土牢/Oubliette

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[[クリーチャー]]1体を一時的に土牢へ閉じ込め、[[フェイズ・アウト]]状態にしてしまう[[エンチャント]]。
 
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*戻ってきたクリーチャーは[[召喚酔い]]に影響されない。
 
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*クリーチャーが戦場を離れたことや戦場に出たことによる能力を誘発させない。
 
*クリーチャーが戦場を離れたことや戦場に出たことによる能力を誘発させない。
*オーラだけでなく[[装備品]]も間接的にフェイズ・アウトする。
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*オーラだけでなく[[装備品]]も[[間接的にフェイズ・アウト]]する。
 
*[[統率者]]を対象に選んだ場合、追放では統率者のコントローラーは[[統率]][[領域]]に逃がすことができたが、フェイズ・アウトはできない。
 
*[[統率者]]を対象に選んだ場合、追放では統率者のコントローラーは[[統率]][[領域]]に逃がすことができたが、フェイズ・アウトはできない。
 
*[[ナイトメア能力]]のルールを使った永久[[追放]]が使えない。
 
*[[ナイトメア能力]]のルールを使った永久[[追放]]が使えない。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
いずれもオーラやカウンターが戻ってくる機能はなくなっている。
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いずれもフェイズ・アウトではなく追放によって除去し、オーラやカウンターが戻ってくる機能は持たない。
 
*[[Icy Prison]] - [[青]]版。2[[マナ]]と[[軽い]]が、維持に[[アップキープ・コスト]]を要求する。([[アイスエイジ]])
 
*[[Icy Prison]] - [[青]]版。2[[マナ]]と[[軽い]]が、維持に[[アップキープ・コスト]]を要求する。([[アイスエイジ]])
 
*[[顔なしの解体者/Faceless Butcher]] - クリーチャー版。4マナと[[重い]]が、黒の2/3のクリーチャーなので戦力の増強も同時に出来る。([[トーメント]])
 
*[[顔なしの解体者/Faceless Butcher]] - クリーチャー版。4マナと[[重い]]が、黒の2/3のクリーチャーなので戦力の増強も同時に出来る。([[トーメント]])
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==参考==
 
==参考==
*[[一時的に追放するカード]]
 
 
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[コモン]]2(2種類)
 
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[コモン]]2(2種類)
 
*[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[コモン]]
 
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*[[Secret Lair Drop Series/2024年#Secret Lair x Dungeons & Dragons®: Death is the Eyes of Beholder II|Secret Lair Drop Series: Secret Lair x Dungeons & Dragons®: Death is the Eyes of Beholder II]]
[[Category:WHISPER最新オラクル未対応]]
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2024年8月28日 (水) 14:19時点における最新版


Oubliette / 土牢 (1)(黒)(黒)
エンチャント

土牢が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。それは土牢が戦場を離れるまでフェイズ・アウトする。これによりそのクリーチャーがフェイズ・インするに際し、それをタップする。(オーラ(Aura)や装備品(Equipment)はそれとともにフェイズ・アウトする。パーマネントがフェイズ・アウトしている際は、それは存在しないものとして扱う。)


クリーチャー1体を一時的に土牢へ閉じ込め、フェイズ・アウト状態にしてしまうエンチャント

単体除去呪文だが、黒でタフネス修整するオーラ以外の方法で除去するエンチャントというのは珍しく、色の役割が定まっていなかった黎明期ならではのカード。フェイズ・アウトによる除去であるため、つけられたオーラや置かれたカウンターはそのまま保持され、これが除去された際に戻ってくるのが特徴的。自分のクリーチャーをこれで追放しておき、黙示録/Apocalypse激動/Upheavalなどの大規模リセットでこれを巻き込むといったシナジーが考えられる。もちろん、普通の除去として使っても悪くない。他の黒の除去と比べると墓地利用を許さず、既につけられてしまった怨恨/Rancorなどのエターナルエンチャント装備品に対処できるといった特徴がある。

パウパーにおいてアスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel信心を稼げる除去として、黒単信心で採用されている。

また、現在のオラクルに変更されたことで、統率者戦においては有力な対統率者カードとして価値が高まった。

[編集] ルール

[編集] オラクルの変遷

印刷された当時のテキストは、選ばれたクリーチャーはゲームの外にあるかのように扱われる、というものであった。その後1998年12月のオラクル更新でTawnos's Coffinと共に「フェイズ・アウトさせ、戦場を離れるまでそのフェイズ・インを禁止する」ように変更された[2][3][4]。これによってフェイジング関連の能力を持った最古のカードとなっていた。

Masters Editionリリースに伴う2007年9月7日のオラクル更新で、戦場を離れたり出たりすることを参照する効果との相互作用や召喚酔いにかからないことが元のカードの機能の意図と外れていることを理由に「ついたオーラと共に追放し、置かれていたカウンターの種類を数を記録する」「土牢が戦場を離れたとき、オーラとカウンターを元に戻して戦場に戻す」という形に変更された[5]。しかしこの変更が文章量を増大させ、再録の壁となっていた[6]

テーロス還魂記の時期にテンプレートを文章欄に収める方法が見つかり再録の可能性があるとほのめかされ[7]基本セット2021フェイズ・アウトが復活する際にも言及され[8]、ダブルマスターズでフェイズ・アウトを使用する形に戻されて再録された[6]。2007年のオラクル変更から方針が変更された意図は説明されていない。機能的変更であり、主に以下の点が異なる。

[編集] 関連カード

いずれもフェイズ・アウトではなく追放によって除去し、オーラやカウンターが戻ってくる機能は持たない。

[編集] ストーリー

Oublietteは地下牢の一種。出入り口は天井の上げ蓋ひとつ限りで、囚人はそこから中に投げ入れられる(イラスト1,2)。

コミック版アラビアンナイトでは魔法で作られた牢屋(magically conjured jail)と解説されている(発音は「oo-blee-ET(ウーブリエット)」)。魔術師の女王/Sorceress Queenネイラ/Nailahは、反逆したの弟子テイザー/Taysirをこの地下牢に投獄する。牢はSana'a(サナー)の砦にあり、囚われたテイザーの魔法行使を阻害し失敗させる効果を持っていた。最後はのテイザーによって牢は破壊されて黒のテイザーは救出される。

小説The Brothers' Warでは、ドミナリア/Dominariaファラジ/Fallajiに古くから伝わる牢獄として登場した。

[編集] 脚注

  1. (a) versus (b)(Arcana 2002年8月8日 Wizards of the Coast著)
  2. 1998年12月ルール更新(MJMJ.Info)
  3. Early phasing(Daily MTG 2002年9月6日)
  4. Phasing to the Rescue(2005年2月21日)
  5. Masters Edition Update Bulletin(Daily MTG 2007年8月29日)
  6. 6.0 6.1 ダブルで(Making Magic 2020年7月27日)
  7. さらなるこぼれ話:『テーロス還魂記』(Making Magic 2020年2月3日)
  8. こぼれ話:『基本セット2021』(Making Magic 2020年6月29日)

[編集] 参考

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