紋章旗/Heraldic Banner
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| − | + | 全体強化・マナ加速ともにエルドレインの王権の[[リミテッド]]では重要であり、[[ブースター・ドラフト]]での競争率の高いカード。[[単色デッキ]]で使えば最大限力を発揮できるが、2色デッキでも十分なパワーがある。3色目を[[タッチ]]するために使うこともできるが、全体強化がほとんど生きなくなってしまうためもったいない使い方。その用途であれば[[糸車/Spinning Wheel]]の方が向いている。 | |
| − | + | エルドレインの王権登場時の[[スタンダード]]構築でも、[[メタゲーム]]上位のデッキではないがこれを採用した単色[[ウィニー]]が存在する。特に[[白単色デッキ|白単]]や[[青単色デッキ|青単]]にはよく採用される。また[[赤単色デッキ|赤単]]ではより強力な[[朱地洞の族長、トーブラン/Torbran, Thane of Red Fell]]と競合しているためそちらが優先されていたが、[[獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer]]が登場して[[スライ/スタンダード/ラヴニカのギルド～基本セット2021期#イコリア：巨獣の棲処後|赤単オボシュ]]が成立した際には、[[マナ総量]]の関係上採用できないトーブランの代わりに採用されている。それ以外の色では「[[緑単色デッキ|緑単]]は元々[[クリーチャー]]の[[サイズ]]に困らないため、全体強化自体の重要性が低く、[[グレートヘンジ/The Great Henge]]とも競合する」「[[黒単色デッキ|黒単]]は[[大釜の使い魔/Cauldron Familiar]]と[[魔女のかまど/Witch's Oven]]のキャットオーブンコンボの存在から、ウィニーより[[サクリファイス#ラヴニカのギルド～基本セット2021期|サクリファイス]]的な戦略を取ることが多い」といった都合から向いておらず、単色のクリーチャーデッキであってもウィニー戦略に特別に傾倒した構成でない限り採用を見送られることが多い。 | |
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| − | + | [[ファウンデーションズ]]で[[再録]]。こちらのリミテッドでは特に単色テーマが意識されておらず、ウィニー戦略で無理やり押し切るゲームが生じづらい全体的に遅めな[[環境]]でもあるので、[[横並べ]]デッキでこのカードの枠を割くのは前のめりな強化としても劣化版[[マナリス/Manalith]]としても難しい。[[赤緑]]の[[アーキタイプ]]である「[[パワー4以上]]」の条件を一回り小さいクリーチャーで達成できる点は一見優秀だが、このカードの存在を前提にパワー3のクリーチャーを増やすと[[事故]]が起きやすくなってしまうのも悩ましい。[[頭でっかち]]の多い環境柄むしろ[[ブロッカー]]を強化し盤面の膠着を長引かせることが強みとなりやすく、各色に1/1[[トークン]]を生成できるカード・それを何らかの[[アドバンテージ]]に変換するカードが一定数存在するため、遅めのデッキで[[ピック]]状況などと相談しつつ採用することになるか。 | |
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*{{Gatherer|id=473184}}で掲げられているのは勇気の宮廷、[[エンバレス/Embereth]]の紋章旗。強化も[[パワー]]偏重でどことなく[[赤]]らしい効果。 | *{{Gatherer|id=473184}}で掲げられているのは勇気の宮廷、[[エンバレス/Embereth]]の紋章旗。強化も[[パワー]]偏重でどことなく[[赤]]らしい効果。 | ||
| + | *[[魔力の篭手/Gauntlet of Power]]の小型版とも言える。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価：エルドレインの王権]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価：エルドレインの王権]] - [[アンコモン]] | ||
| + | *[[カード個別評価：ファウンデーションズ]] - [[アンコモン]] | ||
2025年1月3日 (金) 22:01時点における最新版
アーティファクト
紋章旗が戦場に出るに際し、色１色を選ぶ。
あなたがコントロールしていてその選ばれた色のクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。
(Ｔ)：その選ばれた色のマナ１点を加える。
全体強化を兼ねたマナ・アーティファクト。
凱旋の間/Hall of Triumphと比べると、タフネスの修整が得られない代わりに伝説ではなくなりマナ加速も可能になった。エルドレインの王権らしく単色推奨のデザインとなっており、戦場に出るに際して選んだ1色のみを強化・マナ加速する。
全体強化・マナ加速ともにエルドレインの王権のリミテッドでは重要であり、ブースター・ドラフトでの競争率の高いカード。単色デッキで使えば最大限力を発揮できるが、2色デッキでも十分なパワーがある。3色目をタッチするために使うこともできるが、全体強化がほとんど生きなくなってしまうためもったいない使い方。その用途であれば糸車/Spinning Wheelの方が向いている。
エルドレインの王権登場時のスタンダード構築でも、メタゲーム上位のデッキではないがこれを採用した単色ウィニーが存在する。特に白単や青単にはよく採用される。また赤単ではより強力な朱地洞の族長、トーブラン/Torbran, Thane of Red Fellと競合しているためそちらが優先されていたが、獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercerが登場して赤単オボシュが成立した際には、マナ総量の関係上採用できないトーブランの代わりに採用されている。それ以外の色では「緑単は元々クリーチャーのサイズに困らないため、全体強化自体の重要性が低く、グレートヘンジ/The Great Hengeとも競合する」「黒単は大釜の使い魔/Cauldron Familiarと魔女のかまど/Witch's Ovenのキャットオーブンコンボの存在から、ウィニーよりサクリファイス的な戦略を取ることが多い」といった都合から向いておらず、単色のクリーチャーデッキであってもウィニー戦略に特別に傾倒した構成でない限り採用を見送られることが多い。
ファウンデーションズで再録。こちらのリミテッドでは特に単色テーマが意識されておらず、ウィニー戦略で無理やり押し切るゲームが生じづらい全体的に遅めな環境でもあるので、横並べデッキでこのカードの枠を割くのは前のめりな強化としても劣化版マナリス/Manalithとしても難しい。赤緑のアーキタイプである「パワー4以上」の条件を一回り小さいクリーチャーで達成できる点は一見優秀だが、このカードの存在を前提にパワー3のクリーチャーを増やすと事故が起きやすくなってしまうのも悩ましい。頭でっかちの多い環境柄むしろブロッカーを強化し盤面の膠着を長引かせることが強みとなりやすく、各色に1/1トークンを生成できるカード・それを何らかのアドバンテージに変換するカードが一定数存在するため、遅めのデッキでピック状況などと相談しつつ採用することになるか。
- イラストで掲げられているのは勇気の宮廷、エンバレス/Emberethの紋章旗。強化もパワー偏重でどことなく赤らしい効果。
- 魔力の篭手/Gauntlet of Powerの小型版とも言える。
