炎鎖のアングラス/Angrath, the Flame-Chained
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:*[[アンタップ]]と[[速攻]]付与を目当てに、自身のクリーチャーを対象にすることもできる。当然、それが[[マナ総量]]が3以下なら[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]ることになる。 | :*[[アンタップ]]と[[速攻]]付与を目当てに、自身のクリーチャーを対象にすることもできる。当然、それが[[マナ総量]]が3以下なら[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]ることになる。 | ||
:*一時的なコントロール奪取の定石通り、別の生け贄手段を用意すればマナ総量が4以上のクリーチャーも[[除去]]できる。 | :*一時的なコントロール奪取の定石通り、別の生け贄手段を用意すればマナ総量が4以上のクリーチャーも[[除去]]できる。 | ||
− | :*コントロール奪取後に[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げられる]] | + | :*コントロール奪取後に[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げられる]]能力は、対戦相手の墓地にクリーチャーを送り込むことで[[奥義]]とのシナジーを形成するようデザインされている<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/rivals-no-other-part-1-2018-01-08 A Rivals Like No Other, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030128/ 他ならぬ『相克』 その1]([[Making Magic]] [[2018年]]1月8日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 |
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[[スタンダード]]では[[マルドゥ機体]]など黒赤を含む[[デッキ]]の[[サイドボード]]に採用されている。[[ドミナリア]]参入後は、[[黒赤ビートダウン#カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019期|赤黒アグロ]]のサイドボードに採用されることがある。[[ローテーション]]後は一時期姿を消したが、[[ラヴニカの献身]]追加で[[血の墓所/Blood Crypt]]を獲得して[[黒赤]]が組みやすくなり、黒赤を含むデッキに[[メインデッキ]]からも姿を見せるようになった。[[メタゲーム]]において手札破壊が重視されるようになったことや、-3能力が[[ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis]]によく刺さってくれるのも再評価の理由である。また直接の理由ではないが、[[諜報]]等を駆使して積極的に墓地を肥やすデッキが増えたため奥義の破壊力が伸びやすくなったことも見逃せない。 | [[スタンダード]]では[[マルドゥ機体]]など黒赤を含む[[デッキ]]の[[サイドボード]]に採用されている。[[ドミナリア]]参入後は、[[黒赤ビートダウン#カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019期|赤黒アグロ]]のサイドボードに採用されることがある。[[ローテーション]]後は一時期姿を消したが、[[ラヴニカの献身]]追加で[[血の墓所/Blood Crypt]]を獲得して[[黒赤]]が組みやすくなり、黒赤を含むデッキに[[メインデッキ]]からも姿を見せるようになった。[[メタゲーム]]において手札破壊が重視されるようになったことや、-3能力が[[ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis]]によく刺さってくれるのも再評価の理由である。また直接の理由ではないが、[[諜報]]等を駆使して積極的に墓地を肥やすデッキが増えたため奥義の破壊力が伸びやすくなったことも見逃せない。 | ||
− | [[リミテッド]]では+ | + | [[リミテッド]]では+1能力を連打するだけでも手札の枚数差をつけることができ強力。終盤[[トップデッキ]]した際に-3能力で[[ファッティ]]を奪ってゲームを決めることもあり得る。[[小型クリーチャー]]が[[横並び|横に並んだ]]状況では強さを感じにくいのは弱点といえるが、黒か赤の絡むデッキなら[[タッチ]]してでも採用する価値はあるだろう。 |
*他の2色の[[色の組み合わせ]]と比べて黒赤はプレインズウォーカー・カードが少なく、[[スタンダード]]で登場するのは[[狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad]]以来の約8年ぶりとなる。 | *他の2色の[[色の組み合わせ]]と比べて黒赤はプレインズウォーカー・カードが少なく、[[スタンダード]]で登場するのは[[狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad]]以来の約8年ぶりとなる。 | ||
− | *[[2021年]] | + | *日本以外のAPAC地域においては、[[2021年]]10月11日から11月7日までのストアチャレンジャーシリーズ用に新規[[絵|イラスト]]の[[干支プロモ]]が存在する<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/year-ox-store-challenger-series-2021-promos-2021-05-17 Year of the Ox Store Challenger Series 2021 Promos]([[Daily MTG]] [[2021年]]5月17日)</ref>。日本では翌年8月の[[プロモーション・カード#マジック夏休みプロモ|マジック夏休みプロモ]]キャンペーンにより配布された<ref>[https://mtg-jp.com/reading/kochima/0036193/ 税込1,500円分の製品を買ってプロモをゲット! 8月より「マジック夏休みプロモキャンペーン」開催](こちらマジック広報室!! [[2022年]]7月28日 [[タソガレ]]著)</ref>。 |
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2023年12月24日 (日) 00:08時点における最新版
伝説のプレインズウォーカー — アングラス(Angrath)
[+1]:各対戦相手はそれぞれ、カード1枚を捨て2点のライフを失う。
[-3]:クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それのコントロールを得る。それをアンタップする。ターン終了時まで、それは速攻を得る。それのマナ総量が3以下なら、次の終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。
[-8]:各対戦相手はそれぞれ、自分の墓地にあるカードの枚数に等しい点数のライフを失う。
イクサランでストーリーに初登場し、イクサランの相克でカード化された新たなプレインズウォーカー。忠誠度能力は、手札破壊+ライフロス、一時的なコントロール奪取を経る単体除去、墓地の枚数に等しいライフロス。
- +1能力
- 各対戦相手への手札破壊とライフロス。細かな差異はあるが小型の荒廃稲妻/Blightningともいえるハンド・アドバンテージに直結する能力。
- 手札の消費が激しいアグロに対しては有効打になりにくいが、手札を溜め込み時間を稼ぎたいコントロールデッキにとっては致命的となる。落とす手札がなくなっても継続的なクロックになるだけで役立つ。
- -3能力
- 反逆の行動/Act of Treason。3マナ以下のクリーチャーなら奪ってそのまま生け贄に捧げられる。鎖で捕縛して言うことを聞かせるが、弱いクリーチャーはそのまま死んでしまうイメージか。
- こちらはボード・アドバンテージに関わる能力。条件付きだが敵クリーチャーを減らしてアングラス自身を守ることができる。
- ブロッカーをどかして攻撃を通すこともできるし、システムクリーチャーを引きずり出して倒すこともできる。それなりに便利だが忠誠度の消費が激しいのが難点。
- -8能力
- 各対戦相手へのライフロス。それぞれの墓地にあるカードの枚数を参照する。
- 相手の状態に依存するため与えるダメージは不安定だが、+1能力によって墓地にカードが溜まるので、ある程度自己完結している。
- ゲームが長引くほど強力になるので、こちらもコントロールデッキに対する牽制となりうる。どちらかというと存在そのものがプレッシャーとして働くタイプの奥義。
黒赤というリスクを好む色の組み合わせにしては順当にアドバンテージを得られる能力を取り揃えており、特にコントロールデッキに対して高いパフォーマンスを発揮する1枚。初期忠誠度もやや高めで、火力で落とされにくい点も評価できる。
スタンダードではマルドゥ機体など黒赤を含むデッキのサイドボードに採用されている。ドミナリア参入後は、赤黒アグロのサイドボードに採用されることがある。ローテーション後は一時期姿を消したが、ラヴニカの献身追加で血の墓所/Blood Cryptを獲得して黒赤が組みやすくなり、黒赤を含むデッキにメインデッキからも姿を見せるようになった。メタゲームにおいて手札破壊が重視されるようになったことや、-3能力がハイドロイド混成体/Hydroid Krasisによく刺さってくれるのも再評価の理由である。また直接の理由ではないが、諜報等を駆使して積極的に墓地を肥やすデッキが増えたため奥義の破壊力が伸びやすくなったことも見逃せない。
リミテッドでは+1能力を連打するだけでも手札の枚数差をつけることができ強力。終盤トップデッキした際に-3能力でファッティを奪ってゲームを決めることもあり得る。小型クリーチャーが横に並んだ状況では強さを感じにくいのは弱点といえるが、黒か赤の絡むデッキならタッチしてでも採用する価値はあるだろう。
- 他の2色の色の組み合わせと比べて黒赤はプレインズウォーカー・カードが少なく、スタンダードで登場するのは狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad以来の約8年ぶりとなる。
- 日本以外のAPAC地域においては、2021年10月11日から11月7日までのストアチャレンジャーシリーズ用に新規イラストの干支プロモが存在する[2]。日本では翌年8月のマジック夏休みプロモキャンペーンにより配布された[3]。
[編集] ルール
- +1能力
- 双頭巨人戦では、対戦相手チームは4点のライフを失い、そのチームの各プレイヤーはそれぞれカード1枚を捨てる。
- -3能力
- -8能力
- 双頭巨人戦では、対戦相手チームは両方の墓地にあるカードの枚数に等しい点数のライフを失う。
[編集] 関連カード
- 炎鎖のアングラス/Angrath, the Flame-Chained
- ミノタウルスの海賊、アングラス/Angrath, Minotaur Pirate
- 混沌の船長、アングラス/Angrath, Captain of Chaos
[編集] ストーリー
詳細はアングラス/Angrathを参照。
[編集] 脚注
- ↑ A Rivals Like No Other, Part 1/他ならぬ『相克』 その1(Making Magic 2018年1月8日 Mark Rosewater著)
- ↑ Year of the Ox Store Challenger Series 2021 Promos(Daily MTG 2021年5月17日)
- ↑ 税込1,500円分の製品を買ってプロモをゲット! 8月より「マジック夏休みプロモキャンペーン」開催(こちらマジック広報室!! 2022年7月28日 タソガレ著)
- ↑ Rivals of Ixalan Release Notes/『イクサランの相克』リリースノート(Feature 2018年1月5日)