台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(21人の利用者による、間の23版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Kitchen Finks}} | {{#card:Kitchen Finks}} | ||
− | [[頑強]] | + | [[頑強]]と[[ETB]][[能力]]を併せ持つ[[クリーチャー]]。ETBは2点の[[ライフ]]を[[得る]][[効果]]だが、頑強のおかげで[[死亡]]しても[[戦場]]に[[戻す|戻り]]もう2点、1枚で計4点のライフを得ることができる。 |
− | + | クリーチャーとしての性能も高い。3マナの[[混成カード]]で[[デッキ]]に組み込みやすく、[[パワー]]3という数値は[[コントロールデッキ]]では無視できないし、[[ビートダウンデッキ]]相手でも相打ちの取れる[[ブロッカー]]として、攻勢を和らげることができる。特に頑強能力のおかげで、コントロールは2枚の[[除去]]を使わなければ完全に止められず、ビートダウンはこれの2度にわたる[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]とライフ[[回復]]とを併せた防御性能により、ゲームプランの変更を余儀なくされるだろう。 | |
+ | [[スタンダード]]では、[[白]]または[[緑]]のどちらかを含む幅広い[[デッキ]]で採用された。さらに[[エクステンデッド]]や[[モダン]]でも、[[グッドスタッフ]]系デッキのアタッカーや[[ジャンドコントロール#モダン|ジャンド]]を中心としたコントロールのブロッカーとしてしばしば使われる。頑強を持つことから[[出産の殻]]では特に優れたパフォーマンスを発揮し、[[無限頑強]][[コンボ]]の[[コンボパーツ]]にもなった。 | ||
+ | |||
+ | *[[赤単色デッキ|赤単]][[バーン]]系統の場合、[[刺す稲妻/Puncture Bolt]]などの対策カードが存在するが、怠ると致命的というまさに嫌がらせなカードである。 | ||
+ | *「台所の嫌がらせ屋」という[[カード名]]と頑強によるしぶとさから、「'''ゴキブリ'''」とも呼ばれる。 | ||
+ | *[[目覚ましヒバリ/Reveillark]]で戻せないように、パワーが3に強化された経緯がある<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/obliterate-2011-04-28 Obliterate!]/[https://web.archive.org/web/20121108005250/http://mtg-jp.com/reading/translated/001472/ 抹消!(Internet Archive)](Latest Developments [[2011年]]4月28日 [[Tom LaPille]]著)</ref>。 | ||
+ | *後に登場した[[ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger]]は[[緑白]]⇔[[黒]]、頑強⇔[[不死]]、[[ライフゲイン]]⇔[[ライフロス]]と様々な面で対になったようなデザイン。 | ||
+ | *[[アルティメットマスターズ]]で再録された際には[[アルティメットマスターズ#Ultimate Box Topper|Ultimate Box Topper]]の1枚に選ばれている。アンコモンからの選出はこれと[[永遠の証人/Eternal Witness]]のみ。 | ||
+ | ==脚注== | ||
+ | <references /> | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:シャドウムーア]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:シャドウムーア]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:アルティメットマスターズ]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:Modern Masters]] - [[アンコモン]] | ||
+ | [[Category:俗称のあるカード|たいところのいやからせや]] |
2022年6月1日 (水) 08:30時点における最新版
Kitchen Finks / 台所の嫌がらせ屋 (1)(緑/白)(緑/白)
クリーチャー — アウフ(Ouphe)
クリーチャー — アウフ(Ouphe)
台所の嫌がらせ屋が戦場に出たとき、あなたは2点のライフを得る。
頑強(このクリーチャーが死亡したとき、その上に-1/-1カウンターが置かれていなかった場合、それを-1/-1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)
頑強とETB能力を併せ持つクリーチャー。ETBは2点のライフを得る効果だが、頑強のおかげで死亡しても戦場に戻りもう2点、1枚で計4点のライフを得ることができる。
クリーチャーとしての性能も高い。3マナの混成カードでデッキに組み込みやすく、パワー3という数値はコントロールデッキでは無視できないし、ビートダウンデッキ相手でも相打ちの取れるブロッカーとして、攻勢を和らげることができる。特に頑強能力のおかげで、コントロールは2枚の除去を使わなければ完全に止められず、ビートダウンはこれの2度にわたるブロックとライフ回復とを併せた防御性能により、ゲームプランの変更を余儀なくされるだろう。
スタンダードでは、白または緑のどちらかを含む幅広いデッキで採用された。さらにエクステンデッドやモダンでも、グッドスタッフ系デッキのアタッカーやジャンドを中心としたコントロールのブロッカーとしてしばしば使われる。頑強を持つことから出産の殻では特に優れたパフォーマンスを発揮し、無限頑強コンボのコンボパーツにもなった。
- 赤単バーン系統の場合、刺す稲妻/Puncture Boltなどの対策カードが存在するが、怠ると致命的というまさに嫌がらせなカードである。
- 「台所の嫌がらせ屋」というカード名と頑強によるしぶとさから、「ゴキブリ」とも呼ばれる。
- 目覚ましヒバリ/Reveillarkで戻せないように、パワーが3に強化された経緯がある[1]。
- 後に登場したゲラルフの伝書使/Geralf's Messengerは緑白⇔黒、頑強⇔不死、ライフゲイン⇔ライフロスと様々な面で対になったようなデザイン。
- アルティメットマスターズで再録された際にはUltimate Box Topperの1枚に選ばれている。アンコモンからの選出はこれと永遠の証人/Eternal Witnessのみ。
[編集] 脚注
- ↑ Obliterate!/抹消!(Internet Archive)(Latest Developments 2011年4月28日 Tom LaPille著)