稲妻/Lightning Bolt

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[[Category:WHISPER最新オラクル未対応]]
[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]史上初の[[サイクル]]を成す[[カード]]の1つで、最高の[[火力]]との呼び声高いカード。
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''WHISPERのルール文章は最新の[[オラクル]]に未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「[[任意の対象|1つを対象とする]]」に読み替えてください。''
呪文が直接相手のライフを削るという、全てのカードゲームに於ける[[バーン]][[デッキ]]という概念を造った、カードゲーム史上でも重要なカードである。
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1[[マナ]]で3点[[ダメージ]]と非常に効率がよい。[[タフネス]]3の[[中堅クリーチャー]]までも[[インスタント・タイミング]][[除去]]可能であり、その上、[[プレイヤー]]本体にも撃ち込めるため、特殊な状況下でない限りまったく無駄にならない。使用制限・デメリットなしの1マナ火力としては破格の高性能。このカード以上の[[コスト・パフォーマンス]]を持った火力は、黎明期でさえも作られていないし、今後も作られることはないだろう。
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[[ブーンズ]]の1つで、最高の[[火力]]との呼び声高い[[カード]][[呪文]]が直接[[対戦相手|相手]][[ライフ]][[削る]]という、全ての[[トレーディングカードゲーム]]に於ける[[バーン]][[デッキ]]という概念を造った、カードゲーム史上でも重要なカードである。
  
後に多くの[[#亜種|亜種]]が作成されているが、その多くは性能が下方修正されている。そうしたバランス調整の結果生み出された[[ショック/Shock]]と[[火山の鎚/Volcanic Hammer]]([[第7版]][[第9版]])、[[火葬/Incinerate]]([[第5版]]、[[第10版]])は、昨今の火力の基幹となる後継カードである。特にショックは1マナ火力の基準線(ベースライン)・標準値(デフォルト)とみなされている。
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1[[マナ]]で3点[[ダメージ]]と非常に効率がよい上に、[[任意の対象]]に[[インスタント・タイミング]]で撃ち込めるため、特殊な状況下でない限りまったく[[腐る|無駄]]にならない。使用制限・[[ペナルティ能力|デメリット]]なしの1マナ火力としては破格の高性能。このカード以上の[[コスト・パフォーマンス]]を持った火力は、黎明期でさえも作られていないし、今後も作られることはないだろう。
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後に多くの[[#主な亜種|亜種]]が作成されているが、その多くは性能が下方修正されている。そうしたバランス調整の結果生み出された[[ショック/Shock]]と[[火山の鎚/Volcanic Hammer]]([[第7版]][[第9版]])、[[火葬/Incinerate]]([[第5版]]、[[第10版]])、[[灼熱の槍/Searing Spear]]([[基本セット2013]])は、昨今の火力の基幹となる後継カードである。特にショックは1マナ火力の基準線(ベースライン)・標準値(デフォルト)とみなされている。
  
 
==利用==
 
==利用==
高いダメージ効率と使い勝手の良さから、赤[[単色デッキ|単色]]から[[タッチ]]した[[デッキ]]まで、多種多様なデッキで活躍する。[[エターナル]]においてですら黎明期から現在まで[[バーン]]デッキの中核を担っていることからも、歴代最高の火力と言われる[[カードパワー]]が伺える。
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高いダメージ効率と使い勝手の良さから、[[赤単色デッキ|赤単色]]から[[タッチ]]した[[デッキ]]まで、多種多様なデッキで活躍する。[[エターナル]]においてですら黎明期から現在まで[[バーン]]デッキの中核を担っていることからも、歴代最高の火力と言われる[[カードパワー]]がうかがえる。
 
*[[第4版]]以前の頃は、いわゆる[[4枚制限ルール]]に従ってデッキを構築するのは[[トーナメント]]だけという[[カジュアルプレイ|カジュアル]]志向のプレイヤーが多かったため、[[山/Mountain]]と稲妻だけのデッキというのもあった。
 
*[[第4版]]以前の頃は、いわゆる[[4枚制限ルール]]に従ってデッキを構築するのは[[トーナメント]]だけという[[カジュアルプレイ|カジュアル]]志向のプレイヤーが多かったため、[[山/Mountain]]と稲妻だけのデッキというのもあった。
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対[[クリーチャー]]除去としての性能の高さも利点。[[プレインズウォーカー]]や[[バトル]]の登場以後はそれらに対する除去としても機能するようになった。[[ビートダウンデッキ|ビートダウン]]/[[コントロールデッキ|コントロール]]といった[[デッキタイプ]]に左右されることなく一定の睨みを利かせられることは非常に大きな意味を持つ。
  
 
==基本セット収録とカードパワー==
 
==基本セット収録とカードパワー==
稲妻は[[アルファ]]から[[第4版]]まで[[基本セット]]の常連であった。しかし、[[第5版]]では「[[カードパワー]]の割に低コスト」という理由で収録されず、代わりに[[火葬/Incinerate]]が収録された(Taming the Flames([[Duelist]]誌17号の記事))。
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稲妻は[[リミテッド・エディション]]から[[第4版]]まで[[基本セット]]の常連であった。しかし、[[第5版]]では「[[カードパワー]]の割に低コスト」という理由で収録されず、代わりに[[火葬/Incinerate]]が収録された(Taming the Flames([[Duelist]]誌17号の記事))。
  
 
そうして何年も経った[[基本セット2010]]で復帰することになる。これは基本セット2010の目玉として公式記事やファンサイトなどで度々取り上げられた。新規の[[フレイバー・テキスト]]も、久々の再録に相応しいものが用意された。
 
そうして何年も経った[[基本セット2010]]で復帰することになる。これは基本セット2010の目玉として公式記事やファンサイトなどで度々取り上げられた。新規の[[フレイバー・テキスト]]も、久々の再録に相応しいものが用意された。
 
{{フレイバーテキスト|火花魔道士は叫び、彼が若かった頃の嵐の怒りを呼び起こそうとした。 驚いたことに、空はもう再び見られないと思った恐るべき力で応えた。}}
 
{{フレイバーテキスト|火花魔道士は叫び、彼が若かった頃の嵐の怒りを呼び起こそうとした。 驚いたことに、空はもう再び見られないと思った恐るべき力で応えた。}}
再録について[[Mark Rosewater|マーク・ローズウォーター]][http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/46 Drop and Give Me 2010](邦訳:[http://archive.mtg-jp.com/reading/translated/000433/ さあ2010だ])で2つの理由を挙げて説明している。第一の理由は、クリーチャーのカードパワーが向上したことで、相対的に稲妻のカードパワーが下がったためとされる。
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再録について[[Mark Rosewater]]は2つの理由を挙げて説明している<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/drop-and-give-me-2010-2009-07-06 Drop and Give Me 2010]/[https://web.archive.org/web/20120111133754/http://archive.mtg-jp.com/reading/translated/000433/ さあ2010だ(Web Archive)]([[Making Magic]] 2009年7月6日)</ref>。
  
そして、より重要な第二の理由とは、基本セット2010においても依然として1マナ火力の基準線は[[ショック/Shock]]であるものの、ゲーム上、稲妻が存在しても許容範囲内に収まると判断されたこと。つまり、[[R&D]]によってゲームが慎重にコントロールされるならば、稲妻のようなパワーカードの存在も許されるという方針が理由である。これは将来的に基本セットの常連として稲妻が返り咲いたわけではなく、あくまで制限付の一時的な復帰とされる(ローズウォーターは稲妻とは別のパワーカードの将来的な基本セット再録の可能性すら示唆している)。
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第一の理由は、クリーチャーのカードパワーが向上したことで、相対的に稲妻のカードパワーが下がったため。そして、より重要な第二の理由とは、基本セット2010においても依然として1マナ火力の基準線は[[ショック/Shock]]であるものの、ゲーム上、稲妻が存在しても許容範囲内に収まると判断されたためである。
  
その後、[[基本セット2011]]でも再録。<br>
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つまり、[[R&D]]によってゲームバランスが適正に調整できるならば、稲妻のような[[パワーカード]]の存在も許されるという方針が理由である。これは将来的に基本セットの常連として稲妻が返り咲いたわけではなく、あくまで制限付の一時的な復帰とされる。ローズウォーターは稲妻とは別のパワーカードが再録される可能性も示唆しており、事実[[基本セット2011]]以降もかつて活躍した優秀な[[クリーチャー]]や[[呪文]]が頻繁に再録されている。
[[基本セット2012]]では残念ながら再録されなかった。
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その後、[[基本セット2011]]でも続けて再録されたが、[[基本セット2012]]ではショックと火葬と入れ替わりで再録されなかった。
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基本セット以外でも再録されている。[[モダンマスターズ2015]]に再録された際には[[コモン]]から[[アンコモン]]に変更された。また、[[Secret Lair Drop Series/2022年#Secret Lair x Street Fighter|Secret Lair Drop Series: Secret Lair x Street Fighter]]では'''Hadoken'''という[[別名]]で登場した([https://scryfall.com/card/sld/675/lightning-bolt イラスト])。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
 
===サイクル===
 
===サイクル===
{{Template:サイクル/5ブーンカード}}
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{{Template:サイクル/ブーンズ}}
  
===下位互換===
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===主な亜種===
1マナ3点のものも含め、いくつかの下位互換が存在する。
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[[火力]]の元祖であるため、後の[[X火力]]以外のすべての火力が亜種にあたるという見方もあるが、特に近い亜種としては以下の例がある。それらのほぼすべてが[[下位互換]]である点からも、このカードの強力さがよくわかる。特に記述がない限り、[[任意の対象]]への1マナ3点。'''太字'''はインスタント、通常の字体はソーサリー。
*[[欠片の飛来/Shard Volley]] - [[追加コスト]]として土地を[[生け贄に捧げる]]必要がある。
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*[[Chain Lightning]] - [[ソーサリー]]。通常は[[対戦相手]][[コピー]]の選択権がある。
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*コストの調整版
*[[炎の斉射/Blazing Salvo]] - 対象は[[クリーチャー]]のみ。[[懲罰者カード]]
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**[[火山の鎚/Volcanic Hammer]] - ([[不特定マナ|1]])増えた2マナ。([[ポータル]])
*[[溶岩の撃ち込み/Lava Spike]] - 対象は[[プレイヤー]]のみ。ソーサリー・[[秘儀]]
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**'''[[欠片の飛来/Shard Volley]]''' - [[追加コスト]]として土地を[[生け贄に捧げる]]必要がある。([[モーニングタイド]])
*[[掃射/Strafe]] - ソーサリー。対象は赤以外のクリーチャーのみ。
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**'''[[灼熱の槍/Searing Spear]]''' - (1)増えた2マナ。([[基本セット2013]])
*[[ショック/Shock]] - 1マナ2点。
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***'''[[稲妻の一撃/Lightning Strike]]''' - 灼熱の槍の同型再版。([[テーロス]]
*[[焦熱の槍/Scorching Spear]] - ソーサリー。1マナ1点。
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**'''[[巻き添え被害/Collateral Damage]]''' - 追加コストとしてクリーチャーを生け贄に捧げる必要がある。([[運命再編]])
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**'''[[発射/Open Fire]]''' - (2)増えた3マナ。([[破滅の刻]])
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**[[正確な稲妻/Precision Bolt]] - (2)増えた3マナ。([[ラヴニカのギルド]])
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*使用条件の調整版
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**[[稲妻の連鎖/Chain Lightning]] - [[コピー]]を作る[[能力]]つき。([[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]])
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**'''[[癇しゃく/Fiery Temper]]''' - [[マッドネス]]でのみ1マナ。通常は3マナ。([[トーメント]])
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**[[裂け目の稲妻/Rift Bolt]] - [[待機]]でのみ1マナ。通常は3マナ。([[時のらせん]])
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**'''[[魔術師の稲妻/Wizard's Lightning]]''' - [[ウィザード]]をコントロールしている時のみ1マナ。通常は3マナ。([[ドミナリア]])
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**[[批判家刺殺/Skewer the Critics]] - [[絢爛]]でのみ1マナ。通常は3マナ。([[ラヴニカの献身]])
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**'''[[月の憤怒獣の切りつけ/Moonrager's Slash]]''' - [[夜]]なら1マナ。通常は3マナ。([[イニストラード:真夜中の狩り]])
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**'''[[幽霊火斬り/Ghostfire Slice]]''' - [[欠色]]4点。対戦相手が[[多色]]の[[パーマネント]]をコントロールしている時のみ1マナ。通常は3マナ。([[モダンホライゾン3]])
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*対象の調整版
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**[[掃射/Strafe]] - 対象は赤以外のクリーチャーのみ。([[プレーンシフト]])
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**'''[[炎の斉射/Blazing Salvo]]''' - 対象は[[クリーチャー]]のみ。[[懲罰者カード]]。([[オデッセイ]])
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**[[溶岩の撃ち込み/Lava Spike]] - [[秘儀]]。対象は[[プレイヤー]][[プレインズウォーカー]]のみ。([[神河物語]])
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**[[絞殺/Strangle]] - 対象はクリーチャーかプレインズウォーカーのみ。([[ニューカペナの街角]])
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**'''[[電気放出/Galvanic Discharge]]''' - 対象はクリーチャーかプレインズウォーカーのみ。[[エネルギー・カウンター]]を支払う量によっては4点以上にもできる。(モダンホライゾン3)
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*威力の調整版
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**'''[[ショック/Shock]]''' - 1マナ2点。([[ストロングホールド]])
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**[[焦熱の槍/Scorching Spear]] - 1マナ1点。([[ポータル]])
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他の例は[[火力]]、もしくは[[ショック/Shock]]などのページを参照。
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===このカードを[[創出]]できるカード===
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いずれも[[MTGアリーナ]]専用。
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*[[トラルフの信奉者/Toralf's Disciple]]([[アルケミー:イニストラード]])
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*[[サーイの力術師/Thayan Evokers]]([[アルケミーホライゾン:バルダーズ・ゲート]])
  
 
==その他==
 
==その他==
 
*初期の[[ジャッジ褒賞]]カードとして[[プレミアム・カード|Foil版]]が作成されている。この頃は[[DCI]]マークが入っていないなど、過渡期を思わせるデザインである。
 
*初期の[[ジャッジ褒賞]]カードとして[[プレミアム・カード|Foil版]]が作成されている。この頃は[[DCI]]マークが入っていないなど、過渡期を思わせるデザインである。
**この[[プロモーション・カード]]、[[文章欄]]など一切の文字が印刷されていないテストプリントカードが、[[ウルザズ・デスティニー]]の日本語版の[[ブースターパック]]に誤って混入されていたといういわくがある。他にも、[[セラのアバター/Serra Avatar]]や、[[天才のひらめき/Stroke of Genius]]等にも、同様のカードが発見されている。いずれも[[サマーマジック]]の[[レア]]カードに匹敵するか、それ以上の高値で取引されていたことがある。
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**この[[プロモーション・カード]]、[[文章欄]]など一切の文字が印刷されていないテストプリントカードが、[[ウルザズ・デスティニー]]の日本語版の[[ブースターパック]]に誤って混入されていたといういわくがある。他にも、[[セラのアバター/Serra Avatar]]や、[[天才のひらめき/Stroke of Genius]]等にも、同様のカードが発見されている。いずれも[[サマーマジック]]の[[レア]]カードに匹敵するか、それ以上の高値で取引されていたことがある<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-day-may-2006-2006-05-01 Card of the Day - Friday, May 19, 2006]([[Daily MTG]] 2006年5月)</ref><ref>[http://abomination.jp/empire/Misc/CotD/CD200605.shtml Abominable Empire - FADED NOTES](個人サイト「Abominable Empire」 上の記事の邦訳)</ref><ref>[http://www.nextftp.com/nano/others/textlesstest.html きみょうな宝物庫 - テキストレス・テスト](個人サイト「House of Horror きみょうな宝物庫」) - 画像等の解説</ref>。
***参考:[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/cotd/0506 Card of the Day - Friday, May 19, 2006]
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*初期のマジックにおいてクリーチャー評価(主に酷評)の基準に使われていた。どんなに性能が高いクリーチャーでも、それがタフネス3以下であれば、曰く「しょせん稲妻一発で落とされる」というように。
***上記の日本語訳:[http://abomination.jp/empire/Misc/CotD/CD200605.shtml Abominable Empire - FADED NOTES]
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***画像等の解説:[http://www.nextftp.com/nano/others/textlesstest.html きみょうな宝物庫 - テキストレス・テスト]
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*初期のマジックにおいてクリーチャー評価(主に酷評)の基準に使われていた。どんなに性能が高いクリーチャーでも、それがタフネス3以下であれば、曰く「所詮稲妻一発で落とされる」というように。
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**また、「タフネスが低いが高性能のクリーチャー」を表す用語「[[ボルトベイト]]」の語源でもある。
 
**また、「タフネスが低いが高性能のクリーチャー」を表す用語「[[ボルトベイト]]」の語源でもある。
 
**基本セット2010以降の環境でも同様に、タフネス4以上が「稲妻で焼けない」を根拠に一つのステータスとされる。
 
**基本セット2010以降の環境でも同様に、タフネス4以上が「稲妻で焼けない」を根拠に一つのステータスとされる。
 
*これと[[火炎破/Fireblast]]のおかげで、「赤相手でライフ一桁は秒読み段階」などとすら言われたこともあった。
 
*これと[[火炎破/Fireblast]]のおかげで、「赤相手でライフ一桁は秒読み段階」などとすら言われたこともあった。
*[[カード名]]をかな表記する場合は「いなづま」ではなく「いなずま」が正しい。
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*基本セット2010での再録により[[モダン]]でも使用できるようになり、需要の増大を招いている。[[怨恨/Rancor]]ほどではないが、こちらも高額コモンの代表格になりつつある。
**これはマジックの話で、現代日本語では音韻主義に従って「いなずま」が本則とされているものの、語源を考えて「いなづま」と書いてもかまわない。ただし、多くの日本語入力システムで「いなづま」から「稲妻」への漢字変換ができないことが象徴しているように、近年はあまり使われない表記である。
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*[[カード名]]をかな表記する場合は、[[基本セット2010]]以降の日本語版を見ればわかるように、「いなづま」ではなく「いなずま」が正しい。
*雷は嵐や夕立の際に発生するイメージが強く赤のイメージに合わないようで一見不思議だが、火山が噴火する際にも発生することがあるので問題はない。
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**現代日本語では「いなずま」でも「いなづま」でもかまわないが、基本的には音韻主義で「いなずま」が正しいとされる。実際、PCや携帯電話などの日本語入力システムで「いなづま」と入れても「稲妻」への漢字変換ができないものも多い。
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*「雷」というと、空や風雨を操る[[青]]や、自然現象そのものを操る[[緑]]の領域に近くも思えるが、災害・火災(雷が原因の山火事は多い)・直接的暴力のイメージから[[赤]]に割り振られたのであろう。火山が噴火する際にも発生することがあるため問題はない。
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*[[ショックランド]]にちなんで、3点のライフを[[支払う]]ことで[[アンタップイン]]する土地を「ボルトランド/bolt land(s)」と呼ぶことがある(→[[スペルランド#ボルトランド]])。
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==脚注==
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==参考==
 
==参考==
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*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:第4版]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:第4版]] - [[コモン]]
*[[カード個別評価:リバイズド]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:リバイズド・エディション]] - [[コモン]]
*[[カード個別評価:アンリミテッド]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:Jumpstart]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:マスターズ25th]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:モダンマスターズ2015]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:ミスティカルアーカイブ]] - [[レア]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2024年#Secret Lair x Marvel's Storm|Secret Lair Drop Series: Secret Lair x Marvel's Storm]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2024年#Pixel Perfect Extra Life 2024|Secret Lair Drop Series: Pixel Perfect Extra Life 2024]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2024年#Secret Lair x Fallout®: S.P.E.C.I.A.L.|Secret Lair Drop Series: Secret Lair x Fallout®: S.P.E.C.I.A.L.]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2022年#Secret Lair x Street Fighter|Secret Lair Drop Series: Secret Lair x Street Fighter]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2020年#Mountain, Go|Secret Lair Drop Series: Mountain, Go]]
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2024年10月19日 (土) 14:28時点における最新版


Lightning Bolt / 稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。


WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。

ブーンズの1つで、最高の火力との呼び声高いカード呪文が直接相手ライフ削るという、全てのトレーディングカードゲームに於けるバーンデッキという概念を造った、カードゲーム史上でも重要なカードである。

1マナで3点ダメージと非常に効率がよい上に、任意の対象インスタント・タイミングで撃ち込めるため、特殊な状況下でない限りまったく無駄にならない。使用制限・デメリットなしの1マナ火力としては破格の高性能。このカード以上のコスト・パフォーマンスを持った火力は、黎明期でさえも作られていないし、今後も作られることはないだろう。

後に多くの亜種が作成されているが、その多くは性能が下方修正されている。そうしたバランス調整の結果生み出されたショック/Shock火山の鎚/Volcanic Hammer第7版第9版)、火葬/Incinerate第5版第10版)、灼熱の槍/Searing Spear基本セット2013)は、昨今の火力の基幹となる後継カードである。特にショックは1マナ火力の基準線(ベースライン)・標準値(デフォルト)とみなされている。

[編集] 利用

高いダメージ効率と使い勝手の良さから、赤単色からタッチしたデッキまで、多種多様なデッキで活躍する。エターナルにおいてですら黎明期から現在までバーンデッキの中核を担っていることからも、歴代最高の火力と言われるカードパワーがうかがえる。

クリーチャー除去としての性能の高さも利点。プレインズウォーカーバトルの登場以後はそれらに対する除去としても機能するようになった。ビートダウン/コントロールといったデッキタイプに左右されることなく一定の睨みを利かせられることは非常に大きな意味を持つ。

[編集] 基本セット収録とカードパワー

稲妻はリミテッド・エディションから第4版まで基本セットの常連であった。しかし、第5版では「カードパワーの割に低コスト」という理由で収録されず、代わりに火葬/Incinerateが収録された(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。

そうして何年も経った基本セット2010で復帰することになる。これは基本セット2010の目玉として公式記事やファンサイトなどで度々取り上げられた。新規のフレイバー・テキストも、久々の再録に相応しいものが用意された。

火花魔道士は叫び、彼が若かった頃の嵐の怒りを呼び起こそうとした。 驚いたことに、空はもう再び見られないと思った恐るべき力で応えた。

再録についてMark Rosewaterは2つの理由を挙げて説明している[1]

第一の理由は、クリーチャーのカードパワーが向上したことで、相対的に稲妻のカードパワーが下がったため。そして、より重要な第二の理由とは、基本セット2010においても依然として1マナ火力の基準線はショック/Shockであるものの、ゲーム上、稲妻が存在しても許容範囲内に収まると判断されたためである。

つまり、R&Dによってゲームバランスが適正に調整できるならば、稲妻のようなパワーカードの存在も許されるという方針が理由である。これは将来的に基本セットの常連として稲妻が返り咲いたわけではなく、あくまで制限付の一時的な復帰とされる。ローズウォーターは稲妻とは別のパワーカードが再録される可能性も示唆しており、事実基本セット2011以降もかつて活躍した優秀なクリーチャー呪文が頻繁に再録されている。

その後、基本セット2011でも続けて再録されたが、基本セット2012ではショックと火葬と入れ替わりで再録されなかった。

基本セット以外でも再録されている。モダンマスターズ2015に再録された際にはコモンからアンコモンに変更された。また、Secret Lair Drop Series: Secret Lair x Street FighterではHadokenという別名で登場した(イラスト)。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

ブーンズマジック黎明期の基本セットに収録されたサイクルであり、すべて1マナで3つ分の何かを発生させる。

それぞれ各の特徴をよく表しているが、そのカードパワーには大きなばらつきがある。

[編集] 主な亜種

火力の元祖であるため、後のX火力以外のすべての火力が亜種にあたるという見方もあるが、特に近い亜種としては以下の例がある。それらのほぼすべてが下位互換である点からも、このカードの強力さがよくわかる。特に記述がない限り、任意の対象への1マナ3点。太字はインスタント、通常の字体はソーサリー。

他の例は火力、もしくはショック/Shockなどのページを参照。

[編集] このカードを創出できるカード

いずれもMTGアリーナ専用。

[編集] その他

  • 初期のジャッジ褒賞カードとしてFoil版が作成されている。この頃はDCIマークが入っていないなど、過渡期を思わせるデザインである。
  • 初期のマジックにおいてクリーチャー評価(主に酷評)の基準に使われていた。どんなに性能が高いクリーチャーでも、それがタフネス3以下であれば、曰く「しょせん稲妻一発で落とされる」というように。
    • また、「タフネスが低いが高性能のクリーチャー」を表す用語「ボルトベイト」の語源でもある。
    • 基本セット2010以降の環境でも同様に、タフネス4以上が「稲妻で焼けない」を根拠に一つのステータスとされる。
  • これと火炎破/Fireblastのおかげで、「赤相手でライフ一桁は秒読み段階」などとすら言われたこともあった。
  • 基本セット2010での再録によりモダンでも使用できるようになり、需要の増大を招いている。怨恨/Rancorほどではないが、こちらも高額コモンの代表格になりつつある。
  • カード名をかな表記する場合は、基本セット2010以降の日本語版を見ればわかるように、「いなづま」ではなく「いなずま」が正しい。
    • 現代日本語では「いなずま」でも「いなづま」でもかまわないが、基本的には音韻主義で「いなずま」が正しいとされる。実際、PCや携帯電話などの日本語入力システムで「いなづま」と入れても「稲妻」への漢字変換ができないものも多い。
  • 「雷」というと、空や風雨を操るや、自然現象そのものを操るの領域に近くも思えるが、災害・火災(雷が原因の山火事は多い)・直接的暴力のイメージからに割り振られたのであろう。火山が噴火する際にも発生することがあるため問題はない。
  • ショックランドにちなんで、3点のライフを支払うことでアンタップインする土地を「ボルトランド/bolt land(s)」と呼ぶことがある(→スペルランド#ボルトランド)。

[編集] 脚注

  1. Drop and Give Me 2010/さあ2010だ(Web Archive)(Making Magic 2009年7月6日)
  2. Card of the Day - Friday, May 19, 2006(Daily MTG 2006年5月)
  3. Abominable Empire - FADED NOTES(個人サイト「Abominable Empire」 上の記事の邦訳)
  4. きみょうな宝物庫 - テキストレス・テスト(個人サイト「House of Horror きみょうな宝物庫」) - 画像等の解説

[編集] 参考

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