魔女エンジン/Witch Engine
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− | ** 「マナ能力ではあるが、インスタント・タイミングでしか起動できない」[[リスティックの洞窟/Rhystic Cave]]や[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]などと同様、「[[呪文]]を[[唱える]]ことを宣言してから、[[マナ・コスト]]を[[支払う]]段階でこれの能力を起動する」ことができない。 | + | **「マナ能力ではあるが、インスタント・タイミングでしか起動できない」[[リスティックの洞窟/Rhystic Cave]]や[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]などと同様、「[[呪文]]を[[唱える]]ことを宣言してから、[[マナ・コスト]]を[[支払う]]段階でこれの能力を起動する」ことができない。 |
− | *** ただしこれらのマナ能力については、魔女エンジンの場合と異なり「スタックに乗らず解決される」という違いがある。 | + | ***ただしこれらのマナ能力については、魔女エンジンの場合と異なり「スタックに乗らず解決される」という違いがある。 |
− | *** | + | ***またこれらのマナ能力は、ルール文章として「起動はインスタントとしてのみ行う。」旨が付け加えられているのに対し、魔女エンジンの場合はそもそもマナ能力ではなく、ルール上インスタント・タイミングにしか起動できないため、注釈文としての記載となっている。 |
− | *** 印刷された[[カード]](初出時のルール)では、注釈文で「この能力はインスタントとして[[プレイ]]する」と記載されていた。その後一時(時期不詳)、インスタントをプレイできるときにしかプレイできないという制限はルール文章で記載されるようになったものの、2007年10月の[[オラクル]]変更により再度注釈文となった。 | + | ***印刷された[[カード]](初出時のルール)では、注釈文で「この能力はインスタントとして[[プレイ]]する」と記載されていた。その後一時(時期不詳)、インスタントをプレイできるときにしかプレイできないという制限はルール文章で記載されるようになったものの、2007年10月の[[オラクル]]変更により再度注釈文となった。 |
− | ** 能力に[[対応して]]、[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]たり[[バウンス]]したりてデメリットを軽減することや、[[アンタップ]]手段と組み合わせて大量のマナを出すことも可能。 | + | **能力に[[対応して]]、[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]たり[[バウンス]]したりてデメリットを軽減することや、[[アンタップ]]手段と組み合わせて大量のマナを出すことも可能。 |
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2022年5月8日 (日) 16:22時点における最新版
クリーチャー — ホラー(Horror)
沼渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが沼(Swamp)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
(T):(黒)(黒)(黒)(黒)を加える。対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、魔女エンジンのコントロールを得る。(起動はインスタントとしてのみ行う。)
4点もの黒マナを得る能力を持つクリーチャー。ただし能力を使うと対戦相手に4/4の、しかもほぼ確実に厄介になるであろう沼渡りのクリーチャーが行ってしまう。
そのリスクを省みずに(すでに6マナを得ていて)さらにマナ加速したい状況というのはとどめの魂の消耗/Consume Spirit(同時代で言うと生命吸収/Drain Life)を撃ちたい時くらいだろうか。あるいは疫病風/Plague Windや強行軍/Forced Marchなど、マナのかかる全体除去という手も無いではないが、わざわざ重いクリーチャー1体を消費してやることでもないだろう。
沼渡りのほうに活路を見出したいところだが、それにしても6マナはあまりに重いので構築ではサイドボード要員といったところか。
リミテッドならば、渡りは非常に有効であり、サイズも悪くはないのでフィニッシャーとして使える。
[編集] ルール
- この能力は一見マナ能力に見えるが、「対象を取る起動型能力はマナ能力ではない」というルールによりマナ能力ではない。(注釈文にある通り)インスタント・タイミングでしか起動できないし、起動したらスタックに乗ったうえで解決を待つ。マナを生み出すインスタント呪文(暗黒の儀式/Dark Ritualなど)と同様の扱いである。
- 「マナ能力ではあるが、インスタント・タイミングでしか起動できない」リスティックの洞窟/Rhystic Caveやライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamondなどと同様、「呪文を唱えることを宣言してから、マナ・コストを支払う段階でこれの能力を起動する」ことができない。
- ただしこれらのマナ能力については、魔女エンジンの場合と異なり「スタックに乗らず解決される」という違いがある。
- またこれらのマナ能力は、ルール文章として「起動はインスタントとしてのみ行う。」旨が付け加えられているのに対し、魔女エンジンの場合はそもそもマナ能力ではなく、ルール上インスタント・タイミングにしか起動できないため、注釈文としての記載となっている。
- 印刷されたカード(初出時のルール)では、注釈文で「この能力はインスタントとしてプレイする」と記載されていた。その後一時(時期不詳)、インスタントをプレイできるときにしかプレイできないという制限はルール文章で記載されるようになったものの、2007年10月のオラクル変更により再度注釈文となった。
- 能力に対応して、生け贄に捧げたりバウンスしたりてデメリットを軽減することや、アンタップ手段と組み合わせて大量のマナを出すことも可能。
- 「マナ能力ではあるが、インスタント・タイミングでしか起動できない」リスティックの洞窟/Rhystic Caveやライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamondなどと同様、「呪文を唱えることを宣言してから、マナ・コストを支払う段階でこれの能力を起動する」ことができない。
[編集] ストーリー
魔女エンジン/Witch Engineは、女性の胴体にひょろ長い機械の手足を組み合わせたアンバランスな姿のファイレクシア/Phyrexia人(イラスト、遠くにシルエット、奥に、下手に)。
小説Time Streamsによると、ウルザ/Urzaは最初のファイレクシア攻めの際に複数の魔女エンジンに遭遇していた。
カード化はウルザズ・サーガの時代(65AR~3346AR)だが、インベイジョン・ブロック小説3部作(Invasion、Planeshift、Apocalypse)を参照すると、4205ARのドミナリア/Dominaria侵攻軍に、この魔女エンジンが多数含まれていることが分かる。敗走したサーボ・タヴォーク/Tsabo Tavocが、ラース/Rathのクロウヴァクス/Crovaxに魔女エンジンの損失を責められる場面も。
その遙かな未来、新ファイレクシア/New Phyrexiaにも存在しており、侵食されたミラディン/Mirrodinの核でヴェンセール/Venserらに目撃された[1]。ファイレクシアの大男/Phyrexian Hulkと同じく、ファイレクシアの油/Phyrexian oilに含まれた過去の情報から生み出されたと考えられる。
- アーティファクトでもないのにカード名に「エンジン/Engine」と入るのも、ファイレクシア人ならでは。同様の黒のクリーチャーには、ポータル・セカンドエイジの夜魔のエンジン/Nightstalker Engineが存在する(そちらは、女魔術師トジラに作られた人造生命の夜魔)。
- 2021年6月のオラクル変更ではファイレクシアの多くのクリーチャーがファイレクシアンのクリーチャー・タイプを得たが、意外にもこのカードは対象外であった。
[編集] 参考
- ↑ WAR!/戦争だ!(Feature 2011年1月17日 Doug Beyer著)