運命の大立者/Figure of Destiny
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− | [[マナ・コスト]]も[[起動コスト]]も[[赤]]と[[白]]の[[混成マナ・シンボル]]なので、[[キスキン (デッキ)|キスキンデッキ]] | + | [[マナ・コスト]]も[[起動コスト]]も[[赤]]と[[白]]の[[混成マナ・シンボル]]なので、[[キスキン (デッキ)|キスキンデッキ]]ではもちろん、[[赤単色デッキ]]などでも十分な運用が可能。そのため、[[スタンダード]]や[[エクステンデッド]]では赤や白の入った[[ビートダウンデッキ]]において広く使われた。 |
+ | *英語名から'''FoD'''と呼ばれることもある。 | ||
+ | *[[イーブンタイド]]の[[プレリリース・パーティ]]の参加賞として、これの[[プレリリース・カード]]が配布された。 | ||
+ | *このカードのデザイナーである[[Brian Tinsman]]は、後の[[Lv系カード]]も手掛けている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/leveling-2010-05-14 Leveling Up]([[Daily MTG]] 2010年5月14日)</ref>。 | ||
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*2つ目および3つ目の[[起動型能力]]は、その[[解決]]時に運命の大立者がその[[クリーチャー・タイプ]]であるかをチェックする。 | *2つ目および3つ目の[[起動型能力]]は、その[[解決]]時に運命の大立者がその[[クリーチャー・タイプ]]であるかをチェックする。 | ||
**順番に[[起動]]しなくても解決時にそのクリーチャー・タイプであればよい。そのため、[[ヴェリズ・ヴェルの刃/Blades of Velis Vel]]などを使えば一気に8/8にすることもできる。逆に、解決時に[[アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling]]などでそのクリーチャー・タイプでなくなればボーナスを得られない。 | **順番に[[起動]]しなくても解決時にそのクリーチャー・タイプであればよい。そのため、[[ヴェリズ・ヴェルの刃/Blades of Velis Vel]]などを使えば一気に8/8にすることもできる。逆に、解決時に[[アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling]]などでそのクリーチャー・タイプでなくなればボーナスを得られない。 | ||
**解決後にそのクリーチャー・タイプでなくなったとしても、既に得たボーナスはなくならない。「~である限り」という条件ではないことに注意。 | **解決後にそのクリーチャー・タイプでなくなったとしても、既に得たボーナスはなくならない。「~である限り」という条件ではないことに注意。 | ||
− | *一度8/8になった後でも、再び1つ目や2つ目の起動型能力を起動すれば、2/2や4/4に戻すことができる。[[誘惑蒔き/Sower of Temptation]]などで[[ | + | *一度8/8になった後でも、再び1つ目や2つ目の起動型能力を起動すれば、2/2や4/4に戻すことができる。[[誘惑蒔き/Sower of Temptation]]などで[[コントロール]]を奪われそうになった時には、有効な対応手段となる。 |
**なおその場合、飛行と先制攻撃は消えずに残る。 | **なおその場合、飛行と先制攻撃は消えずに残る。 | ||
*2マナ[[支払う|支払って]]2/2の状態で[[戦場に出す]]などといったことはできない。あくまで1/1クリーチャーを2/2や4/4に[[強化]]しているだけである。[[硫黄の精霊/Sulfur Elemental]]などが[[戦場]]に出ている場合は注意が必要。 | *2マナ[[支払う|支払って]]2/2の状態で[[戦場に出す]]などといったことはできない。あくまで1/1クリーチャーを2/2や4/4に[[強化]]しているだけである。[[硫黄の精霊/Sulfur Elemental]]などが[[戦場]]に出ている場合は注意が必要。 | ||
*[[鏡編み/Mirrorweave]]との挙動に注意。詳しくは[[コピー可能な値]]や[[種類別]]を参考に。 | *[[鏡編み/Mirrorweave]]との挙動に注意。詳しくは[[コピー可能な値]]や[[種類別]]を参考に。 | ||
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+ | *[[始まりの木の管理人/Warden of the First Tree]]([[運命再編]]) | ||
+ | *[[隆盛するスピリット/Ascendant Spirit]]([[カルドハイム]]) | ||
+ | *[[進化した潜伏工作員/Evolved Sleeper]]([[団結のドミナリア]]) | ||
+ | *[[高波エンジン/Surge Engine]]([[兄弟戦争]]) | ||
+ | *[[サウロンの破滅、フロド/Frodo, Sauron's Bane]]([[指輪物語:中つ国の伝承]]) | ||
+ | *[[第10管区の英雄/Tenth District Hero]]([[カルロフ邸殺人事件]]) | ||
+ | *[[次元の先駆者、ケラン/Kellan, Planar Trailblazer]]([[ファウンデーションズ]]) | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | <references /> | ||
+ | *[http://web.archive.org/web/20090223112004/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/kuroda/20080701sngl/index.html シングルカードストラテジー:《運命の大立者》(Internet Archive)] ([[タカラトミー]]) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/double-take-part-2-2022-06-27 A Double Take, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036143/ ダブルで入手 その2]([[Making Magic]] [[2022年]]6月27日 [[Mark Rosewater]]著) - デザイン過程 | ||
*[[カード名国語辞典#大立者|大立者(おおだてもの)]]([[カード名国語辞典]]) | *[[カード名国語辞典#大立者|大立者(おおだてもの)]]([[カード名国語辞典]]) | ||
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*[[Figure of Destiny Avatar]] ([[Magic Online Vanguard]]) | *[[Figure of Destiny Avatar]] ([[Magic Online Vanguard]]) | ||
+ | *[[クリーチャー・タイプを変更するカード]] | ||
*[[カード個別評価:イーブンタイド]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:イーブンタイド]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[レア]] | ||
*[[カード個別評価:Modern Masters]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:Modern Masters]] - [[レア]] | ||
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[[Category:俗称のあるカード|うんめいのおおたてもの]] | [[Category:俗称のあるカード|うんめいのおおたてもの]] |
2024年11月6日 (水) 18:49時点における最新版
Figure of Destiny / 運命の大立者 (赤/白)
クリーチャー — キスキン(Kithkin)
クリーチャー — キスキン(Kithkin)
(赤/白):運命の大立者は基本のパワーとタフネスが2/2であるキスキン(Kithkin)・スピリット(Spirit)になる。
(赤/白)(赤/白)(赤/白):運命の大立者がスピリットである場合、それは基本のパワーとタフネスが4/4であるキスキン・スピリット・戦士(Warrior)になる。
(赤/白)(赤/白)(赤/白)(赤/白)(赤/白)(赤/白):運命の大立者が戦士である場合、それは基本のパワーとタフネスが8/8であり飛行と先制攻撃を持つキスキン・スピリット・戦士・アバター(Avatar)になる。
強力なウィニーキスキン。最初は1マナ1/1と何の変哲も無いクリーチャーだが、マナを支払うごとに強くなる。
余分に1マナを払えば2ターン目でも2/2で殴ることができる。更に3マナ追加で4/4とゲーム終盤においても十分なP/T値となり、更に6マナ追加で8/8になって飛行と先制攻撃も付く。ここまで来ればフィニッシャーとしても十分活躍できる。
マナ・コストも起動コストも赤と白の混成マナ・シンボルなので、キスキンデッキではもちろん、赤単色デッキなどでも十分な運用が可能。そのため、スタンダードやエクステンデッドでは赤や白の入ったビートダウンデッキにおいて広く使われた。
- 英語名からFoDと呼ばれることもある。
- イーブンタイドのプレリリース・パーティの参加賞として、これのプレリリース・カードが配布された。
- このカードのデザイナーであるBrian Tinsmanは、後のLv系カードも手掛けている[1]。
[編集] ルール
- 2つ目および3つ目の起動型能力は、その解決時に運命の大立者がそのクリーチャー・タイプであるかをチェックする。
- 順番に起動しなくても解決時にそのクリーチャー・タイプであればよい。そのため、ヴェリズ・ヴェルの刃/Blades of Velis Velなどを使えば一気に8/8にすることもできる。逆に、解決時にアメーバの変わり身/Amoeboid Changelingなどでそのクリーチャー・タイプでなくなればボーナスを得られない。
- 解決後にそのクリーチャー・タイプでなくなったとしても、既に得たボーナスはなくならない。「~である限り」という条件ではないことに注意。
- 一度8/8になった後でも、再び1つ目や2つ目の起動型能力を起動すれば、2/2や4/4に戻すことができる。誘惑蒔き/Sower of Temptationなどでコントロールを奪われそうになった時には、有効な対応手段となる。
- なおその場合、飛行と先制攻撃は消えずに残る。
- 2マナ支払って2/2の状態で戦場に出すなどといったことはできない。あくまで1/1クリーチャーを2/2や4/4に強化しているだけである。硫黄の精霊/Sulfur Elementalなどが戦場に出ている場合は注意が必要。
- 鏡編み/Mirrorweaveとの挙動に注意。詳しくはコピー可能な値や種類別を参考に。
[編集] 関連カード
起動型能力で段階的に強化されていくクリーチャー・カード
- 始まりの木の管理人/Warden of the First Tree(運命再編)
- 隆盛するスピリット/Ascendant Spirit(カルドハイム)
- 進化した潜伏工作員/Evolved Sleeper(団結のドミナリア)
- 高波エンジン/Surge Engine(兄弟戦争)
- サウロンの破滅、フロド/Frodo, Sauron's Bane(指輪物語:中つ国の伝承)
- 第10管区の英雄/Tenth District Hero(カルロフ邸殺人事件)
- 次元の先駆者、ケラン/Kellan, Planar Trailblazer(ファウンデーションズ)
[編集] 参考
- ↑ Leveling Up(Daily MTG 2010年5月14日)