歯車組立工/Cogwork Assembler
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− | [[起動型能力]]で[[アーティファクト]]の[[コピー]]・[[トークン]]を[[生成]]できる[[アーティファクト・クリーチャー]]。アーティファクト限定の[[熱の陽炎/Heat Shimmer]] | + | [[起動型能力]]で[[アーティファクト]]の[[コピー]]・[[トークン]]を[[生成]]できる[[アーティファクト・クリーチャー]]。アーティファクト限定の[[熱の陽炎/Heat Shimmer]]を[[内蔵]]した[[クリーチャー]]と言える。 |
− | + | 単純に[[大型クリーチャー|大型]]のアーティファクト・クリーチャーをコピーしても良いが、やはり[[激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulk|機械巨人]]などの強力な[[ETB]][[能力]]持ちをコピーしたい。しかし[[起動コスト]]が7[[マナ]]とかなり[[重い]]のが難点であり、[[構築]]では後述のような[[コンボ]]に用いる前提でなければ採用は厳しいか。一方で、[[リミテッド]]では3[[マナ]]2/3と[[無色]]としては及第点以上の[[サイズ]]を備えており、[[マナフラッド]]の受け口にもなるため有用。 | |
− | 似たような能力の[[サヒーリ・ライ/Saheeli Rai]]と比較すると、マナがかかる点、クリーチャーをコピーできない点で劣り、[[守護フェリダー/Felidar Guardian]]との[[コンボ]]も成立しない。こちらは、[[インスタント・タイミング]]で起動できる点、[[対戦相手]]が[[コントロール]]するアーティファクトもコピーできる点、マナさえあれば1[[ターン]]に何度も使える点で勝る。また[[組立作業員]]でもあるので[[自己組立機械/Self-Assembler]]で[[サーチ]]できるのも強みと言える。 | + | 似たような能力の[[サヒーリ・ライ/Saheeli Rai]]と比較すると、マナがかかる点、クリーチャーをコピーできない点で劣り、[[守護フェリダー/Felidar Guardian]]との[[コンボ]]も成立しない。こちらは、[[インスタント・タイミング]]で起動できる点、[[対戦相手]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するアーティファクトもコピーできる点、マナさえあれば1[[ターン]]に何度も使える点で勝る。また[[組立作業員]]でもあるので[[自己組立機械/Self-Assembler]]で[[サーチ]]できるのも強みと言える。 |
− | * | + | *コピーを生み出す能力持ちということで、例のごとく[[無限コンボ]]が可能。[[液鋼の塗膜/Liquimetal Coating]]などで[[アーティファクト化]]した[[巨大鯨/Great Whale]]や[[パリンクロン/Palinchron]]を[[対象]]にすれば[[速攻]]持ちの[[無限トークン]]になる。 |
==開発秘話== | ==開発秘話== | ||
− | *開発段階では「リバース・エンジニアリング/reverse engineer」と呼ばれる[[熱の陽炎/Heat Shimmer]]のアーティファクト版の能力が存在しており、カラデシュの主要なメカニズムのひとつになる予定であった。多くのカードが存在していたものの、デベロップ段階でメカニズムの数を減らすことが決まり、リバース・エンジニアリングのカードは削られた。[[霊気紛争]]に残すことも検討されたが、効果が複雑で悪用が簡単過ぎるといった問題もあり、これも断念された。[[サヒーリ・ライ/Saheeli Rai]]の- | + | *開発段階では「リバース・エンジニアリング/reverse engineer」と呼ばれる[[熱の陽炎/Heat Shimmer]]のアーティファクト版の能力が存在しており、カラデシュの主要なメカニズムのひとつになる予定であった。多くのカードが存在していたものの、デベロップ段階でメカニズムの数を減らすことが決まり、リバース・エンジニアリングのカードは削られた。[[霊気紛争]]に残すことも検討されたが、効果が複雑で悪用が簡単過ぎるといった問題もあり、これも断念された。[[サヒーリ・ライ/Saheeli Rai]]の-2[[忠誠度能力]]と[[歯車組立工/Cogwork Assembler]]は、リバース・エンジニアリングが存在していた名残である。 |
==参考== | ==参考== | ||
− | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0018247/ 霊気の道 その1](Making Magic [[2017年]]1月16日 [[Mark Rosewater]]著) | + | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0018247/ 霊気の道 その1]([[Making Magic]] [[2017年]]1月16日 [[Mark Rosewater]]著) |
*[[コピーカード]] | *[[コピーカード]] | ||
*[[カード個別評価:霊気紛争]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:霊気紛争]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ジャンプスタート2022]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[アンコモン]] |
2022年11月30日 (水) 03:29時点における最新版
起動型能力でアーティファクトのコピー・トークンを生成できるアーティファクト・クリーチャー。アーティファクト限定の熱の陽炎/Heat Shimmerを内蔵したクリーチャーと言える。
単純に大型のアーティファクト・クリーチャーをコピーしても良いが、やはり機械巨人などの強力なETB能力持ちをコピーしたい。しかし起動コストが7マナとかなり重いのが難点であり、構築では後述のようなコンボに用いる前提でなければ採用は厳しいか。一方で、リミテッドでは3マナ2/3と無色としては及第点以上のサイズを備えており、マナフラッドの受け口にもなるため有用。
似たような能力のサヒーリ・ライ/Saheeli Raiと比較すると、マナがかかる点、クリーチャーをコピーできない点で劣り、守護フェリダー/Felidar Guardianとのコンボも成立しない。こちらは、インスタント・タイミングで起動できる点、対戦相手がコントロールするアーティファクトもコピーできる点、マナさえあれば1ターンに何度も使える点で勝る。また組立作業員でもあるので自己組立機械/Self-Assemblerでサーチできるのも強みと言える。
- コピーを生み出す能力持ちということで、例のごとく無限コンボが可能。液鋼の塗膜/Liquimetal Coatingなどでアーティファクト化した巨大鯨/Great Whaleやパリンクロン/Palinchronを対象にすれば速攻持ちの無限トークンになる。
[編集] 開発秘話
- 開発段階では「リバース・エンジニアリング/reverse engineer」と呼ばれる熱の陽炎/Heat Shimmerのアーティファクト版の能力が存在しており、カラデシュの主要なメカニズムのひとつになる予定であった。多くのカードが存在していたものの、デベロップ段階でメカニズムの数を減らすことが決まり、リバース・エンジニアリングのカードは削られた。霊気紛争に残すことも検討されたが、効果が複雑で悪用が簡単過ぎるといった問題もあり、これも断念された。サヒーリ・ライ/Saheeli Raiの-2忠誠度能力と歯車組立工/Cogwork Assemblerは、リバース・エンジニアリングが存在していた名残である。