓使い/Orcish Bowmastersを得たことでトップメタとなり、プロツアー・指輪物語では最多勢力となった。続くエルドレインの森でもまだ死んでいない/Not Dead After Allを取得して強化され、全盛期の使用率はメタゲームの20%以上を占めていた[1]。同年12月には激情/Furyが禁止され弱体化するものの、依然としてメタゲームに一定の存在感を示している。
[編集] サンプルリスト
[編集] サンプルリスト1
- サイドボードには耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Enduresなどの置物破壊を考慮し、血染めの月/Blood Moonの3枚目ではなく月の大魔術師/Magus of the Moonが採用されている。
[編集] サンプルリスト2(指輪物語以降)
- 備考
- プロツアー・指輪物語 優勝(参考)
- 使用者:Jake Beardsley
- フォーマット
ラクドス想起 [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] サンプルリスト3(激情禁止後)
- 備考
- Grand Open Qualifier Barcelona 2023 優勝(参考)
- 使用者:Mariluz García
- フォーマット
Rakdos Midrange(Evoke) [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 脚注
- ↑ Metagame Mentor: The 10 Most Important Modern Cards from 2023(MAGIC PLAY 2023年12月15日 Frank Karsten著)